【あ劇場©】へようこそ。
本日の晩婚パパの《コーチング的育児実録》の演題は【本・読書が子供の探求心を育む?!小学校の理科の実験授業が探求学習に発展!した件より】です。
本日は、我が家の小学3年生の子供の「あおば」が、小学校の理科の実験授業での興味深い話しをしてくれました。
興味深かった点は実験内容そのものでは「なく」(それも興味深くありましたが)、実験が長引いた後のあおばがとった行動とクラスメイト達の行動との違いについてでした。
具体的には、実験による探求を「続けた」子と、実験を「止めてしまった」子がいた点になります。
理科の実験授業と探求学習を結びつけるのは「なぜ?」という好奇心
上掲の画像は、あおばが本日の理科の実験の授業で使った道具=厚めの黒色の紙になります。
下のほうに見えるのは「 顔 」ですね(笑)。
そういえば、
といっていました。
理科の実験で “黒色の厚手の紙” を使用、ということで「ピン!」ときた方も多いかと思います。
そう!本日の実験は「 虫眼鏡で光を集める」という理科実験の定番中の定番の実験でした。
この実験、ウチのあおば的には待望の実験だったようです。
というのも、先週の週中頃からその虫眼鏡実験をする予定だったらしいのですが、ここのところ我が家近辺は生憎の天候続きで実験ができず、延期・延期となっていたからなのでした。
そのような背景があったため、久しぶりに太陽が出た機会を活かして、本日は変則的に元々はスケジュールになかった「理科の授業」をちょっと無理して休み時間に掛かる時間帯にねじ込んだ(?)ようなのでした。
そして、そのような変則形態で途中から休み時間に入ってしまったこともあり、先生から「実験を終えた人は休み時間を取っていいよ」的な言葉が掛かったらしいのです。
すると、1人抜け2人抜けと人数が減って行って、最後に残ったのはあおばともう1人の「2人だけ」だったとのことでした。
まあ、そうは言っても我が家田舎暮らしで、あおばが通っている学校は全校生徒が50人にも満たない小規模校ですので、クラスメイトの人数も元々少ないのですけど(笑)。
ですので、何十人も途中退席したというわけではないのでした。
それでも、途中退席したメンバーがいる中で、最後まで残って「探求をしていた」という事実には変わりはありません。
上掲画像の右側には紙を折り曲げた後がありますが、こちらの画像はその曲げ跡を折り返した部分のアップになります 。
これは「何をしたのか?」といいますと、
とのことでした。
このように「こうしてみたらどうなのだろう?」と感じ考えて “実験を重ねる” ということは、正しく《探求学習》そのものといっていいのではないかと。
そして、その意味で、理科の実験授業と探求学習は「なぜ?」と好奇心を刺激する点で、とても「相性が良い」のだと感じました。
旺盛な好奇心を持つ子供のその源泉は「本・読書」によるもの
ウチのあおばの場合は間違いなくそれは、《本・読書》による賜物です。
そしてそれは、好奇心旺盛なタイプの子供の多くが同様であると思います。
テレビやゲームのような「受け身」なメディアは、その時の番組の中で完結、そのゲームの中で完結と、好奇心がジワリジワリと広がっていく感覚を育む時間的な「ゆとり」に欠けています。
なにせ、次から次へと場面は止めどなく変わっていってしまいますので。
その点、本・読書はページを捲る手を止めさえすれば、芽生えた好奇心の芽や翼を自分の中でどこまでも広げていくことができます。
その意味で、《本・読書》の世界というのは、とても能動的な世界なのです。
自分の中で好奇心の芽を育むことができる。
それができるが故に、好奇心がドンドンと広がり、広がることより更に旺盛になっていく。
さて、そのように言いますと、僕自身がとても読書家のような感じがしないでもないですが‥ 実のところそんなことはありません(苦笑)。
特に子供の頃は、完全な「外遊び派」でいつも外で遊び回っていたクチでした。
それはそれで「よかった」とも思っていますが、その一方、大人になってからは「子供の頃からもっと本を読んでおけばよかった‥」と後悔をしたのも事実でした。
その想いがあったので、自分の子供に対しては、「本好き」に育ってくれるように様々な工夫を重ねて子育てをしてきました。
その甲斐あり、あおばは《大の本好き・読書好き》に育ってくれたのでした。
そしてその成長していく姿を見るにつれ、子供の内に《本好き・読書好き》となることのメリットの大きさに驚きを感じています。
おわりに
本日、小学3年生のウチのあおばが学校の授業で受けてきた「理科の実験の授業」は、あおばにとっては単なる1コマの授業で終わることなく、大きな実りのある楽しい《探求学習》となったようでした。
そのなりよりの証拠が、虫眼鏡で描いた「顔」だったのではないかと。
心なしか「笑顔」であるように感じますし(笑)。
そして、その実験内容や実験結果の現品を見て聞かせもらった嬉しさとと共に、そのプロセスとして「最後まで探求を止めなかった」という事実を、とてもとても嬉しく感じたのでした。
今回の1件については、「やり抜いた=GRITした」という面ではなく、好奇心旺盛に楽しんでいたであろうそのメンタリティーに対して、嬉しくも頼もしく感じたのでした。
そうした実際の行動および行動力と共に、その根本にある探求心を育んている源泉が《本・読書》であろうことも感じ取れたので。
学ぶコト・学習するコトを「楽しい!」と感じてくれているコトを、とても嬉しく感じます。
でも、本来、「学び」というものはそういうモノなんですよね。
これからも、その本来の姿を「ドンドンみせて欲しいな」と素直に思うのでした。
よろしくね、あおば。