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本日,2021年08月30日の晩婚パパの育児日記の主な演目は【体験談!子供のGRITを育て伸ばすのは「褒める」こと!?その翌日にGRITを更に高める効果を実感!】です。
ここ最近,当ブログの記事タイトルに【体験談】や【失敗談】の言葉が付く機会が “グン” と増えています。
その理由は,それだけ印象的な出来事が最近多いから。
またも【体験談】と付けてしまった本日は,あおば(ウチの小3の子供)が,驚くほどスムーズ&意欲的に学習・勉強に取り組んでいました。
その要因は,昨日みせて本人の《GRIT=やり抜く力》とそれを《褒めた》コトに「ある」と感じるのでした。
子供のGRITの身につけ方はGRITにあり!
昨日,あおばは作文の課題を終わらせるために「本当に頑張りました!」。
純粋に時間数でいえば3時間近くも掛けて向き合っていました。
その課題をなんとか《GRIT・やり抜いた》時点では,本来の予定ではその3倍以上の分量がまだ残っていたのです,実は。
ですが,その《やり抜いた》姿勢こそが素晴らしかったので,
と,その努力を「認めた」言葉を投げかけたのでした。
すると,あおばはニコッとして,
明日も頑張ってやるよ~
と大喜びでした。
そしてそのまま僕に飛びついてきたので,その健闘を称える『ハグ』を交わしたのでした(笑)。
で,本日‥ あおばは昨日の言葉通りに,昨日の残りの分を含めた本日の予定の分量を全て,キチンと《やり抜いた》のでした。
しかも,昨日より短い時間で!
当記事の冒頭でもふれましたが,本日あおばは,驚くほどスムーズ&意欲的に学習・勉強に取り組んでいました。
なぜ,こうも変ったのでしょうか?
それは間違いなく,次の2つの《経験》が活きているからだと 。
- 昨日頑張った自分自身の『GRIT経験』
- その『GRIT経験』が認められた実感
その2つの相乗効果があったからこそ,本日はとてもスムーズに学習に取り組み,そして《やり抜く》ことができたのだと。
GRITでやり抜く!
頑張りを「褒めた」
ことで意欲アップ!
そう考えると,本日の結果は,こう言えるのかと。
つまり,以下のような《好循環》が生じる土台が形成される,ということです。
⇓
その頑張りを認められた=「褒められた」
⇓
次もGRITできるよう「頑張ろう!」と意欲が向上
⇓
その気持ちが再びGRITを成し遂げさせる
というような,【昨日~本日】の一連の流れが我が家の【体験談】なのでした。
そこで,『GRIT 身につけ方』と,Googleで複数ワードでの検索をしてみると,次のような 【強調スニペット】 での表示がされますので,引用します。
>GRIT身につける具体的な行動をご紹介する前に,4つの重要な要素を知っておきましょう。 それは,「興味」「練習」「目的」「希望」です。 その意味は,“興味を持ったことを反復練習することにより目的を達成する努力をします。 途中失敗しても希望を失わず前に進むのです。”これがGRITを伸ばすための基本行動です。2018/08/04
引用内容出典先:才能よりも大切なGRIT!子どもの“やり抜く力”の育て方
上の引用部分にある「4つの重要な要素」の内の2つ。
「興味」と「希望」
この2つは,子供がまだ小さい内は特に重要な要素だと感じます。
子供は「褒められる」ことにより,興味を深め&希望を心に抱きますので。
さて,当記事では昨日・今日のウチのあおばの【体験談】を基に,《子供のGRITを育て伸ばすのは褒めること!?》というテーマを考えてきました。
本日時点での “我が家的な結論” が一応まとまったところで,次に《GRIT》という概念そのものをおさらいしておきたいと思います。
GRIT(グリット)とは
GRITとは,《やり抜く力》を意味する造語です。
具体的には, 以下の4つの言葉の頭文字を取ったものになります。
- Guts :《度胸》困難なことに立ち向かう能力
- Resilience:《復元力》失敗しても諦めずに続ける力
- Initiative:《自発性》自分で目標を見つける力
- Tenacity :《執念》最後までやり遂げる力
