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本日の晩婚パパの《コーチング的育児実録》の演題は【全国統一小学生テスト偏差値70超!通塾なし5年生の楽しい勉強法】です。
先日、2023年6月4日実施の『全国統一小学生テスト・小学5年生』のテスト結果を受け取ったところ、思わぬ好成績に驚きを(嬉)。
わが家は小1の頃からずっと、通信教育教材のみで学習をしていて「通塾なし」。
全国統一小学生テストは小3の春から受験していますが、小4時は小3時よりやや苦戦気味だったこともあり、
と、受験前はちょっと心配もしていたのですが‥ 逆に良い結果が出て、「通塾なしでも大丈夫!」と太鼓判を押してもらったような感も。
教科別の成績結果は、2教科・3教科・4教科の総合成績でいずれも「偏差値70超」。
国語と社会の2教科については教科別(単教科)で「偏差値70超」、社会については「偏差値75超」と、ウチの子個人としては初めての「75超」の予想外の好成績。
当記事では、5年生となった今回の結果が「なぜ良かったのか?」を検証してみた内容をまとめています。
わが家と同じ「通塾なし」で全国小学生テストを受験しているご家庭の参考になれば、嬉しいです。
プラス、ウチの子はあまり「まじめにコツコツ」というタイプではなく、「楽しいこと大好き!」タイプなので、わが家の学習法も「楽しい勉強法」を常に意識しています。
その意味で、“真面目に地道に派” のご家庭より、「勉強に苦手意識を無くして欲しい」と願うケースや、「壁を乗り越えるの苦戦気味‥」といったご家庭・親御さんにとって、よりお役に立つ内容かと思います。
親子ともども、日々の小学生生活を存分に楽しみつつ、その延長線上に「中学受験が無理なく自然とある」形を目標とする&その道筋をコーチングしていく。
そんなスタンスに「いいね!」と賛同してもらえる方の参考になると良いな、と。
はじめに|中学受験を楽しくは可能?全国統一小学生テストを教材として
※画像は「全国統一小学生テスト小学4年生[2022秋] 」の成績表の内容を一部改編
ウチの子はポケモンが大好き。
同じように「本」も大好きなので、愛読書ランキングの上位にはポケモン関連の本がズラ~ッと並んでいる状態です(苦笑)。
でも、そんなことも「モノの捉え方」によっては、十二分に「勉強」に役立ちます。
たとえば、 こちらの『ポケモン空想科学読本』シリーズ。
ウチの子は小3の頃から何度も繰り返し読んでいて、それが科学=理科に対する「好奇心」を育んでくれています。
一例が、上掲画像の全国小学生テストの「理科」の結果。
今回の5年生の結果ではなく、前回の4年生・2022年秋の際の結果ですが、単教科の偏差値で「70超」の好結果(今回、5年生の結果は後章にて)。
大好きなポケモンの話題を “夢中に” なって読んでいるうちに、「科学的な思考法」が自然と身についたのだと思います。
ちなみに、このシリーズの著者の「柳田理科雄さん」は抜群のギャグセンスの持ち主なので、ポケモンに詳しくない大人が読んでもギャグの勉強(?)になり、わが家も親子で大笑いしながら読んでいます(笑)。
同じように他の教科についても、このように「遊びながら学ぶ」ということを、常日頃から実践しています。
詳しくは後述の「社会」についての内容部分で関連記事と共にふれていますが、「社会・地理」についても、アナログゲームでの遊びを通じて身につけた基礎知識がベースとなっています。
こんな感じで、わが家では幼少期から「遊び」を通じて「子どもの好奇心」を刺激してきたことが、大いに役に立っていると感じています。
この点は、どのご家庭でも一緒だと思いますが、子どもは・子どもたちは、自分が好きなことであれば驚くほど何でも吸収してしまいます。
というか、それは大人になっても同じで、仕事で覚えなくてはならない知識はなかなか身につかないのに、趣味のことなら「覚えよう!」などと思わなくても勝手に覚えているものです(苦笑)。
であれば、勉強だって、中学受験であったって、同じなのではないでしょうか?
