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本日,2021年09月17日の晩婚パパの育児日記の主な演目は【自主学習の自学ノートが小学3年生での2冊目に突入!自在な面白いネタのアイデアぶりには翳りがなく!】です。
本日の育児日記記事では,今週,あおば(ウチの子供)の《自学ノート》が小学3年生となってからの「2冊目」に入り&その ネタの面白さ加減・アイデアの自在さぶり が変わらずに続いている点を取り上げてみました。
ちなみに,学校ではそのノートのことを「家庭学習ノート」と呼んでいます。
ですが,我が家的にはその中身は実質的に《自学ノート》だと思っていますので,その違いについてもふれてみたいと思います。
自学ノートの「面白いネタ」その自在なアイデアはまだまだ続く!?
こちらの画像は,今週(2021年9月第3週)あおばが作った自学ノートの面白いネタの一部です。
特に,画像の左側半分の『まちがいさがし』の内容はまさしく《面白いネタ》なのではないかと。
ちなみに,上掲の画像では一部分だけを抜き取っていますが,実際にはその内容の下に《ミニバージョン》と<とく大へん>の2つの「まちがいさがし」もあります(笑)。
右側半分はもう少し,授業の内容に則した感じでしょうか?
「いま」,算数の授業で取り組んでいる「コンパス」の絵を描いた内容。
コンパスを使って図形を描くのではなく,コンパスそのものを「描いてしまおう!」という発想がとても自由で 面白い かと。
ちなみに,同じ今週の自学ノートの中で,「コンパスで絵をかく」という正統派(?)のアプローチを行った日もあります。
また,同じく今週の他の日の中には,漢字辞典の中から,同じ読み方をする漢字を選んで書き写したページもあります。
その中には当然,まだ習っていない漢字も数多く含まれているので,自分で進んで「先取り学習をした」とも捉えられる内容の日もあります。
日々の内容が全て,《面白いネタ》だけであると「学習ノートとは言い難いな‥」となってしまうかもしれませんが,《面白いネタ》が適度に散りばめられている範囲であれば,先生も「オッケー!」としてくれています。
ですがおそらく,子供がまだ《小学3年生》という年代であれば,多くの学校・先生方が「オッケー!」としてくれるのではないかと思いますが,いかがでしょうか?
「いま」の時代性を考えても,そうなのではないかと。
逆に,僕が子供の頃の時代だったら「完全にアウト!」だったと思いますけど(苦笑)。
しかしながら,よくよく考えてみれば,「学び」というモノは本来,《とても自由に開かれていてとても楽しいモノ》である はずです。
そして,大人がそういう環境を整えておけさえすれば,子供達はノビノビと自由にその発想を広げていきます。
そして,そうした環境においての子供の発想力というモノがいかに優れたモノであるかは,言わずもがなかと。
逆に言えば,子供が自学ノートの面白いネタを探すのに苦労をしているように感じるコトがあるのであれば,
と言ってあげさえすれば「よい」のだと思います。
ウチのあおばについては,学校と先生が共にそのように思って見守ってくれているのは,とてもありがたいことです。
ちなみに,授業参観で実際に何度か様子をみていますが,あおばは授業態度は「とても積極的かつマジメ」なので,そうしたコトが「バックボーンとしてある」ことは確かだと思います。
その意味で,日頃から《楽しく学んでいる》姿を子供自身が示していれば,その姿勢は周りの大人にはちゃんと伝わっているものです。
そして,その姿勢が伝わっていれば,家庭学習ノートは “単なる受け身の宿題ノート” で終わるのではなく,子供が自ら積極的・能動的に学びにつながる要素に取り組んでいる《自学ノート》として受け止められるのではないかと思うのです。
自学ノートといえば梅田明日香君
その《自学ノート》といえば,そうこの人ご存知(?)「梅田明日香」君。
「自学自習」そして「自学」という言葉はそれこそ昔からありました。
ですが,その言葉により「能動的な意味」が込められて,かつ,広く世の中に認知される言葉として独自の響きを持つまでになった《自学ノート》という言葉。
でも実はそれこそが本来の「学びの姿」だよね
そんな風に感じたのは,決して僕だけではないんじゃないかと思います。
ちなみに,「自学ノートとは」のワードでGoogleで検索しますと,以下の結果が表示されます。
以下,Googleの強調スニペットとして表示された内容の引用になります。
「自学」とは,自分でテーマを見つけ学ぶこと。
著者の「自学ノート」作りは,小学三年生のときに学校から出された「何をやってもいい宿題」からはじまりました。 まず著者は毎日,新聞をじっくり読み,気になる記事を切り抜きます。 これをノートに貼り,感想を書きます。2020/08/05
引用内容出典先:小三から書き続けた『ぼくの「自学ノート」』が起こした奇跡!
