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本日の晩婚パパの《コーチング的育児実録》の演題は【小学生地理の都道府県の覚え方は「ゲームで五感を使う面白い勉強法」がオススメ】です。
本日は、我が家の小学3年生の子どもの「あおば」と一緒に、久しぶりに日本地図パズルのタイムトライアルゲームに挑戦しました。
タイムトライアルはほぼ半年ぶりでしたが、記録は前回とほぼ変わらずでしたので、小3のあおばは既に 各都道府県の形や日本地図全体の内での位置などの基本知識をシッカリと学習できている ことが確認できました。
机に向かって勉強したわけではありません。
都道府県の覚え方で《日本地図パズル》を勧める理由はゲームとして面白いから
まずは結論から。
都道府県の覚え方で《日本地図パズル》を勧める理由 は、以下になります。
「ゲームとして面白い」ことには、様々なメリットや根拠がありますので、以下その点を順を追って紹介していきたいと思います。
◆「ゲーム」で地理《都道府県》を学習できる3つのメリット
- 小学生の低学年の内から遊びながら覚えられる点
- 都道府県の位置関係や面積比を感覚的に掴める
- アナログのゲームだと触覚を利用できる
小学生の低学年の内から遊びながら覚えられる点
この点はまさに「ゲーム」だからこそのメリットになります。
小学生も高学年になってくれば、机に腰を落ち着けて「暗記する」ということもできるようになってくるとは思います。
ですが、それ以前の年齢の段階では「机に座って」というスタイルは不向きであるのが一般的なところではないでしょうか。
その点を考慮すると「ゲーム」のメリットが十分に感じられるかと思います。
「ゲーム」の形式であれば、小学生の低学年の内から遊びを通じて学習・覚えることができます。
(この点について次章でもふれています)
都道府県の位置関係や面積比を感覚的に掴める
この点は、次の(3)の点と密接につながる点でもありますが、《日本地図パズル》の非常に大きなメリットは、この点にあります。
視覚的に見るだけでなく、「手で触れる」ことで、都道府県の位置関係や面積比を感覚的に掴める点はパズルならではのメリットといえます。
ちなみに我が家では、この位置関係や面積比の感覚をシッカリと身体に染み込ませることを目的に定期的に「タイムトライアル」というゲーム性を活用しています。
パズルを「速く」完成させるためには、手に取ったピース=都道府県が日本地図全体の中のどこに位置するかをシッカリと理解しておく必要があります。
また、面積比で大きな都道府県の岩手県や福島県からはめていくとパズルを組み上げていく速度を速めることができるので、面積比の感覚も身に付きます。
ちなにみ、我が家の《日本地図パズル》は上掲画像にあるように北海道が十勝や釧路などの14の地域に区分されていて、パズル的にも地理学習的にも難易度が高いモノになっています。
アナログのゲームだと触覚を利用できる
上の(2)の項目に関しては、例えばタブレットの地図パズルでも似たような形で遊ぶことが可能かもしれません。
ですが、デジタルなパズルだと「触覚」を活用することができません。
そうすると、都道府県同士の位置関係に関する部分や、面積比の感覚を記憶に定着させることがやや難しくなってくることが懸念されます。
他方、アナログのゲームの場合は、その点がまさに利点で「手で触る」コトによって記憶の定着がより図れます。
(この点に関しては、後の章でより詳しくふれています)
また、アナログである点は、上掲リストの(1)の点とも好相性で小学校の低学年より更に年齢が低い場合でもアナログゲームなら問題なく楽しめるコトができるのではないでしょうか。
小学生が(で)社会が好きになる方法のオススメは都道府県の理解
小学生が「社会科」で学習する主な内容は以下の3つに分類できます。
- 地理(地図を含む)
- 歴史
- 社会全般について
(1)の地理に関しては、「小学生の社会科学習」という範疇を超えて、中学・高校の段階になっても「社会科」に分類される全ての教科の「基礎中の基礎」となる部分であることは確かです。
例えば、産業構造や人口の分布にせよ日本史にせよ、都道府県の位置関係を理解しているといないとでは、その理解度に大きな違いが出てくる「肝」となる内容が《小学校の地理で学習する各都道府県の地図の情報》であるのは間違いないところです
(2)については、歴史を学ぶ上で「地理上の関係性を理解すること」がとても重要な点であるのは言わずもがなであります。
例えば、甲斐の国(山梨県など)の当主である武田信玄が越後(新潟県など)の上杉謙信と何度も戦ったのは、互いの領土が接していたからでもあります。
その辺りの地理上の感覚は、現在の都道府県の位置関係を理解していないと掴みづらいところところ。
その意味でも、歴史をシッカリ理解するのに地理の都道府県の知識は欠かせない点であります。
