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本日、2021年01月13日の晩婚パパの育児日記の主な演目は以下の2つの「問い」について。
- 子供が自分自身で集中力を高める方法は?
- 子供が集中力をアップしている時間ってどんな時?
本日は当劇場 “3回目” の二部構成で、上の2つの「問い」に対する出来事についてふれてみます。
「えっ本当に?!」と驚かされたことが、本日たまたま2つありましたので。
こちら “第一幕・本の話題” では、驚愕!の集中力を発揮していた読書の事例を。
別記事 “第二幕・遊びの話題” では、お気に入りのテレビ番組の集中視聴について。
では、まずは “本の話題” の開幕です。
★第二幕・遊びの話題は こちらより
子供が集中力を高める方法は?アップする時間は?遊びのケースより
本好きパワーに驚愕!子供が集中力を高める方法は「好き・楽しい」
- 子供が自分自身で集中力を高める方法は?
- 子供が集中力をアップしている時間ってどんな時?
この2つの問いに対する結論は、当記事 “本の話題” では以下となります。
子供が集中力を高めてその力を余すことなく発揮する時間というのは、好きなことに没頭している時間。
ですので、子供の集中力を高める具体的な方法は、子供に好きなことをさせてあげ、子供が「楽しい~!」と感じる “その気持ち” に浸りきれる環境を整えてあげること。
一言で言ってしまえば、
「好きこそものの上手なれ」
もう、この言葉に尽きるのではないかと。
育児中の親御さんなら誰でも目にしたことがある光景だとは思いますが、好きなことに向き合っている時の子供って、本当に夢中になっていて「時間が経つのを忘れてしまっている」かのように、映ります。
なので、逆に言えば、以下のようにさえ言えると思います。
つまり、子供が夢中になり集中している状況・条件・環境を整えて再現してあげれば、子供の集中力を高めてあげることが「できる」ということです。
そして、その状況を繰り返し体験することで、子供自身の身体や感覚や脳が、その状態を身に沁み込ませて身体全体で覚える。
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身体全体で覚えたことは、繰り返し再現することができる。
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さらに再現を繰り返すことにより、よりスムーズに集中力を高めることが可能となるという “好循環・良いサイクル” が生まれる。
ですので、『好きなこと』であれば、基本的にはなんでも良いのではないかと思います。
例えば、それがゲームであれ漫画であれ。
ゲームに関しては、子供がゲームになら集中でき努力も苦にしないといった「ゲームコンテンの力の強さ」を、教育など他の分野にも応用する《ゲーミフィケーション》という学術分野も広がってきています。
漫画については、当記事の下部で紹介している書籍『14歳からの読解力教室』でも、その効果効能が取り上げられています。
いずれも要は、使い方次第 だといえると思います。
ただし、ウチの子供のあおばの様子を見ていて感じるのでは、以下の点です。
ただ単に《好き》というのと、《本当に好き》というのは、全く意味が違うのではないか? と。
子供の集中力を計る目安は雑音が「聞こえない」かどうか?!
ウチのあおばの場合は、《本当に好き》なのは《本》。
その証左となるのが、《本》を読んで本当に集中している時の様子。
その時間の様子というのは、他の好きなことをしている時とは全く異なっています。
声も発さず、ジィ~と動かず、ただただページを捲り続けているだけです。
本当に集中している様子の時は、以下のようになります。
と呼びかけても・・
無言状態。
おそらく、本当に「聞こえてない」時もあるのだと感じます。
例えば、ゲームをしている時は、ゲームそのものの音が鳴っているので、こちらが呼びかけても反応が薄い時は当然あります。
でも、ちゃんと見ていれば、薄いながらも反応していることは分かります。
本当に集中している時は、なんかもう気配が違いますので(笑)。
本日の育児日記は二部構成で、当記事の “本の話題” ともう一方の “遊びの話題” とに分けてます。
“遊び” のほうでも驚かされたことは驚かされたのですが、質が全然違うのです。
“遊び” では、ワイワイと賑やかに楽しんでいました。
一方、こちらの “本” のほうでは、とても静かに楽しんでいました。
本当に入り込んでいる時間というのは、集中し切っていて、周りの音もあまり「耳に入らない・聞こえていない」という状態になっている時だと思います。
その意味からすると、以下のことが言えると思います。
子供の集中力を計る目安は、雑音(=周囲の声・音)が「聞こえない・聞こえていない」かどうか?