「楽しい!」と感じることであれば、たとえ傍からみて大変なことであっても、苦にならない。
そう考えて、子どもの日々の「学習環境づくり」や「勉強方法」に工夫を施してはいます。
とはいえ‥ わが家のような「通塾なしで家庭学習のみ」のケースでは、「子どもの学力レベルが相対的にどのぐらいであるか?」を知ることができないのが、悩みどころではあります。
その点で、本当~にありがたく感じるのが『全国統一小学生テスト』。
(かなりの概数ではありますが)現在の小学生の人口は、各学年ごとおおむね「約100万人」だそうです。
対して、ウチの子の学年で『全国統一小学生テスト』を受験している子どもの人数は毎回(小3時~今回の小5春の計5回)、全国で「約3万人弱」なので、割合でいえば「約3%」。
実際に中学受験をした小学生の割合を「15~20%」と想定すると(地域などにより実数がまちまちなため)、全国統一小学生テストを受験する層はやはり、早い時期から学習に対して意欲的な層の子どもたち・家庭が参加している学力テストといえます。
その特徴からしても、「中学受験を楽しくは可能かどうか?」を測る指標として、全国統一小学生テストは最適な「教材」だと感じるのでした。
ちなみに‥ わが家は地方移住して田舎暮らしをしていますが、今春、子どもが小5になった機に “初めて” 在住地域の「中学受験向け模試(記述式)」を受けてみたところ、全国統一小学生テストの難易度よりはるかに易しい内容で、ちょっと拍子抜けをしたりも(笑)。
その模試は「有料」だったのですが、テスト結果の成績表の質も、「無料」の全国統一小学生テストのほうがはるかに充実しているのが実状でした(苦笑)。
全国統一小学生テスト5年生の難易度と小3・小4時との比較
※画像右側の縮小サイズ部は同冊子の表紙部分。見開きページ箇所が特集内容部分
こちらのダイジェスト版の冊子、わが家同様、今回の全国統一小学生テストを受験した際に「参考資料」の1つとして会場塾から頂いたご家庭も多いのではないでしょうか?
以下、同冊子の特集記事『算数、偏差値60を突破する!』の小見出しの内容(上掲画像「見開きページ部分」の左上の太字部分)の抜粋・引用内容です。
中学受験の要となる算数。5年生で習う単元は4年生と比べてグンと難易度が上がり、つまずいてしまう子どももいます。
しかし、入試で出題率の高い単元を習うのも5年生。
今のうちにポイントを押さえて、偏差値60突破を目指しましょう!
ということで、小5になると「算数」の難易度のレベルが「グンとアップ!」するとのことですが、実際のところはどうなのか?
全国統一小学生テストの「算数」の実際の「平均点」で、その点を比較してみました。
小3・小4・小5「算数の平均点」の推移
以下、2021年~2023年にかけて実施された『全国統一小学生テスト』の「算数」の平均点の推移です(※いずれも「150点満点」)。
- 2021年6月・小3春「91.4点」
- 2021年11月・小3秋「98.9点」
- 2022年6月・小4春「82.1点」
- 2022年11月・小4秋「86.6点」
- 2023年6月・小5春「67.7点」
一見してお分かりのとおり、小3 ⇒ 小4 ⇒ 小5 と平均点が大きく下がっています。
小3時の2回の平均は「95.15点」。
小4時の2回の平均は「84.35点」と、小3時から-10点以上のダウン。
小3時も小4時も春の平均点より秋の平均点のほうが高くなっているので、これまでの推移を踏まえると、次回の小5・秋では、算数の平均点は「70点台」になってくることが予想できはします。
が、それでも‥ 小5の一回目の今回は一気に「60点台」となったため、小5時の2回の平均点の推移は、小3 ⇒ 小4 時のダウン幅よりさらに下落、つまり「難易度的には大幅アップ!」となってくると予想されます。
(※仮に、小5・秋の平均点が春のそれを10点以上も上回る「79点」だとしても、小5時の2回の平均点は「73.35点」と70点台の前半に留まります)
小5になると「算数」の難易度のレベルが「グンとアップ!」する。
その点は、実際の全国統一小学生テストの「算数の平均点の推移」からも、実証されました。
通塾なし中学受験での算数対策の必要性について
先で取り上げた(株)ナガセ発行の冊子『 Dream Navi 』の特集には、以下の行がありました。
中学受験の要となる算数。
なぜ、そう言われるのか?
