子供の体験を本や新聞からの知識でより深めよう!親子で「探求学習」を実践!

【あ劇場©】へようこそ。
本日の晩婚パパの《コーチング的育児実録》の演題は【小学生の子供の体験を本や新聞からの知識でより深めよう!親子で「探求学習」を実践!】です。

本日は我が家の小学3年生の子どもの「あおば」と一緒に、昨日参加した《海辺のプラスチックごみ集めイベント》での体験をより深めるための《探求学習》を行いました。

題して!
親子で探求学習! 海のプラスチックごみ問題について「イベント参加体験」と照らし合わせて振り返ってみよう!》です。

題材は《海のプラスチックごみ問題》。

利用した資料類は、海のプラスチックごみ問題を取り上げた時の「朝日小学生新聞」の2つの1面記事と、図書館で借りてきた「気候変動問題に関する本」でした。

探求学習で実体験と知識(=認知能力)を融合させる

読むことが体験を支え、体験することがまた読書の楽しみを広げてくれる

この言葉は、詩人にして作家の俵万智さんの著書『かーかん、はあい 子どもと本と私 [2] 』からの引用になります。

本日はこの言葉を実践すべく、小学3年生の子供と一緒に《探求学習をする場》を整えてみました。

また、今回の《探求学習》の題材とした《海のプラスチックごみ問題》については、イベント参加前にも子供の関心を高めるための工夫にも取り組んでみていました。

ですので、一連のプロセスとしては、以下のような「流れ」を準備していた形になります。

  1. 【イベント参加の事前準備】
    (イベントの約1週間前の)10月15日に事前に準備していた《海のプラスチックごみ問題》に関する書籍を読む
  2. 【イベント参加当日】
    同23日に《海辺のプラスチックごみ集め》のイベントに参加
  3. 【イベント体験の振り返り】
    同24日のイベント参加の翌日に《海のプラスチックごみ問題》に関する書籍や小学生新聞の記事による《探求学習》を実施

なお、(1)に関しては、あおばが関心を示すことがなかった場合は、無理に読むことを勧めるつもりもなかったのですが、幸いなことに興味を示して読んでくれました。

そのおかげで、《 準備 → 体験 → 探求 》の一連のプロセスを踏むことができたのでした。

こうした《一連のプロセスを踏んでの体験》というモノは、おそらく子供の中に「長く残る体験」の1つとなってくれるだろうと、期待をしています

ちなみに、今回の一連のプロセスに関わった当日の育児記事は、 こちらです。

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関連資料:朝日小学生新聞の1面記事(×2)

【公式サイト】
《朝日小学生新聞 | 朝日中高生新聞》の公式サイトは、 こちらより。

 

今回、《海のプラスチックごみ問題》に関する記事として用意しておいた朝日小学生新聞の1面記事は、【8月7日土曜日】付けの記事および【4月22日木曜日】付けの記事でした。

画像上段の【8月7日】付け記事の見出しは次になります。

ごみは街から川へ、そして海へ

同記事は今年の7月22日の「海の日」に神奈川県の片瀬東浜海水浴場で行われた浜辺の清掃活動の模様を伝えています。

同イベントの当日の参加者は「800人以上!」となっています。

一方、我が家が昨日参加したイベントの定員は「50名程」。

首都圏の都会のイベントと、田舎暮らしをする我が家近辺のイベント。

その間の「非常に大きな差」を感じさせられる人数差でした(季節柄の差もあるとは思いますが)(苦笑)。

ですが‥ それほどの「差」がありながらも、ごみの中味は「同様である」というところに、問題の根の深さを逆に感じさせられました。

ごみの中味の部分を同記事より引用します。

~前略~ 目立ったのは、わやや木くず、ペットボトルなどのプラスチックごみ、たばこの吸いがらなどで ~ 後略~

こちらの「ごみの中味」の内容は、昨日ごみ集めをした「片田舎の浜辺のごみの内容」と完全に一致しています。

ということは‥ 残念ながら、おそらく日本全国の浜辺はどこも同じような感じなのではないかと推測されます。

そうした背景があった上で、以下の内容・ファクト(=事実)が「ある」ということが正しく問題の根本だと感じます。

引き続き同記事よりの引用となります。

~前略~ 美化財団の調査によると、神奈川の海岸のごみにおよそ7割が川から流れ着いたごみでした。つまり、街中で発生したごみが原因です。
~前略~ 「海ごみは川から、川のごみは街から出ます。そして、街のごみは人の心が出します。街をきれいにすることが海をきれいにするということを小学生のみなさんにも知って欲しい」~後略~