逆に言えば、本当に聞こえないくらい集中できているのであれば、その対象はテレビ番組でもゲームでも音楽でもスポーツでも漫画でも・・ 何でも良いのだと言えるのだと思います。
本・読書の具体的な内容
こちら “本の話題” では、本日の育児の中での具体的な事例を取り上げてみます。
正確なことを言うと、実際にその本を読んだのは・読書体験をしたのは昨夜になります。
我が家では毎晩、子供が寝る前にママと一緒に布団の中で《読書をする時間》があります。
昨晩は、その時間にあおばが、ママが図書館で “自分のため” に借りてきた本を読んでいました。
僕は最近はその時間帯は大抵、当育児日記ブログの記事を書いているのですが、でもたまに、二人の様子を窺ったりもします(笑)。
昨晩はあおばが、ママが借りてきた本を手に取っていたので、「おっ!」と思いました。
と同時に、その表情にも「おゃ?! いつもちょっと違うなぁ?」と感じるところがありました。
そう。そう感じたので、一度開いた扉を再び、静かにそ~っと閉めたのでした。
今思うに、久しぶりにみる《集中モード》を、その表情に感じたのだと。
で、驚いたのは翌朝、今朝のことでした。
朝、あおばが近づいてきて、嬉しそう&ちょっと自慢気にこう言いました。
と。
と、驚きのあまり唖然としてしまいました。
「本好き」なのはもちろんよく分かっていますが・・それでも、「好き!・楽しい!」という気持ちがここまでの力(パワー)を発揮させるとは、さすがに思ってもいませんでした。
いや、これには本当にビックリさせられました。
というのも、完読した本というのが、以下の本だったからです。
「14歳からの読解力教室」
中身は、タイトルのとおりですので、中学生以上が想定読者 となっている本です。
そして、本の総ページ数は、266ページ!!
最後の、254~255の2ページにはレファレンス、引用・参考文献の一覧も付いている本です。
昨晩は集中して読んでいたため、ママとあおばの話し声が全く聞こえてきませんでしたので、読書時間は推定時間となりますが、おおよその時間は以下。
20時頃~22時頃の約2時間。
『14歳以上』が対象ということで、対話形式のスタイル(文体)を採っていて読みやすい内容になってはいるものの、あおばはまだ小学校2年生ですから、さすがに驚きました。
ちなみに、漢字にはルビが結構ふられてはいますけど(笑)。
でも、14歳以上が対象だから基本的には小学校で習う漢字にはルビはふられていないようです。
まぁ、大の本好きなので、漢字はかなり難しい字でも読める字が沢山あることは知っていました。
ですので、その点にはあまり驚きを感じたわけではありませんでした。
驚いたのは、その本の内容を「面白い」と感じて集中して読み切ってしまった点。
というのも、ママが借りてきたその本、タイトルと表紙が面白いことに惹かれて、僕もサラっと飛ばし読みはしていたからです。
(※きっと、表紙の取っつき易さから、あおばも手に取ったのだと思います)
「サラっと」と書きましたが、その本は読み易さとは裏腹に、中身はかなり高度な部分もある専門書的な内容。
そのため、「後で、本腰を入れてちゃんと読んでおこう!」と感じた内容でした。
論より証拠は、本書の推薦者とその内容。
以下、本書の表紙の “折り返し” と “帯” からの抜粋・引用となります。
こちらは、 “折り返し”より
国立情報学研究所教授
『AI VS. 教科書が読めない子どもたち』著者
新井紀子氏 推薦
教科書、新聞、レシピ、文学、科学読み物、辞典‥‥‥
どれも日本語で書かれているはずなのに、
実はみんな「違う」。
だからこそ、テーマによって読みやすい・読みにくいが、ある。
誰も意識しなかったその「当たり前の事実」を、
誰もにわかりやすく伝えてくれる本。
こちらは、 “帯”からの抜粋・引用になります。
新井紀子氏推薦
私はこの本を
『国語解体新書』
と呼びたい。
おわりに
新井紀子さんの著作の『 AI VS. 教科書が読めない子どもたち』は、子供の教育に関心がある親御さんであれば、多くの方が一度は目を通したことがあるのではないでしょうか。
そのベストセラー本で、「子供の読解力」 に対しての問題提起をした新井さんがオススメ・推薦をしているのですから、その内容が確かなのは間違いのないところ。
ですので、中学生向けに書かれた本とはいえ、かなり専門的な内容もあり、大人が読んでも十分に読み応えのある内容であると思います。
その本を、小学校2年生・わずか8歳にして約2時間で完読してしまったことには、本当に驚きました。一体、誰に似たのやら(苦笑)。
「好き」って、本当にスゴイことなのですね。