その理由は、中学受験における「難関校」の多くで、「理数系を得意とする学生の割合・志望率が高い」という背景があります。
そのため、理数系(=算数)が得意な志望層の中での合否の差をつけるべく、「算数」の入試問題の難易度を高く設定する必要性が出てくる、ということです。
(※仮に難易度があまり高くないと、全受験生が満点を取ってしまい差がつかなくなる可能性があるので)
つまり、中学受験の「難関校」を目指す場合は、難易度が最も高くなる「算数」の出来不出来が「合否」を分ける教科となりやすいため、算数が「中学受験の要」になると言われているわけです。
全国統一小学生テストにおいても、「算数」は配点面では国語と同じく150点ではありますが(理社は100点)、5年生以降の試験時間数は最長の「50分」となっている点は、合否を左右する「要」の教科であるゆえです。
しかし、逆に言えば、中学受験においても、算数の超難問が出題されるような「私立の難関校」を受験するのでなければ、算数ばかりに気を配る必要性は「特にない」ということになります。
同じく、全国統一小学生テストの「算数の配点」に着目してみると、その点が明らかになります。
全国統一小学生テストの「算数の配点」は以下のように設定されています。
- 「基礎学力」を問う問題:各8点
- 「応用力・思考力」を問う問題:各6点
- 「超難問の解答力」を問う問題:各4点
「私立の超難関校」を目指すのであれば、(1),(2)の問題はもちろん、(3)の問題も解ける力が必要となってきます。
一方、「国公立の中高一貫校」レベルを目指すのであれば、大切なのは(1),(2)の問題を解ける能力になります。
(3)の問題はあくまでも、余力があって解ければ “なお良い” と捉えてよいレベルと考えられます。
実際の「全国統一小学生テストの算数」においても、(1)と(2)の問題を全て正解していれば、(3)の問題に一切手をつけてなくても、偏差値で「70台」前後を取ることは可能だと思われます。
※実際は(2)の問題の一部にも、高学年になるにつれ「超難問」が含まれるようにもなってきますが‥
仮に、通塾なし=自学のみで、(3)の問題を解ける能力を身につけるというのは、算数以外の他教科と違ってかなり厳しくなってくると思われますので、(3)の問題への対応力も望む場合に限っては、「算数のみ」の何か “特別な対策” が必要となってくるかと思います。
他方、算数の偏差値「60超」までを目指すのあれば、算数のみに特化した “特別な対策” は必要なく、他教科と同様に「基礎固め」に重点を置く対策で問題ないと思います。
★上掲画像ダイジェスト版冊子の特集『算数、偏差値60を突破する!』の詳しい内容を知りたい方は、こららの「正規誌」のリンクをご利用ください 。
通塾なし5年生が全国統一小学生テストで偏差値70超結果の鍵は国語の読解力
※画像は「全国統一小学生テスト小学5年生[2023春] 」の成績表の内容を一部改編
今回の『全国統一小学生テスト・5年生』の総合成績・偏差値「70超」の好成績を引っ張ってくれたのは、単教科での偏差値が70を大きく超えた「国語」と「社会」の2教科でした。
ちなみに、算数と理科の2教科も「60超」でした。
ということで、ウチの子の場合はいわゆる「文系科目」が強く、その原動力となっているのは間違いなく「本好き・読書好き」である点です。
子どもの学力向上に対して、「読書が大事」という話はよく見聞きするかと思いますが、実体験としてその点は、
と、断言できます。
読書の特に良い点は、一度子どもが「本好き」となると、後は “好奇心の趣くまま” に自然と様々なことを自発的に学んでくれることです。
子ども自身は、好きで色々な本を読んでいるだけで、“多様な学習をしている” なんて意識はまったく持っていませんが(笑)。
また、読書で「読解力の向上」といっても、決して “お堅い本” を読む必要などもない点も良いところ。
先でもふれましたが、ウチの子の愛読書ランキングは「ポケモン関連書」ばかりですし、「文字ばかり」の本もあまり読みません。
それでも、「好き」で沢山の本を読んでいれば、自然と読解力はついてきますし、お堅めな言葉にも “どこか” でふれて「語彙力」もちゃんとつきます。
肝心なのは、子どもが「楽しんでいる」こと。
そして「本」というものは、たとえマンガであれ、自分のペースで能動的に「自分の頭で考えながら」先へと進んでいくもの。
そこが、たとえ進行速度が速くても、行動的には「受け身」に終始しがちで、自分の頭で考えているわけではないゲームや動画との大きな違い。
ゲームや動画も確かに「楽しい」のですが、その楽しさは受け身の楽しさ(ないし刺激)。
「考える力」が身につくためには、自分の脳の中で思考力のネットワークが適切に構築されるための「自分自身に合った速度=マイペース」が大切なはず。
