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本日、2021年10月15日の晩婚パパの育児日記の主な演目は【海のプラスチックごみ問題に小学生の親子でできること[環境保全イベント参加前に]】です。
今月、我が家は小学3年生の子供の「あおば」と一緒に、家族で《海のプラスチック問題に取り組む海辺の環境保存のイベント》に参加をする予定です。
その予定が決まっていたので、この前の日曜日(10/10)に図書館で「海洋プラスチック問題」に関する本を2冊借りておいたのでした。
ただ単にイベントに参加するだけでなく、「イベントに参加した体験が子供の中でより印象深いモノになって欲しい」と考え、そのための「事前準備」の1つとして関連図書に前もってふれておく環境を整えておいてみたのでした。
本日は、あおばがその2冊の「仕込み本」を手に取ったのですが、そのうちの1冊にかなりの “好反応!” を示してくれました。
やった!(笑)。
海のこみ問題で小学生の子供にできることは?関心持ってもらうためにできることは?
小学生の子供を持つ親御さんであれば誰もが、この星・地球の環境問題 に関心を持っていることと思います。
現在の状況は、環境問題のことを子育て世代の親の私達が「本気」で考えないと、子供たちの未来そのものがなくなってしまうという「瀬戸際」まで来てしまっているので。
ですが‥ 一口に環境問題といってもその切り口は多種多様にあるので、「どこから手をつければいいだろうか?」とも、なってしまいがちだと思います。
特に、我々親世代だけでなく、自分達自身の未来を切り拓くためには「子供当人」にも関心を持ってもらう必要性があることも考えるとなおさらに。
そこでまず思い立ったのが、 次の2つの点でした。
- 《環境問題に関する体験イベントの参加》
※子供自身に環境問題を「身近に感じてもらう」ためにできることとして - ごみ問題に対して小学生にできることを論じた学術論文にあたること
(1)については、探し始めると直ぐに身近なところで《海のプラスチックごみ問題》に取り組むイベントを見つけることができました。
やはり、「いま」《海洋プラスチックごみ問題》はとても「 Hot!」な件です。
色々なところで様々な報道で、この問題に関する取り組みなどの情報にふれる機会があります。
そうしたトレンド的なコトも含め、関連書籍も多数出版されています。
ということで、小学生の子供に関心を広げてもらうにはやはり、この問題に取り組むイベントに参加し、その前後に改めて「本」にもふれる機会を整えることが、入り口として最善かと考えたのでした。
(2)については、「親としてどのようなアプローチをするのが良いのか?」の参考になるエビデンスの高い調査がないかと考えて探してみました。
すると、そのものズバリの「学術論文」があったのでした。
その学術論文は、 『ゴミ問題 小学生にできること』と、Googleで複数ワードでの検索をしてみると表示されます。
該当論文は、 こちらより。
子どものごみ減量行動に及ぼす親の社会的影響-依藤佳世 – 被引用数: 21(2021年10月16日現在)
当該論文の【要旨】の箇所の中でも特に参考になる部分を以下に抜粋・引用しておきます。
~前略~親からの影響で強い効果が確認できたのは,親の環境配慮行動を子 どもが観察することであった。親の行動をモデルとして,子どもは親の期待を感じて環境配慮行動をとるようになると考えられる。
「なるほど!」ということで、まずは親の僕等夫婦が《海のプラスチック問題に取り組む海辺の環境保存のイベント》への参加を表明したのでした。
そして、
と、参加を前提であおばに「どの場所がいい?」と尋ねたのでした。
元々、「SDGs」や「海洋プラスチック問題」に関する本については、以前から何冊も読んでいて関心を持っているあおばは二つ返事で、
と、賛同してくれたのでした。
子供の海のプラスチックごみ問題への関心を深める一助となった本
前述のように、今月家族で参加する予定の《海のプラスチック問題に取り組む海辺の環境保全のイベント》に先駆け、子供の関心度を高めておくことを企図して図書館から借りてきておいた本(=今回の仕込み本)が上掲の2冊の本でした。
- 1冊は『ステラとカモメとプラスチック-うみべのおそうじパーティー』
- 1冊は『海のプラスチックごみ調べ大事典』
です。
(1)の本は見たとおりで児童向けの「絵本」です。
著者はジョージナ・スティーブンスさんというイギリス人の女性。
同じく、絵もイギリス人女性のイジー・バートンさんの手によります。
この本のストーリーは、まさしくこれから取り組む予定の《海辺での海のプラスチックごみ回収イベント》に関するものでした。
その点が “ピッタリ” フィットした、ということはあったと思います。
ですがそれ以上に、あおばが魅力的に感じた理由は、イジーさんの描く《絵》の魅力にあったのではないかと思います。
やはり、《絵》の持つ力というのはとても大きいので。
特に、小学生の子供にとっては。
というわけで、この本はあおばの心をかなり捉えたようで本を手に持つて、
と、読み聞かせのリクエストがありました。
そして、同じコトをママにもしていたのでした!
僕だけやママだけに対してなら「読み聞かせのリクエスト」が、自分1人でかなり難しい本でもスラスラと読み込なすようになった今もまあ珍しいことではありません。
逆に言えば、それだけ「本」が親子のコミュニケーションツールとして定着している証なのだと思います。
ですが‥ 僕とママの「2人ともにリクエストをする!」というのは、最近ではそれほどないパターンでした。
というわけで、「小3」に近い年齢の子供に《海のプラスチックごみ問題》に関心を持ってもらうためには、とてもオススメの1冊だと感じました。
表紙の《絵》の雰囲気が気に入った方は、ぜひ手に取ってみることをオススメします。
他方、(2)のほうは「大事典」というだけあって100ページを超えるボリュームのある本。
こちらの著者は保坂直紀さんというサイエンスライターにして東京大学特任教授も務めている方です。
この本については、《大の本好き・読書好き》のあおばもさすがに全部は読まなかったですが、分厚い本を捲りながら、所々気になるページをかじり読みしていました。
おわりに
本日は、今月家族で参加する予定の《海のプラスチック問題に取り組む海辺の環境保全のイベント》に参加する前の予習(?)として、親が子供にできることの1つとして取り組んでいた成果が出た日となりました。
具体的には、「イベントと関連する本をイベントに参加する前に子供に読んでおいてもらうこと」でした。
そのコトを企図して1つのキッカケとしては、詩人で作家の俵万智さんの本でふれた言葉がありました。
その言葉は俵さんの『かーかん、はあい 子どもと本と私 [2] 』という本にあった言葉でかつ、その本の帯を飾っていた言葉でもあります(以下、引用)。
読むことが体験を支え、体験することがまた読書の楽しみを広げてくれる
上掲の本との出会いが、そして今後参加するイベント体験が、そのようになってくれると「嬉しいな」と期待しています。
本日はまだ、イベントに参加する前ではありますが、既に2回も「読み聞かせのリクエスト」があっただけでも、同様の効果を得れているようにさえ感じたのでした。
また、気に入った本と出会うことができてよかったね! あおば。