【あ劇場©】へようこそ。
本日の晩婚パパの育児実録の演題は【マイクロビット(micro:bit)に「楽しい!」の声続出!子供(小3)の小学校のプログラミング授業・教材の実践例・体験例】です。
本日は我が家の小学3年生の子供の「あおば」の小学校で行われた「プログラミング教育の授業」の話題を。
同じ週に2コマ利用して行われたその授業では、プログラミングを学ぶ教材としてマイクロビットが用いられ、クラスメイト達からも「楽しい!」の声が続出!(ウチの子供談)したそうでした。
マイクロビットとは小学校でのプログラミング教育と親和性の高い教材キット
★ こちらの「マイクロビットアドバンスセット」が、今回のプログラミング授業の教材だったそうです。
ご存知の方も多いかと思いますが、マイクロビットとは「教育用の小型コンピューターボード」のことです。
一方、
と思われた方も結構いるのではないでしょうか。
その昔、ラジコンなどで遊んだ経験のある男親の方はともかく、電子機器的な玩具などで遊んだ経験があまりない母親・ママ側からすると、その見た目は、
という感じなのではないかとも。
そうなんですよね。
マイクロビットの本体って、見た目的には単なる「電子回路が貼り付いた板っ切れ or 単なる基盤」って感じなので(笑)。
でも‥ 日頃使っているノートパソコンも駆体を開けてみると実は、中身は同じようなモノなのです。
ということで!
ちょっと乱暴に言ってしまえば、マイクロビットとは、ディスプレイやキーボードといったインターフェイス類(操作のための機器)や外側の箱(駆体)の「ない」、むき出しのままの「小型コンピューターの指示系統部」といった感じのイメージになるのではないかと思います。
なお!
この「小型コンピューター」というフレーズは、以下のように【マイクロビットの公式なサイト】でも使用されているフレーズです。
ポケットサイズのコンピュータが世界を変える…
ちなみに、『マイクロビット とは』と、Googleで複数ワードでの検索をしてみると、次のような 【強調スニペット】 での表示がされますので、引用します。
micro:bit(マイクロビット)は、イギリスの公共放送局であるBBC(英国放送協会/British Broadcasting Corporation)が中心となって開発した教育用の小型コンピューターボードです。 … 2016年、イギリスでは、11歳~12歳の子ども約100万人に無償提供され、学校の授業で活用しています。
引用内容出典先:micro:bit【マイクロビット】プログラミング教育用小型コンピューターボードの特徴とその使い方 | micro:bit Lab.【マイクロビット】
上の「強調スニペット」の引用内容は、イギリスのことにしかふれていませんが、マイクロビットはアメリカ・カナダ・シンガポールなど40ヵ国以上でプログラミング教育・STEM教育教材として使用されており、日本においても「200以上!」の小学校などで活用されているそうです。
なお、『マイクロビット』は本体単体でも販売されていて購入可能ですが、初めて始める際は「アドバンスセット」という形で「センサーなどのパーツ類が一緒に入っているセット」を購入すると直ぐに使って学ぶ・遊ぶことができるのでオススメです。
マイクロビット本体をプログラミングするには?
★ こちらの動画は【マイクロビット公式サイト:Micro:bit教育財団】で公開してい1分7秒程の動画です。音声は英語の動画ですが、マイクロビットの使い方・プログラミングの仕方をイメージするにはオススメです。
マイクロビット本体をプログラミングする=マイクロビット本体にプログラムコード(指示)を伝えるために必要な操作は、 以下です。
- マイクロビット本体とパソコンをつなぐ(USBで)
- パソコンで「Microsoft MakeCode」などのオープンソースのプログラミング学習プラットフォームにアクセス
- (2)のマイクロビット向けのサイト上でプログラミングを行う
★マイクロビット向けの【Microsoft MakeCodeサイト】は、こちらです。
micro:bit用のMicrosoft MakeCode
上の【micro:bit用のMicrosoft MakeCodeサイト】にGoogle Chromeブラウザでアクセスすると自動的に「日本語」表示が選ばれますが、「日本語」表示ですと “妙な日本語” になってしまっているので、「英語」表示に切り替えてください。
※「英語」表示だと英語ではなく “ちゃんとした日本語” が表示されます
マイクロビット向けの【プログラミング学習プラットフォーム】サイト上では、ブロック状の指示コードを組み合わせる感じで、あたかも積み木を作るような感覚でプログラムを組むコトができます。
あの『 Scratch 』や『Hour of Code』と同じように。
ということで、マイクロビットは小学生の子供でも簡単にプログラムを組むことができるのです。
しかも!
