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本日,2021年06月02日の晩婚パパの育児日記の主な演目は【子供の近視進行予防対策】について。
あおば(ウチの小3の子供)が,台湾やオーストラリアといった近視進行予防対策の最先端をいっている国の実例を参考に,自主的に日光利用の近視予防方法の取り組みをしている?
そんなようにも見えなくない,ちょっと面白い光景が本日ありました。
近視進行予防対策の参考実例は台湾・豪の『日光』利用方法
画像出典先:近視が失明を招く!?「日光」を利用した意外な予防方法とは?
(※画像内の数値は照度,単位はルクス)
近年,スマホなどデジタルデバイスの生活への浸透が加速度的に進んでいることに伴い,小学生の子供などの近視進行の傾向に更に拍車が掛かっていることが社会問題化しています。
そんな中,子供の近視進行予防対策 の最先端の取り組みを実施し,著しい成果を挙げていることで注目されているのが,ご存知『台湾』の事例。
その具体的な取り組みは,《日光》を利用しての予防方法です。
台湾では法整備を整え《国として》子供の近視進行の予防対策に取り組んでいます。
同じように《国として》の取り組みを進めている国家は,オーストラリやシンガポールなど多々あります。
残念ながら,日本は《国として》の対策を実施していない極めて稀な後進国。
(※その点の具体的な内容は後述に)
日本ってホント,「政治」がダメですよね(苦笑)。
そんな状況で国には期待が出来ないこともあり,我が家では自主的に家族ぐるみで,子供の近視進行予防対策 に取り組んでいます。
その一環で最近は,あおばの下校の時間に合わせて,ママが家の近所に借りた畑の手入れを行っています(僕も参加することも)。
そうして,外で子供が日光の下で活動する時間を意図的に作り出しています。
台湾の取り組み例ですと,《1日当たり2時間》を屋外(=1,000ルクス以上の照度のある環境)で過ごすようにしているそうですが・・
そちらは《国家プロジェクト》の一環として小学校の授業や休み時間も含めての取り組みを行った上での《2時間》。
それを家族単位で同じように実行するのは正直厳しい面もあるので,我が家としては無理に《2時間》を作り出すのではなく,出来る範囲内での努力をしています。
ですので,畑周辺であおばと過ごす時間も具体的に決めてはいません。
その日その日の天候や,それこそ子供の習い事のスケジュールや “気持ち” に合わせて柔軟に変えてはいます。
でも,少なくとも “30分以上” を,1つ目標にしてはいます。
子供のあの行動は日光利用?
そんな感じで,本日もあおばの下校時間に合わせて,畑で土いじりをしていたのでした。
最近はママか僕が畑にいることをあおばも心得ているので,ランドセルを背負ったまま通学路となっている公園を横切り,畑へと向かってきました。
途中,公園の草むらでバッタを捕まえたりもしながら。
そして畑がある場所に着くなり,お弁当セットの入った手提げを開けて,残していたデザートのクッキーを食べ始めます。
あおばの通っている小学校は給食があるのですが,あおばには食物アレルギーが色々とあるため,特別措置であおばだけが毎日お弁当を持って行っています。
最近の給食は本当に手が込んだメニューが提供されていて,立派なデザートが献立表に出ている日もよくあります。
そんな日はママが頑張って手作りお菓子を作って,お弁当にプラスαして持たせています。
甘いモノには目がないあおばがデザート・お菓子を食べ残しているなんて「珍しいな」と思っていたら‥ それだけではありませんでした。
クッキーを直ぐに食べ終えてしまったあおばは,今後はお弁当の入った手提げの片手を僕に持たせて,袋の中身をゴソゴソと漁りだしました。
「何をしているのかなぁ?」と思いながら見ていると‥ 一番下からお弁当箱を取り出しそれを持つとおもむろに,畑の脇の大きめの石を敷き詰めた場所へ “タタタタ~ッ” とダッシュして行きました。
そしてそこに腰を落ち着けたと思いきや,お弁当箱を開けて「パクパク」とご飯を食べ始めたのでした。
「えっ?え・え・ええええええええええ~?」」
と思って,あおばの横へ行って目を下すと,ご飯がほぼ手つかずの状態で残っていたのでした。
なんでも‥
とのことでした。
「えっ?そんなことあるんだぁ~」と妙な感心をしてしまいましたが,その話しを聞いて,クッキーを残してしまっていたことにも納得がいきました。
それにしても,畑の横に座って日光を浴びながら,お弁当箱を片手に昼食・お弁当(の残り)を食べている姿は,台湾やオーストラリアの子供たちの日常生活は「きっとこんな感じなのかなぁ?」と想像させるものでありました。