本・読書の良さとは結局、「自分の頭で考える速度」を、自分にとって最適なペースに調整できる点にあるのだと思います。
軽めな本を読む時はスピーディーに、堅めな本を読む時はジックリと、といった感じで。
そうやって、無意識ながらも「自分の頭で考える」トレーニングを “常に続けている” のが、本好きの良いところ。
⇓
高い「思考力と読解力」は様々な教科に対する「対応力と応用力」につながる。
⇓
その能力がダイレクトに反映される「国語」だけでなく、
他の教科全般にも好影響がみられる。
こうした読書の「好循環」が今回の好結果につながったようです。
そして、「対応力と応用力」というものは問題の難易度がある程度高くなるほどその必要性が高まるものでもあるので、小3・小4の時より小5となった今回の結果がより良くなっている点を考えると、今後がますます楽しみにも。
そううまくいくかは、わかりませんが(笑)。
とはいえ、「本好き・読書好き」には、そうした可能性が広がってくると実感しているので、個人的には「学習ドリル」を数多くやるという反復的な勉強法より、「楽しい読書」をオススメします。
※「読書量」については、以下の関連記事が一例となります。最大事例ですが(笑)
【あ劇場©】へようこそ。 本日,2021年08月13日の晩婚パパの育児日記の主な演目は【66冊!子供(小3)が図書館から借りている本の総数「この夏休み最大」を記録!】です。 本日は,あおば(ウチの小3の子供)と隣の市にある[…]
算数も読解力!2023全国統一小学生テスト小5の最新過去問題より
※画像は「全国統一小学生テスト小学5年生[2023年春] 」の「算数」の問題冊子より抜粋・転載
この点は、多くの人がご存じのところだと思いますので、ここでは、今回・2023年春の『全国統一小学生テスト小学5年生』の最新の過去問題を一例として取り上げました。
上掲の画像の問題がその一例。
この問題を解く計算式は、以下のようにとてもシンプルです。
10.4÷13=0.8
0.8×3-0.4=2.0
2÷8=0.25(倍)
単なる四則演算の問題であれば、基本中の基本と言えるレベルです。
ですが‥ この問題の正答率は「26.7%」と、かなり低い値でした。
要するに、多くの子が「計算」を間違えたのではなく、「問題文の読解」でミスをしたということです。
算数の問題と言ってもある程度の「応用力」を問う問題となると、この問題のように単なる計算力ではなく、正解を得るための手順を正しく読み取る「読解力」こそが「鍵」となってきます。
教科別「社会」は都道府県別順位で1位を獲得
※画像は「全国統一小学生テスト小学5年生[2023春] 」の成績表の内容を一部改編
「社会」の好成績も「国語力=読解力」が鍵でした。
今回の『全国統一小学生テスト小学5年生』の社会は、(上掲画像にある)「問題別成績」のデータをよく見ると、問題の難易度が高いというより問題の「分量が多かった」ことが読み取れます。
その点は「算数」と比較するとよく分かります。
(算数の「問題別成績」はお手元の『君だけの診断レポート』にてご確認ください)
社会の問題で最も正答率が低かったものは「19.7%」で、20%を割った問題もその1問だけでした。
一方、算数については、正答率が20%を割った問題が8問もあり、最も低かった問題はわずか「0.5%」でした。
算数は、多くの子どもが難易度的に歯が立たなかった問題がいくつもあった。
対して社会は難易度的には問題がなかったが、分量的にすべての問題に手をつけることができなかった子が相当数いたことが、平均点が「53.5点」とあまり高くなかったことにつながった、と読み取れます。
その点は、100点満点に換算すると平均点が「51.4点」となる国語も同様で(算数は「45.1点」)、正答率が20%を割る問題は2問だけでした。
というのはよく聞かれる声。
全国統一小学生テストの国語の成績を左右するのは、問題の難易度というよりその「分量」に対応できるかどうかである、というのも定説です。
今回の「社会」は、正にいつも言われている「全国統一小学生テストの国語」と同じ傾向がみられたわけでした。
それゆえ、「本好き・読書好き」で文章を読む速度が速く、読解力も高いタイプのウチの子が、ウチの子個人としては「初!」となる教科別での「都道府県別順位・1位!」の好成績を得ることができたわけでした。
とはいえ、今回のこの「社会」の好成績の背景に、同教科の「基礎知識の定着」があったのは確かなところ。
「基礎知識」という土台がシッカリしていないのであれば、たとえ問題文を速く読むことができたとしても、その問いの内容を「読み解く=読解する」ことはできませんので。
では、社会(=地理)の「基礎知識」はどのように身につけたかといいますと?
