【あ劇場©】へようこそ。
本日,2021年05月06日の晩婚パパの育児日記の主な演目は【赤ペン先生の理科の返却内容】について。
本日,あおば(ウチの子供)が提出していた,進研ゼミ《考える力・プラス講座》赤ペン先生の課題が返ってきました。
今回は,定番の算数と国語の組み合わせではなく,《理科と社会》の問題であったことがポイント。
中でも,理科の問題に対する赤ペン先生の添削内容に文系父の僕は「なるほど!」と感心させられました。
【感心ポイント】理科の実験結果が赤ペン先生と違っても100点!
今回,とても感心させられたポイントはズバリ!
クラフトを使って取り組んだ実験に関する問題についてでした。
より具体的には,クラフト(紙細工)を使って作ったモビールを用いて,モービルを吊るす支点を変化させて,そのバランスの変わり具合を確かめる実験です。
その実験結果が,あおばが選択した実験結果と,赤ペン先生の実験結果が異なっていたのです。
ここでいう赤ペン先生の実験結果というのは,ごく一般的な方法で実験キットを組み立てて,想定通りの手順で普通に実験をした場合に導き出される標準的な結果のはず。
ですので,その結果と違う結果が出てしまったのであれば,どこかのプロセスで “何かしらの不備” があった・生じていた,ということになるのだと思います。
ですが,その点はより高学年となってから考える視点なのでしょう。
理科という教科そのものに「初めて」取り組みだす小学3年生に対しては,そこでの厳密性は “まだ求めていない” ということなのだと思います。
であるからこそ,赤ペン先生の実験結果と異なる実験結果となったとしても,今回はそれで “間違い” とはなっていないのです。
その証拠に,違う実験結果を選んでいても,ちゃんと「丸」がついている のです。
具体的には, こちらの画像のように!
このように,赤ペン先生の実験結果と異なる実験結果を選んだのにも関わらず,丸がつけられていました。
本来は,「こうなるはずだよ!」ということを・模範(?)を示したうえで,あおばが行った実験結果にも「丸」がつけられているのでした。
その赤ペン先生の添削内容をみて,僕は「へぇ~」と感心をさせられました。
文系出身の僕の感覚からすると,「バツ」を点けられても全く不思議ではないように思えるのに,「丸」がつけられていて,結果として「100点!」となっていたので。
理系出身者の感覚では実験結果は異なっていて当たり前?
その赤ペン先生の添削内容をみて,僕が「へぇ~」と感心をしていると,元理系女子のウチのママは,次のように言ったのでした。
と,モノスゴ~くクールな感じで(苦笑)。
「いや,確かにそうかも知れないけど,そんな複雑な実験ではないのだけど・・」
その言葉が喉元まで出かかってはいたのですけど,とりあえずは押さえました(笑)。
でも確かに,実験にはそうした面があるのだと。
だからこそ,実験は厳密に行わないといけないわけで,その点を実際の実験現場で体験してきている理系出身者の目線でいえば,「違うことなんて,しょっちゅうあること」となるのかもしれないです。
ということで,“理科実験” という課題であったからこそ,今回の添削内容であった面も「ある」のだと思いました。
でも‥ “保護者向けの評価欄” をよくみると,単に “理科実験” だから丸としたというわけでは「ない」ことが分かりました。
進研ゼミ《考える力・プラス講座》の重点は『考える』コト!それ故の100点?!
今回の課題に限らずですが,進研ゼミ《考える力・プラス講座》で重要視しているのは,結果そのものではなく,『考える』というプロセス自体。
この点は何も子供の学習面の話しだけでなく,広く世の中・社会全体の中で「今」そして今後ずっと求め続けられていくポイント。
単純なモデル解があった右肩上がりの時代が終わり(とうの昔に),社会が高度に複雑化され決まりきった正解というものが最早無くなった現在,そして今後,AI・人工知能がこれまで人間が担ってきた多くの仕事を代替するようになるそう遠くない未来,人間に求められるスキルは,創造力・想像力となってくる。
そのことは明確な事実だからこそ,昨年2020年から施行された新学習指導要領では,暗記力が重視されていた従来の学習とは異なり,『考える』ということ&そのプロセスこそが重視されるように変わった。
進研ゼミの《考える力・プラス講座》は,正しくその点に照準を当てている学習講座であると感じます。
今回,その点が如実に表れていたのが,先にふれた “保護者向けの評価欄” 。
具体的には, こちらの画像の内容になります。
そうなのです。
当該欄の《データを集め把握する》という問題解決力の項目。
具体的には,「支点と傾きに注意して実験し,傾きの違いを把握することができる。」という項目だけが,二重丸ではなく一重丸なのでした。
要するに,「実験に対する注意力は十分ではあったが,十二分までとは言えなかった」ということですね(苦笑)。
それでも,十分ではあったし,考えるプロセスそのものは正しかったので,点数としては『100点!』となった,ということなのだと。
点数主義ではなく,プロセス重視主義。
これ観点こそが,これからの子供たちに求められるもの。
「さすがだな」と。
進研ゼミの神髄は子供のやる気を伸ばすこと!?
そして同時にいつも感じるのは,次のこと。
進研ゼミが最も大事にしているのは『子供のやる気を伸ばすこと』。
その点は特に,メインの学習教材である《チャレンジタッチ》に対して感じることが多いですが,それに限らず《考える力・プラス講座》を含むあらゆる教材・講座から感じられる共通ポイント。
今回の理科の赤ペン先生の添削結果とその点数『100点!』には,そうした進研ゼミさんの姿勢が明確に表れていたと感じたのでした。
もちろん!『100点!』の結果を受け,当のあおばは満足気でした。
理科実験も,そして裏面の社会の課題も,頑張って両方とも100点!。
あおばのやる気は,ますます伸びちゃうね~(笑)。