あおば本人には,近視予防対策として「日光の下でご飯を食べるためにお弁当を残しておいた」という意図は「なかった」のだと思います。
只々,お腹が空いていただけだと(笑)。
でも,形的には,近視進行予防対策 の最先端をいっている国々が実施している内容と同様のコトを,自発的に行っているようになっていました。
畑仕事を手伝った後に1人で手弁当を食べているような姿は,なかなかに可愛らしくもあり,そして笑劇的でもありました(笑)。
台湾とオーストラリアの近視進行予防対策について
ではここからは,あおばが自主的に(?)行っていた 近視進行予防対策 の最先端をいっている “台湾とオーストラリア” の具体的な内容・事例についてのご案内を。
以下は,『NHK健康チャンネル』公式サイトからの《台湾》に関する内容箇所からの抜粋・引用になります。
近視対策で効果を上げているのが,台湾です。20歳以下の8割以上が近視で,政府は対策に力を入れてきました。注目されているのは,小学生の屋外活動の時間を増やす取り組み。台湾では法改正を行い,週に150分,屋外で体育の授業を行うことを義務化。理科など教室内で行ってきた他の授業も,植物の観察を取り入れるなど屋外で行うことを推奨し,1日2時間以上,屋外にいることを目標に掲げたのです。
~中略~
授業だけでなく,休み時間中も屋外で長時間過ごせるスペースを用意している学校もあります。子どもたちは,日陰でボードゲームや読書を楽しんでいました。
~中略~
この取り組みを始めた2011年には,視力0.8未満の小学生の割合は50.0%でしたが,2020年には,44.3%に低下。2001年から毎年増加し続けていた視力不良の生徒の数が大幅に減少したと,世界中の関係者に衝撃を与えました。
引用内容出典先:
近視が失明を招く!?「日光」を利用した意外な予防方法とは?
このような台湾の取り組みとその具体的な成果を知り,なかなか《2時間以上》に到達するのは難しいモノの,「出来る範囲内だけでも!」と考えて,最近はあおばと屋外で一緒に過ごすために “畑作業の機会” を利用しています。
元々インドア派で大の本好きという近視になり易いライフスタイルを続けてきたあおばには現在,近視の傾向がみられています。
ですが,近視の進行を予防する対策を講じ続けていけば,年齢的にまだまだ回復も可能であると考えています。
その希望を持たせてくれた,台湾での取り組み事例には謝意を表したいところです。
オーストラリアの事例など
次いで,オーストラリアの取り組みについてを,オーストラリア国立大学のイアン・モーガンさんへのインタビュー内容が掲載されている『NHKクローズアップ現代+』のサイトより抜粋・引用します。
オーストラリア国立大学のイアン・モーガンさん。
モーガンさんのチームは,環境によって目の変化が起こりやすいヒヨコを使って,光の効果を検証しました。その結果,明るい光を長時間浴びたヒヨコの眼球は,暗い室内にいたヒヨコに比べ,のびが大幅に抑えられていたのです。
明るい光を浴びたヒヨコの目を調べてみると,「ドーパミン」という物質が検出されました。眼球ののびを抑える効果があるとされています。モーガンさんは,この「ドーパミン」が近視の発症を抑えたと考えたのです。
~中略~
佐々木和江 養護教諭
「休み時間だけではクリアできない。どうしても1時間程度になってしまうので,ちょっと厳しいですね。」休み時間は通常,合わせて1時間程度。体育や登下校などの時間を足しても,毎日2時間を達成するのは困難だといいます。
オーストラリア国立大学 イアン・モーガン教授
「では,昼食はどうですか?オーストラリアでは,子どもたちは昼食を外で食べなければなりません。」~中略~
モーガンさんは,近視対策は個人や学校任せにするのではなく,国を挙げて行うべきだと指摘します。オーストラリア国立大学 イアン・モーガン教授
「近視が深刻な問題となっているにもかかわらず,私の知る限り,国として対策をとっていないのは2か国です。韓国と日本です。予防策はすでにあるのですから,政府として,もっと真剣に近視の問題と向き合って欲しいのです。」
引用内容および画像出典先:
2019年11月7日(木) 近視の常識が変わる!
いかがでしょうか。
日光利用の効果に可能性が感じられないでしょうか。
そして,子供の目の健康を守ってあげられるよう,私達親の一人ひとりが,家族ごとで出来得る予防対策をシッカリと取っていかないといけないと感じます。
(あてにできない国の施策に期待をするのではなく)