それも、小学校の低学年のうちからアナログゲームで「楽しく遊びながら」身につけたのでした。
具体的には、以下の2つの関連記事の内容がその方法でした。
【あ劇場©】へようこそ。 本日の《コーチング的育児実録》の演題は【小学生の都道府県の覚え方は「パズルゲームで五感を使う面白い勉強法」が効果抜群!】です。 本日は、わが家の小学3年生の子どもの「あおば」と一緒に、久しぶりに日本地図パズ[…]
【あ劇場©】へようこそ。 本日の育児実録の主な演目は【小学生の地理学習はゲームがオススメ!ドラえもん日本旅行ゲームと日本地図パズルで】です。 本日は、あおば(ウチの小3の子供)と久しぶりに、『どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5』で[…]
その具体的内容の詳細は上掲関連記事に譲りますが、ここでは、以下のような疑問に対する「わが家の実体験的な答え」を、もう一点紹介しておきます。
それが高い偏差値とどのように結びつくのかがイメージしづらいかな?
通塾なしで偏差値70超のもう一つ鍵は「得意感」
子どもは「遊びの天才!」
子どもを持つ親なら誰でも、そう感じたことがあるのではないでしょうか。
自由に遊んでいる時の子どもたちの「発想力(=応用力)」というのは、本当にスゴイものがありますので。
学力に関しても、頭一つ抜けた結果を得るためには、同じような飛躍が必要となるのではないでしょうか。
基礎知識を身につけた段階では、偏差値は「50台」。
その段階にプラスαの応用力が身につけば、偏差値は「60台」に。
さらにもうワンステップ上の偏差値「70台」は、まるで遊んでいる時のように、応用力を自由自在に駆使できている状態なのではないかと。
その点は「遊び」に関しても実は同じで、ルールを覚えたばかりの最初の段階ではたとえ子どもたちであっても、スゴイ能力を発揮するわけではありません。
子どもたちがスゴイ能力を発揮し出すのは、その遊びに徐々に慣れてきて、
と感じるようになった時。
そこがポイントで、アナログゲームで「楽しく遊びながら」身につく感覚というのも、この「得意感」にあります。
アナログゲームの利点は、自分の頭で「能動的に考える」遊びである点でもあります。
自分の頭で考えて、「コレ得意!」と感じている時の子どもたちは、少々難しい状況や展開に対しても「臆せず」チャレンジを続け、「あっ!」という間に驚くべき速さで上達を遂げていきます。
この「臆せず」というのも大事なポイント。
ここ数年、人材教育・能力開発の分野でトレンド化している概念に、「ウェルビーイング(well-being)」があります。
どこかで見聞きされた方も多いのではないでしょうか。
「ウェルビーイング」とは、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」と翻訳されることも多い言葉ですが、この概念において頻繁に登場する用語に《心理的安全性》があります。
《心理的安全性》とは、米ハーバードビジネススクール教授のエイミー・エドモンドソン氏が提唱した心理学用語なのですが、ちょっとした誤解や誤用が広がっているので注意が必要です。
よく見られるのは「心地よさ」と誤認しているケースで、例えば、「心理的安全性が高い職場」というのは、「親しみやすく感じの良い職場」を意味すると誤解しているケースです。
本来の《心理的安全性》とは、仲良し的なニュアンスではなく、「臆せずリスクを取ることができる」という心理的な関係性(=安全性)を意味します。
具体的には、上司・上役・先輩などに対しても、率直に意見や疑問・懸念を言えたりできる建設的な状態・環境であることを指します。
「ウェルビーイング」でいう《心理的安全性》がある状態を、子どもの学習環境に当てはめれば、以下のような状態となるではないでしょうか。
「コレ得意!」と感じて、「臆せず」にチャレンジをする・続けらる状態。
そのような状態にある時、子ども・子どもたちは、伸び伸びとその「遊びの天才!」的な驚くべき力・能力を遺憾なく発揮してくれます。
そのことが、次のような「良い流れ」を生むのだと思います。
アナログゲームなどの自分の頭で考えるタイプの「遊び」を通じて、自分は「コレ得意!」と感じた経験を持つと、同分野の難問に対しても、心理的に臆することなく果敢にチャレンジすることができ、その「自信」により持てる力を存分に発揮できる。
