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本日,2021年05月07日の晩婚パパの育児日記の主な演目は【子供の心理面での変化・成長】について。
あおば(ウチの子供)は,つい最近まで「おばけとか幽霊とか大好き」的なことを言っていました。
ところが‥ ここ2週間ぐらいでしょうか?急に様子が変わり始めてきて,夕食時などにはなにやら,ママにご飯のおかわりなどでお願いごとをしている様子があります。
どうやら,夕食中には電気を落としている台所の奥に行くのが気が進まないよう。
少し前まではへっちゃらだったのに「おやぁ?」と感じていたところ,本日,気持ちに大きな変化が表れてきていることを確信する出来事がありました。
予兆は心霊・怪奇現象的な本を読んだこと?
一般的に,小学校3年生ぐらいの年齢である8歳~9歳の年齢は,子供が本当の意味で「死」を初めて意識し始める年齢であると云われています。
そのことは以前から知識・情報としては知っていましたが,我が家の場合はあおばが一人目の子であり一人っ子であるため,実際の子供の様子にふれた経験はこれまでありませんでした。
実経験としては,自分自身がそのぐらいの年齢だった時にたしかに初めて,「自分もいつかは死ぬんだ」と意識をし “死に対する恐怖感” というものを抱き始めたような記憶がおぼろげにあるぐらいです。
そのようなこともあり,この「死」というモノに対する意識は,ある年齢に達する頃に誰にでも自然と芽生えてくるモノで「ある」 という一般論(学説)には,正直ピンとこない面を感じていました。
ところがところが‥ ここ2~3週間ぐらいの間で,あおばの心理面に確かな変化が見て取れるようになってきました。
その1つのキッカケは,この3~4週間ぐらいの間に図書館から借りてきた心霊・怪奇現象的なシリーズ本にあったようです。
「随分と不気味な表紙の本を借りているなぁ‥」とは感じていました。
それ以前にもかなり昔から,妖怪・お化けとか悪魔とかに関する本もちょくちょく借りてはいたので,その延長線上のようにも思えなくもなかったのですが,よりリアルな雰囲気が漂っていたので少し心配をしていたのでした。
そういえば,僕も小学校中学年から高学年の頃にはその手の雑誌の『ムー』とか読んでいましたね。
気になった本の表紙の雰囲気は,あの感じに近いモノがありました(苦笑)。
それ以前の絵本・図鑑的なテイストの本たちとは一線を画するモノが。
まだ小学校
3年生になったばかりだけど「大丈夫なのかなぁ?」と感じていた不安は,残念ながら当たってしまったようでした。
ママに話しを聞いてみるとやはり,
とのことでした。
そして,丁度その本を読んだ後ぐらいから,あおばが暗がりを怖がる様子が見られ始めたのでした。
子供が幽霊的なモノを怖いと感じることを明確に示した出来事
そんな変化がみられるようになったあおばですが,今回のことに限らず,ママには割と素直に自分の気持ちをみせるものの,僕に対しては隠そうとする面がよく見受けられます。
思えば,自分自身も父親に対しては,同じように接していた面があったような。
やはり,母親に対する接し方と父親に対する接し方は,“違って当然” なのだと思います。
そのような感じであおばは,僕の前では意識的に,(幽霊的なモノの存在を予感させる)暗がりを怖がる素振りをみせることは,これまで殆どありませんでした。
プラス,ついこの間までは(=約1ヵ月前以前は)実際に,暗がりを怖がることはありませんでした。
そして,それどころかむしろ,暗がりを “面白がっている” 様子も,決して珍しいことではなかったのです。
「なんか,いつもとちょっと違った雰囲気で面白いなぁ~」というような感じで。
その当時の感覚というのは,正しく《怖いもの知らず》という感じだったのでしょう。きっと。
それが急に,暗がりに足を踏み入れるのを躊躇するようになったのです。
そして,本日は遂に(?),僕に対してもその気持ちを隠さずにみせたのでした。
それはもう21時近くのことでした。
あおばは,夜寝る前に布団の中で読書をするのが日課となっています。
それで寝室へ行く前にふと「そうだぁ!今日は朝小(=朝日小学生新聞)をまだ読んでいなかったから,読もう!」と,ちょっと勘違いをしたのだと思います。
プラスもう1つ勘違いをしていて,今日はまで玄関の郵便受けから朝小を取ってきていないと,思ったのがキッカケでした。
実際には朝のうちにちゃんと取ってきていて&読んでもいて,その時はソファの上に置いてあったのですが(笑)。
それで,あおばは玄関ホールの電灯のスイッチをオンにしてドアのノブに手を掛けたのですが‥ そこで僕に一言声を掛けてきたのでした。
と。
明かりもついていますし,玄関ホールから玄関の郵便受けまでの間なんてホンの3~4歩(あおばの歩幅にしても)なのですが,それでも躊躇いを感じていたのでした。
僕が,
と言うと,
と,ちょっとバツ悪そうにしていました(笑)。
それにしても,つい1ヵ月前までの《怖いもの知らず》の状態を想うと,今晩のあおばの様子の変わりようには驚きを禁じ得ないものがありました。
「こんな短期間に,こんなに変わるのだなぁ」と。
死や死後の世界に対して子供が「怖れ」を感じ始めたのは成長の証
あおばが,死や死後の世界に存在しているかもしれないモノに対する「怖れ」を感じ始めた。
そのことは,心理面での変化・成長の証であると思います。
当記事の冒頭で次のように書きました。
一般的に,小学校3年生ぐらいの年齢である8歳~9歳の年齢は,子供が本当の意味で「死」を初めて意識し始める年齢であると云われています。
と。
そのことと,ここ最近のあおばの心的な変化は,見事に一致しています。
やはり,子供は皆,同じような発達の段階を経て一歩一歩着実にシッカリと成長していくのです,ね。
そのような変化があった1つのキッカケとして,先に心霊・怪奇現象的なシリーズ本を読んだことを取り上げました。
その点を単に子供の様子からすれば,《怖いもの知らず》から《怖いものを知るようになった・・》というのは,一見弱くなったように感じられてしまうかもしれません。
ですが,それは真逆なのでしょう。
心が成長しているからこそ,「怖さ」というモノをシッカリ “感じられるようになった” ということなのだと。
そして,心霊・怪奇現象的な本を読んだことは,やはりあくまでも1つのキッカケであって,他にも様々なことが今回の心の成長と関わっているのだと感じます。
特に,ここ1ヵ月の間,当育児日記記事で度々ふれている《小学校3年生になってからの自覚の表れ》にみられる心の発達・成長との関連がとても大きいとも感じるのでした。
また,今回・いま目の前にしている変化というのは,思春期から大人へと成長する時点で経験をする変化と同じ種類のモノなのだとも感じます。
「怖さ」を知る。
それが=成長するというコトだということを,改めてあおばに教えてもらったように思います。
そして,「怖さ」を一度知ったうえで,それをまた乗り越えていく姿をみれる日を,楽しみにしていたいと思います。
気を長~く持って待っているから。よろしくね(笑)。