「工夫の余地ある遊び」が子供の非認知能力を伸ばすを実感!?

【あ劇場©】へようこそ。
本日,2021年07月04日の晩婚パパの育児日記の主な演目は【工夫の余地ある遊びが非認知能力を育む!?】です。

本日は,あおば(ウチの小3の子供)とチャンバラをしたのですが,その道具の《脇差わきざしの刀》とその刀を腰の横に差せるようにした仕組み作りに,とても感心をしました。

工夫の余地ある遊びの具体例と非認知能力の関係性


上掲の画像は,本日あおばが自分で工夫して作り上げた「チャンバラ道具一式」の模様になります。

具体的には,以下のモノになります。

  1. ラップの芯を用いた自家製の《脇差わきざしの刀》
  2. あやとり用の紐と髪留め用の輪ゴムを用いての《刀差し》

1)には,自分で模様を描き入れてます。

また,本人曰く

あおば
刀を振った時の風切音がよくないから

という理由で,刀の中に詰め物もしていました。

それって,効果があるのかはどうかは分かりませんが(笑)。

でも,その発想が「スゴイ!!」とは素直に思います。

で,《脇差の刀》にも様々な工夫を感じたのですが,それ以上に感心したのが2)の《刀差し》。

シッカリと脇差の刀を止めていてかつ,必要な時には「サッ」と抜くこともできていて,まるで予め用意されていたかの如く「ピタッ」とフィットしていたのでした。

ラップの芯・あやとり用の紐・髪留め用の輪ゴム

用いたモノは1つずつは何の変哲もないもの。

というか,ラップの芯にいたっては単なるゴミですし(笑)。

それらの組み合わせ方は,素晴らしかったですね。

プラスティックの刀のオモチャなどではなく,自分で工夫をして道具を作った点がとても良いですし,そうした 工夫こそが非認知に能力を伸ばす のだと,実感したのでした。

工夫の余地ある遊びがなぜ?非認知能力を伸ばすのか

“工夫の余地のある遊び” の代表例といえば《外遊び》なのではないでしょうか。

《外遊び》といえば,石や木の枝や葉っぱや虫の抜け殻などなど外にある自然のモノを使って遊ぶもの。

そこには,予め決められた遊び方やルールや道具・オモチャ類があるわけではありません。

それら全てを,遊び手である子供達が自分達自身で考え・相談し合って,遊びの中味を作り上げていきます。

そこには工夫の余地が溢れている。

というか,工夫をしないことには遊びが始まらないのです。

だからこそ,《外遊び》をする場合,子供達は自ら知恵を振り絞って 創造性 を発揮するのです。

そして,その創造性の成果物となる《遊び方》を遊び相手と共有するために,社会性協調性 コミュニケーション能力 などを発達させていくのでしょう。

他方,同じ外遊びでも,野球やサッカーなどであれば道具もルールも決まっています。

まぁ,遊びでする場合は,独自ルールを設けたりもするかとは思いますが,でもそれはあくまでも1つのバリエーションに過ぎないかと。

それらは,限りなく自由な《外遊び》とは根本的に違うモノであり,工夫の余地がとても限られてしまっているのです。

“工夫の余地が限定的=ルールがある” ということは,一定のレールが既に敷かれているということであり,点数でもって優劣を測ることができるという意味で,それは非認知能力ではなく《認知能力》の範疇に入るモノとなるわけです。

ですので,サッカーや野球などにも創造性はもちろんあるのですが,それはあくまでもルールに則った上でのモノ,そのルールを逸脱するような自由度は,当然「なし」なのです。

一方,《外遊び》は全くの白紙状態。

“何もない”からこそ(=道具もルールも規則も),自由気ままに創造力を広げることが可能であり,範囲が無限だからこそそれを遊び相手と共有するためには,コミュニケーション能力や協調性が必要となってくる。

であるからこそ,
工夫の余地ある遊びである《外遊び》が,「非認知能力を伸ばす」といわれているわけです。

では,最後におさらいとして,《認知能力と非認知能力の違い》とは何か?ということにも簡単にふれておきたいと思います。

認知能力と非認知能力の違い

Googleで「認知能力と非認知能力の違い」と検索したところ,強調スニペット表示の形で上掲の画像のような結果が表示されました。

以下,その内容の引用になります。

人間の能力は「認知能力」と「非認知能力」と言われるのがあります。
認知能力」とは一般的には知能検査で測定できる能力のことを言い,「非認知能力」とは主に意欲,自信,忍耐,自立,自制,協調,共感などの私たちの心の部分である能力のことを言います。

情報出典先URL:
「認知能力と非認知能力」 | 園長コラム | 聖隷こども園 めぐみ
また,上掲URLの記事内には,以下の内容もありましたので,抜粋・引用します。

非認知能力の意欲や自信,自立心,自制心,協調性や共感性などはどうすれば育つのでしょうか?
乳幼児期の親や大人の関わりの中で,「人って信じて良いのだな。自分は愛されているんだな」という自分と他者に対する基本的な信頼感がベースになって徐々に「非認知」的な心の性質が積みあがっていくのだと遠藤俊彦氏(東京大学大学院 教育学 研究科教授)は述べています。

子育て・育児に関心が高い親御さんやいわゆる育メンの方であれば,この 《認知能力と非認知能力の違い》 については,様々なところで見聞きしていることと思います。

ということで,今更ながら‥ ということもあるかとは思いましたが,一度ここで “おさらい” をしておきました。

一般的なイメージをもう1つ付け加えておくと,次のように語られることも多いと思います。

  • 認知能力=学力
  • 非認知能力=人間力

さて,そのようなワケで,本日はあおばはお手製の《脇差わきざしの刀》と《刀差し》を作り上げることにより,非認知能力を伸ばし・鍛えてることに成功していたように感じました。

そして,僕の方はその姿に感心させられたのは良かったのですが・・

チャンバラ遊びのほうではその《脇差刀》を全く遠慮なく振り回され,バンバン指に当てられてしまい,かなり痛かったです(涙)。

《創造性》は大いに発揮したけど,《社会性》というか “力加減” のほうはもう少し学んで欲しいところです,ね(笑)。

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