またそれだけでなく、「自信」という力が、時には実力以上と思われるような高い能力(=応用力)さえも引き出して、偏差値でいうところの「70台」という高い壁を超える際の原動力となってくる。
「楽しい!」という気持ちが子どもにもたらす「力」には、本当に驚くべきものがある、と感じます。
以下は、わが家で利用しているオススメのアナログゲーム類です。
【社会・地理】系
社会・地理の「基礎知識」である「各都道府県の位置関係や面積比率」を、身につけるのに最適なのが、こちらの『地図パズル』。
「触感」により、記憶への定着が強化される点がオススメ。
同じく社会・地理の「基礎知識」である、「各都道府県ごとの特産品・伝統文化など」を楽しく学べます。
ルートの選択方法も多様なので、最適解を選び出す戦略的な思考力も鍛えられます。
【理科】系
子どもたちが大好きな「動物」を通じて、分類し系統立てて考える科学的な思考力の基礎が身につきます。
曖昧なイメージと正しい知識の「違い」を実感できるという点でもオススメです。
中学の「先取り学習」的な内容のゲーム。
このような一歩先に進んだ学習内容に「遊び」を通じて触れておくことが、子どもの自信を深め、臆しない気持ちを育んでくれているように感じます。
【算数】系
図形感覚を磨くのに最適なゲームとして高名な『ブロックス』の発展形。
こちらの『ブロックス・トライゴン』の方が「複雑でより面白い!」というのが、両方で遊んだことのあるウチの子の感想になります。
【追加情報】
こちらの本では、上掲のアナログゲームのうち『ブロックス』と『どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5』の2つが、「オススメのアナログゲーム」として紹介されています。
以下の画像は、同書からの抜粋・転載です。
おわりに|全国統一小学生テスト偏差値70超!通塾なし5年生の楽しい勉強法
上掲画像は、わが家で利用している通信教育教材『進研ゼミ 中学受験講座』の冊子類です。
同教材は、中学受験講座といっても難関進学校を対象としているのではなく、国公立中高一貫校のレベルを対象としています。
といっても、わが家は難関進学校を目標とはしていなから同教材を利用しているのではありません。
理由は、子どもが進研ゼミの教材を気に入っていて、進研ゼミの教材だと本人が「楽しく学ぶ」ことができるからです。
大人の目線や懐事情からすれば、全国統一小学生テストを主催している四谷大塚の『予習シリーズ』のほうが、より難易度の高い問題も扱っているしお財布的にもかなりありがたいのですが‥
本人の「モチベーションアップ!」のほうを優先しています。
結果的に通塾なしの学習環境でも、全国統一小学生テストのような中学受験向けの学力テストでもとても良い成績を取ってくれているので、「子どものモチベーション優先」の選択が間違っていないことを、実証してくれていると感じています。
PR 『進研ゼミ 小学講座』資料請求はこちらより
その一方、逆に‥ 子どものモチベーションを顧みずに、「失敗」をしてしまったケースも過去にありました(苦笑)
小4時の親の失敗談
全国統一小学生テストで「大失敗‥」をしてしまったのは小学4年生の春、2022年6月の回の時でした。
具体的には、テスト本番の前日夜の就寝少し前に、同テストの「対策授業」で入手した過去問題の復習を、親の僕主導でしたことでした。
本人がそれを望んだわけでもないのに‥
その結果、本人は頭が妙に冴えてしまって寝付くことができず、テスト当日は寝不足で “ポ~っとしたような状態” でテストを受けることになってしまいました。
案の定‥ その回のテストの成績は、これまで全国統一小学生テストを受験した計5回の中で一番低迷した結果となってしまいました(苦‥)。
まあ、いまとなっては、その時の「反省」を多少なりとも活かせたことが、今回の好結果につながったようにも感じられます。
「反省」というのは、主役はあくまでも「子ども本人」であるということを、“忘れない・見失わない”といったところ。
その点を含め、常に、子ども本人が「楽しい!」と感じられるような学習環境や勉強法をどのように授けることができるかが、親側に問われていることだと考え&実践しています。
小学生新聞も楽しい学び
「楽しく学ぶ!」の具体的な実践例としては、『小学生新聞の購読』も挙げられます。
小学生新聞の良いところは、中学受験に直結する「時事ネタ」の詳しい解説はもちろん、社会や理科の学習内容とリンクする様々な情報に、低学年のうちからも数多くふれられ、それらを「生きた知識」として自然に吸収できる点にもあります。