近年,《非認知能力》という数値では測定できない “人間力・生きる力” とも呼ばれる能力が注目を集めていますが,GRITもまた,その非認知能力の1つです。
《GRIT》という言葉の概要や広く知られるようになった経緯などは,以下となります。
情報出典先:グリットとは何? Weblio辞書
「グリット」(grit)とは,「困難にあってもくじけない闘志」「気概」「気骨」などの意味を表す英語で,成功者に共通の心理特性として近年注目されている,「やり抜く力」のことです。心理学者でペンシルヴァニア大学教授のアンジェラ・リー・ダックワース氏が,「社会的に成功するために最も必要な要素は,才能やIQ(知能指数)や学歴ではなく,やり抜く力である」という「グリット」理論を提唱して以来,教育界や産業界をはじめさまざまな分野で大きな反響を呼んでいます。
以下の動画でもふれられていますが,GRITの提唱者のアンジェラ・ダックワースさんは,心理学の研究者になる前は中学校で教師をしていたそうです(その前にはコンサルタントも)。
その時に現場で感じていた実感を,例えばIQが高い子が=優秀というわけでは「ない」という実感を,実証するために研究者の道に進んだそうです。
GRITの提唱者のアンジェラ・ダックワースさんの『TED』での映像は,こちらになります。
同動画より一部,重要なポイントを幾つか抜粋し引用しておきます。
やり抜く力とは短距離走ではなくマラソンを走るように生きることです。
やり抜く力とは超長期目標に向けた情熱や忍耐力でスタミナがあることでもあります。
分かっているのは才能とやり抜く力は違うことです。
事実データによればやり抜く力は才能の高さとは通常関係ない。
むしろ反比例さえするのです。
「別物」である
逆に言えば,生まれつきの「才能」がなくても,《GRIT=やり抜く力》を身に付けることができれば,誰でも社会で成功する可能性を高めることができる,ということです。
その点が,大きな注目を集めている所以でもあると思います。
GRITは根性論にあらず
なお,一部世の中には,「GRITを=根性論」とみる向きもあるようですが,それは提唱者の次の言葉をシッカリと受け止めていない見方なのではないかと思います。
上掲の動画の内容でもふれられていますが,肝心なポイントですので,一部を抜粋・引用しておきます。
これまで聞いた中で子どものやり抜く力を育てるのに-一番よいのは「成長思考」と呼ばれるものです。
成長思考とは学習する能力は固定しておらず努力によって変えられると信じることです。
スタンフォード大学のキャロル・ドウェックが見出したもので~中略~ドウェック博士が示したのは子どもたちが脳の機能や課題に対する脳の変化,成長について学ぶと失敗したときにより辛抱できるようになることです。
失敗は永続的な状態でないと信じているからです。
ですから成長思考はやり抜く力を育てるのに とても良いのです。
上掲引用部分の中で「子どもたちが脳の機能や課題に対する脳の変化,成長について学ぶと」との一節があります。
つまり,子供達が《科学的な視点を持ち得ると》と言っているわけです。
ですので,そこには「根性論」などというものが入る余地は「ない」のです。
まとめ
【小学3年生の子供の子育て体験談】として,子供の《GRIT・やり抜く力》を育てる・伸ばすコツは『褒める』ことにあり!? というテーマについて考えてみました。
それは,子供がGRITを発揮しそのことを「褒めた」その翌日の本日に,そのことが子供の学習意欲や《GRIT》を更に高める「プラス効果」となったことを実感したからでした。
その姿を目の当たりにして感じたのは,次の点でした。
根性論とは反対の(?)姿勢が大切だと改めて感じたのでした。
もちろん,子供がもっと大きくなってくれば,それこそ「中高生」にでもなれば,ある程度は根性論的な視点も必要になってくるとは思います。
ですが,それは「ある程度」かと。
忍耐や根性より,本当の意味での《内発的な楽しさ》のほうが何倍もの「モチベーションの源泉」となることは明らか。
だからこそ!そのコトを,子供の内から沢山経験しておくことが大切だと考えます。
本日,とても「楽しそうに」爽快感を漂わせながら学習を終えたあおばの姿をみて,そう強く感じたのでした。
これからも,楽しく学び続けて行こうね! あおば!!