梅田明日香君は,小3から書き続けた「自学ノート作り」の内容をまとめた作文「ぼくのあしあと」で,彼が中学三年生の時に北九州市主催の《子どもノンフィクション文学賞》で「大賞」に選ばれました。
その第9回の『中学部門の大賞』に選ばれた作文の内容や,書き下ろし作文「ぼくのあしあと 読書編」などで構成されているのが,以下の本です。
色んな意味でとても参考になるので,一読をオススメします。
自学ノートはまだマイナー
とはいえ,前述のような意味合い・響きを含めて《自学ノート》という言葉が使われ認知されるようになってきたのはまだまだ最近のこと。
その意味で,一般的に広く知れ渡ったいる言葉ではまだ「ない」のだとは思います。
あおばの通っている学校でも,あおばのノートのことを実質的には《自学ノート》として認めてくれていると感じていますが,呼称とはしてはやはり「家庭学習ノート」という言葉を使用しています。
以下は,実際にあおばが使っている「家庭学習ノート」という名の《自学ノート》の画像です 。
画像の左半分はノートの表紙部分。右半分の上部は,ノートの裏面の「タイトル」部分のアップです。
右半分の下部は,ノートに付属していたシールを写したものです。
このノートは『日本ノート株式会社』製のノート。
こちらの製造会社で用意したノートに貼るシールの種類としては大別すると,各教科の名称とノートの用途と数字とポイントなとの項目の4種。
その内のノートの用途は,以下の2つ。
- 家庭学習ノート
- 連絡ノート
でした。
このシールの中に,《自学ノート》というシールも含まれるご時世が,早く来るとよいのですが。
家庭学習ノート利用の秋田県式のメリットとデメリット
続いて,「家庭学習ノート」と《自学ノート》が異なる点として,僕個人が分かりやすい実例と感じている点をもう1つ,取り上げてみたいと思います。
題して,「家庭学習ノート利用の秋田県式のメリットとデメリット」です。
こちらの内容で特に参考にしたのは, 以下のサイトの情報です。
以下に,そのサイトの情報の中での特にインパクトの強かった部分を抜粋・引用します。
中学時代の学力テストで1~2位に君臨していた秋田県が,4年後の大学等進学率では34位になり,日本一の転落幅を記録しているのは変えようのないリアルです。
秋田県の小・中学生のの学力テストの実績が「全国トップクラス」ということは,以前からある程度は知っていました。
ですが,それはそうした報道を何度か目にしたことが「あったから」という程度で,そうした報道には「その後」ことが書かれていたことがなかったので,上掲サイトの情報を読んだときは驚きました。
確かに,「この“転落幅”はスゴイな?!」 と。
そして同時に,
《リテラシー力》
の大切さ!
を,改めて強く実感させられました。
「情報の一部だけ」を「一部だけの情報」を,鵜呑みにしてしまう危険性を。
こちらのサイトでは,秋田式の特徴として「鉄の掟がある」という表現が使われていました。
要は,秋田式の家庭学習ノート作りに以下の「流れ」があるということです。
- 「決まったルール」がある
- そのルールに則って作成された内容でなければ「宿題をやった」とは認められない
- 認められない場合は,居残りで作成をさせられる
つまるところ,これは「自主的に学習をしている」という状態の「対極にある」ということのようです。
その事実を知って後にさらに調べた別のサイトとその情報は,こちらです。
同じく,特に印象に残った箇所を抜粋・引用します。
また,小・中学校の学力は高いのに高校は……というのもよく言われることで,難関大学への進学率が低いという指摘もある。
「高校生全体の学力を測る調査があるわけではないものの,高校生に関しても学力の低い生徒が少なく,小・中学校で培った学力は生きていると感じています。『高い学力』を基盤としながらも,さらに今後は子どもの突出した個性を見いだして伸ばし,将来の秋田県を支える人材を育てたいと考えています」(安田氏)
※上掲引用部分の(安田氏)とは,「秋田県教育委員会 教育長 安田浩幸さん」のことになります。
こちらのサイトでは基本的に,秋田式を「成績上位常連の成功例」として取り上げています。
その中で,敢えて疑問点を1つ取り上げた箇所が,上掲の抜粋・引用箇所となります。
また,その質問に対する秋田県の教育委員会の方のコメントが同じく抜粋・引用箇所となります。
同ヵ所をご覧いただければお分かりのように,質問の指摘内容に対しては具体的な答えを避けた返答となっています。
以上の2つのサイトからの情報を鑑みると,家庭学習ノート利用の秋田県式のメリットとデメリット は,次のようになるのではないかと感じたのでした。
- メリット:学習習慣の定着
- デメリット:習慣化されるが自主性が育つわけではない
両サイトでも具体的にふれられている訳ではないのですが,秋田式の学習ノートというのは,「小・中学生までの間」実施されているモノなのではないかと推察します。
つまりは,義務教育の期間のみ。
そう考えると,高校に進学した後の転落幅とは,辻褄が合います。
先にふれた梅田明日香くんの発言でも,以下のような発言がありました。
「小学校卒業と共に,周りは皆自学ノート作りを止めてしまった。中学に入ってからも続けていたのは,恐らく僕だけだったと思います」と。
要は,強制的に「させられていた」モノは,その強制力がなくなればそれで「終わり」ということかと。
仮に,秋田では高校でも「家庭学習ノート作り」が続けられているのだとしたら,その場合は以下の推論が成り立つと思います。
学習内容が高度化する高校のレベルになると,自主的に取り組む姿勢がないと「もう通用しない」。
正直,実際のところはよくは分かりません。
ですが,1つの「仮説」として,こうした推論ができるかとは感じます。
おわりに
個人的には「家庭学習ノート」と《自学ノート》では,《自学ノート》の考え方のほうが,長い目で見た場合に,より「子供達のためになる」と考えます。
そして,あくまでも個人的な考えではある点を踏まえつつ,次のようにも感じています。
《自学ノート》は「後伸びする子供」を育てる。
「家庭学習ノート」は「頭打ち」となるリスクもある。
なににせよ,小学3年生の年齢の子供にとっては「楽しさ」こそが1番。
これからも,これまでどおりに自由な感性のまま,自学ノートに「面白いネタ」を連発してね,あおば!