わが家では、子どもが小学1年生の時から、『朝日小学生新聞』を購読。
その積み重ねもまた、全国統一小学生テストの社会・理科での偏差値「70台」につながっていると感じます。
小1・小2の低学年の段階ではまだ、学校で社会や理科の科目を本格的には学習していませんが、ウチの子はその頃から既に両科目に関する様々な本を読んでいました。
その点は元々「本好き」だったからとも言えますが、それだけではなく、日常的に小学生新聞で両科目に関する記事を “ちょくちょく” 目にしていた影響は、やはり少なからずあったのだと思います。
そして、小学生新聞の購読は、「読解力」の向上にも大きく貢献をしてくれてます。
というのも、わが家の愛読紙の『朝日小学生新聞』が子どもの読解力向上に大きく役立つていると感じられるのは、同紙が「毎日発行」であるからです。
「朝小」こと朝日小学生新聞は、基本的に8面構成。
仮に、1日当たりそのうちの2~3面しか読まなかったとしても、年間350日以上続けて読んでいればその蓄積量は相当なものになりますので。
※休刊日が月に1~2度あります。
わが家同様、子どもが小学校高学年のご家庭は、今後の中学受験における「時事問題」の対策に加えて(2023年度の私立中学の入試では、約9割の学校で「時事問題」が出題されたそうです)、親自身が中学受験関連の情報を得るための情報源としても、小学生新聞はオススメです。
特に、低学年・中学年の兄弟・姉妹がいるご家庭の場合には、毎日発行でかつ、連載マンガの種類も豊富な「朝小」こと『朝日小学生新聞』の購読をオススメします。
上の子の中学受験対策になることにプラス、下の子の【文字媒体を読むことの習慣化】という「子どもの学力の土台作り」における最も効果的な対策にも、つながりますので。
仮に当初は「マンガ」だけの購読だとしても、何より「続ける」ことが肝心!
日々様々な話題が提供されていますので、続けていれば次第に、マンガ以外の記事にも関心を示すようになってきます。
1つ「コツ」を挙げておけば、親の自分も小学生新聞にちゃんと目を通しておいて、その話題を生活の中に取り入れるようにすること。
それをすれば必ずや、子どもも新聞に目を通すことが習慣化されるはずです。
購読をしたら、親もちゃんと「小学生新聞」に目を通しその話題にふれる。
これを実践すれば、子どもの「読解力」は着実にアップ!するでしょう。
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結論|「楽しい!」と感じる勉強法の可能性
最後にまとめ的な結論を。
どのようなやり方であれ、子ども本人が「楽しい!」と感じられる方法があれば、それがその子にとって最良の学習の仕方・勉強法である可能性が高いのだと思います。
ウチの子の場合は、その軸となるのが「楽しい読書」。
本人に合った、本人の特徴に合った「軸」となる方法が見つかれば、たとえ通塾なしの学習環境でも、学年が上がるごとに難易度がよりアップすると考えられる『全国統一小学生テスト』においても高学年で「偏差値70台」の成績を取ることは可能。
塾なしでも(通塾なしだからこそ?)「元気に楽しく自分の好きなペース」で学習して「良い結果」も残せているウチの子の実践例。
「カネなしコネなしマネるもなし(=モデル事例なし) 」の環境で(地方移住&在住のこともあり)‥‥
あるのは「家族一緒の時間だけ」というような状況においてでも、「楽しみながら《教育環境格差》を乗り越えられるのではないか?!」 と、励んでいる。
そんなわが家の実践例が、どこかの部分が似たような状況にあるご家庭の「参考事例になる!」と感じてもらえれば、嬉しいです。
小学生の子どもの可能性は、本人のモチベーション次第でいかようにも広がっていくはず。
「楽しい!」がもたらす可能性を、ぜひ追求していきましょう。
以下、当記事で紹介した「楽しい勉強法」に役立つ本や知育玩具類などをまとめておきました。比較の際にご利用ください。
理科向けの本
社会向けアナログゲーム
理科向けアナログゲーム
算数向けアナログゲーム
小学生新聞
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塾なしで塾効果を得る方策
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