それがパソコンゲームのような仮想空間上のモノでなく(パソコンのモニターの中の出来事なのでなく)、実際に手で触れられるモノ・機器に対して操作指示をすることが「できる!」といった面が特に!「プログラミング教育と親和性の高い教材キット」と言える点です。
子供たちは「ゲーム画面」を操作することには慣れているでしょうが、実際の「モノ」を「自分が組んだプログラムで動かす」という経験はほとんど「ない」かそれに近い状態でしょうから、「モノが動く!」というコトには大きな “インパクト” を感じることと思います。
マイクロビットを用いたプログラミング授業の実践的な体験例&作品例
ウチの子供が通っている小学校には、「アクティブラーニング」を実践する時間(単元)があります。
その単元を活用しての授業の具体例としては、以下のようなモノが挙げられます。
- 農作物づくり(校内の畑で)
- 運動会や学芸会の練習
- 課外授業・課外活動
それらのように、子供が実際に身体を動かす「体験的・能動的な学び」を行う時間です。
今回の マイクロビットを用いたプログラミングの授業も、実際に手を動かして学びを深めていく「アクティブラーニング」の授業の時間内で行われた取り組み でした。
具体的には、マイクロビットを用いたプログラミングの授業を通して、次の2つの作品のプログラミングを行ったそうです。
- マイクロビットじゃんけん:基礎的なプログラムの学習
- マイクロビット占い:変数と乱数のプログラミングの学習
マイクロビットじゃんけん:基礎的なプログラムの学習
まずは、マイクロビット機器を用いて「じゃんけんをする」という形で、基本的なプログラムを学習したそうです。
こちらでは、Aボタンを押したら「グー」、Bボタンを押したら「チョキ」、両方のボタンを押したら「パー」を出すといった、シンプルで基本的なプログラムの組み方を学習。
このような基本的なプログラムの組み方は、これまでも同「アクティブラーニング」の授業の中で「Hour of Code」を使って学習済みだったので、比較的スムーズに授業が進行したようでした。
マイクロビット占い:変数と乱数のプログラミングの学習
他方、こちらの マイクロビット機器を用いての「占い」のほうでは、変数や乱数を使ったプログラミングを学習。
「占い」結果がランダムに表示されるように「変数や乱数」を用いたということですが、その辺りの変数・乱数の活用の仕方は、プログラミングの考え方に慣れてうちは難しく感じられる点だと思います。
実際、クラスメイトの多数は「占い」プログラムのほうでは苦戦気味だったそうで、既に「スクラッチ」で場数を踏んでいたウチのあおばは、他の子たちから次から次と質問を受けていたそうでした。
で‥
と、ちょっと得意気に話してくれました(笑)。
おわりに
本日は、我が家の小学3年生の子供のあおばが通っている 小学校で行われたプログラミング教育の実践例 についてふれてみました。
同事例については、これまでも『Hour of Code』を使うケースなどで実施されていて、そのいずれの回も子供たちにはとても好評だったようです。
そのような前段階(?)があった上で、今回は2コマのアクティブラーニング枠を活用して、《マイクロビットで「じゃんけん」や「占い」のプログラムを組んで作品を作る!》というプログラムミング授業が実践されたのでした。
詳しい意図についてはわかりませんが‥
恐らく先生としては、ある程度の前段階を踏んでおいたこのタイミングで、「変数や乱数」の使い方を学ぶプログラミング教材としてマイクロビットを、今回利用したのではないかと感じました。
ウチの子供の場合は、学校で「アワー オブ コード」にふれる前に既に家で何度も「スクラッチ」は体験済みでした。
他方、マイクロビットに関しては、今回の学校の授業で「初めて!」ふれました。
その差があったからかもしれませんが、今回は次のような話しをとても楽しそうにしてくれたのでした。
と。
ウチの子自身が、「マイクロビットを初体験!」というプラス面は確かにあったとは思います。
だから、クラスメイトの反応のこともとても嬉しそうに話してくれた面は。
ですが、はたしてそれだけでしょうか?
個人的には、そうでは「ない」のではないかと思います。
前に「アワー オブ コード」を小学校の授業で学んで来た後も、同じように級友たちも「楽しんでいた」という話しをしてくれたことはあります。
でも、その時より、今回のほうが臨場感がより伝わってきた気がするのでした。
それは本人のテンションによるだけでなく、実際のクラスメイトたちの好反応があったからこそなのではないかと思うのです。
そして、その好反応を導き出したのが、先でもふれたような理由があったからなのではないかと。
子供たちの「楽しい」という声が続出!したのには、マイクロビットのそうした特性が活きていたのではないか!?、そう感じたのでした。
今回は、小学校のプログラミング授業を通じて『マイクロビット』を初体験できて、しかも!とても「楽しい!」と感じられてよかったね、あおば!