我が家の住む片田舎の浜辺はおそらく、神奈川の海岸のごみとは少し事情が違うと思われますので、川から流れ着いた割合は「7割」まではいかないのではないかと思います。

詳しいことはわかりませんが、その比率は「5~6割」ぐらいのようにも思われます。

というのも、片田舎の浜辺には上述引用部分のごみ内容に加えて、「漁業で利用されたのであろう縄類のごみ」もかなり多かったので。

で、確かにそうした違いもあったのですが、その「漁業ごみ」を含めても、問題の核心の部分には変わりはありません。

~前略~ 「海ごみは川から、川のごみは街から出ます。そして、街のごみは人の心が出します。街をきれいにすることが海をきれいにするということを小学生のみなさんにも知って欲しい」

特に この部分の内容を、本日の《探求学習》において、あおばと確認しあえた意義は大きかったと感じました。
 
下段の【4月22日】付け記事の見出しは次になります。

プラごみ 深海にもたくさん

こちらの記事の内容も、とても考えさせられる内容でした。

同記事の調査内容は、「深さ6千メートルの深海」を調査した結果になります。

同記事より引用します。

~前略~ 集まったプラスチックごみは1平方キロメートルあたり平均4561個。100メートル四方にすると、約46個です。8割以上がレジ袋や食品の包装などの使い捨てプラスチックです。

「深さ6千メートルの深海」にそれだけの数のプラスチックごみが漂っている、という事実は驚くべきものです。

ウチのあおばも、

あおば
こんな状況じゃ、プラスチックごみは深海魚にとっては「またか‥」みたいに感じられてしまうね

と嘆いていました。

本当にそうですね(泣)。

なお、こちらの動画を観ると「深海の状況が本当にそうなんだ‥」と実感をすることができますので、よかったらぜひアクセスして観てみることをオススメします。

とても衝撃的な映像でした。

関連資料:書籍より「コペンハーゲンにある《コペルヒル》」

こちらの画像の出典先は、以下の書籍になります

地球があぶない!地図で見る気候変動きこうへんどうの図鑑

画像内容の見開きページは、同書籍の最後の数ページに掲載されています(86~87ページ目)。

建物の屋根部分に全長400mものスキーゲレンデを持つこの施設は、デンマークのコペンハーゲンにある《コペルヒル》と呼ばれるアマー・リソースセンター。

同施設はなんと!「ゴミ処理施設」なのだそうです。

同見開きページの見出しは以下の内容です。

コペンハーゲン市は
二酸化炭素排出量を
2005年と比べて
40%減らしました。

世界(北欧)の環境保全先進国では、こんなスゴイ施設が実現されている

その驚くべき事実にふれたことは、世界の多様性を実感するキッカケの1つになってくれるのではないかと。

そう期待できるだけのインパクトが、同施設の写真と紹介記事にはあったのではないかと感じたのでした。
 

おわりに

当記事の冒頭のほうでふれた俵万智さんの言葉。

読むことが体験を支え、体験することがまた読書の楽しみを広げてくれる

この言葉については実は、上掲にリンクのある「先日・15日の[環境保全イベント参加前に] 」の記事でもふれていました。

ということで、本日はその言葉を「実践してみよう!」ということで、実体験をした翌日にあたる本日に、《探求学習》と称して、「体験することがまた読書の楽しみを広げる」ということの意味を、子供に感じてもらう機会を設けてみました(コーチングの試みを実践してみました)。

実践をしての感想は、「かなり良い刺激となったよう」でした。

朝日小学生新聞の記事については、あおばは、

あおば
正直あまり覚えていなかった

と素直に証言してくれました。

ですがきっと、今回の《探求学習》を経たことにより、今度はかなり印象に残ったのではないかと思います。

今回はとても手応えを感じるコトができたので、今後も機会があったらまた同様の《探求学習》を企画したいと感じました。

皆さんにも、家庭での《探求学習》の実践をオススメします。

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