(3)については小学校中学年の内は「道徳」の授業の延長線上にある面も色濃いかと思います。
その点を含め、小学生が社会科で学ぶ内容としては大切な点が多々あるとは思いますが、実際の学校のテストなどでは具体的な問題としては扱いにくい部分になるとは思います。
一方、中学受験が対象となると「時事問題」として重要度が高くなる面があるのは大きなポイント。
その際に、都道府県の地理的な位置関係による地政学的な説明が問われる問題も出題される可能性は高いかと思います。
こうしてみたとおり、 《都道府県の位置関係の知識》というのは、社会科学習の基盤をなすものと言って過言ではないかと思います。
《都道府県の位置関係の知識》が曖昧なままという状態は、算数でいえば「九九」が不確かな状態に近いぐらいかもしれません。
仮に「九九」で躓いてしまったら、算数が好きになる可能性はゼロでしょう。
だからこそ、「九九」を計算機まかせにせずに「暗記」しておくことは今でも重要なのでしょう。
同様に、小学生が「社会が好き」になるためには、その「肝」となる都道府県の知識をシッカリと理解しておくことが欠かせないのでないかと思います。
さて、当章のタイトルでは、以下のような括弧書き部分を用いました。
小学生が(で)社会が好きになる~
なぜ、(で)と付けたかといいますと、当記事で紹介している「日本地図パズルを使ったゲーム形式の学習」は、小学生となる前の “幼稚園生の時点” から楽しむことが十分可能だと考えるからです。
つまり、以下のような構図が成り立つのかと。
小学生になる頃には《47都道府県》に慣れ親しんでいる
得意意識を持つことにより小学生「で」社会が好きになる
では、次の章では「幼稚園児」でも効果が見込めるであろう「五感を使う勉強法」を紹介します。
「面白い!」と感じ「五感を使う勉強法」その効果とは
小学生や幼稚園児の感受性はとても鋭敏で、「面白い!」と感じるコトはドンドン吸収をしていきます。
それは脳の機能的にも新しいコトをドンドン吸収できる能力が非常に高い時期だからでもあります。
もちろん、大人でも「面白い!」と感じるコトであればドンドン吸収することができますが、その吸収力の高さに関しては「子どもには敵わない」というのが正直なところだと。
特に、キャラクターの類とかに対する子どもの記憶力って、ホントに驚きますよね(笑)。
その驚愕の記憶力の源となっているのは、次の2つの点だと思われます 。
- 面白い!と感じる気持ちの強さ
- 五感を総動員している点
脳には「感情」に強く訴えることをよく記憶する特性があります。
(1)の点はまさに、その点を利用していることになります。
だからこそ、感情が素直でストレートな子どもは、「面白い!」と感じるコトをドンドン記憶していけるわけです。
(2)の点も脳科学的にはとても有名なトピックです。
ただ単に、目で見るだけで覚えようとするより手で書いたり声に出したりしたほうが記憶に残りやすい点は、誰もが実感を持って納得がいく点だと思います。
とかく大人は、記憶というと目で見て覚えるコトを連想しがちだと思いますが、子どもは達は実際に視覚だけでなく、聴覚や触覚は実に多用してモノを覚えていると思います(味覚とかは不明ですけど(笑))。
当記事でオススメしている《日本地図パズル》はまさに!「触覚」に訴えるので、その形状が記憶に「残りやすくなる」わけです。
そして、形が記憶に残るとその組み合わせ部分、パズルが「カチッ」とフィットした時のあのなんといえない快感的な感触もシッカリと記憶されることと思います。
ですので、青森県と秋田県と岩手県のこの箇所が「組み合わさるんだ」という感じで、各都道府県ごとの隣接する関係性までを自然と「記憶してしまえる」という仕組みになるわけです。
五感を使う勉強法の妥当性について
では、ここで「五感を使う勉強法」の妥当性についても確認をしておきたいと思います。
『五感を使う 勉強』と、Googleで複数ワードでの検索をしてみると、次のような 【強調スニペット】 での表示がされますので、引用します。
五感を使って暗記する
五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚です。 たとえば、ただ見て覚えるよりも声に出して覚えた方が覚えやすいですし、リズムにのせて覚えることも良いでしょう。 五感を刺激することで、記憶をより強固にすることができます。 複数の感覚器を同時に刺激することで暗記を効率よくすることができるのです。
引用内容出典先:大学受験の勉強で効率よく暗記ができる方法 – 代々木ゼミナール
この引用部分がある情報の情報源が「代々木ゼミナール」であり、その記事のタイトルが「大学受験の勉強で効率よく暗記ができる方法」であることを鑑みると、「五感を使う勉強法」の妥当性が高いコトは十分に確認できると思います。
しかしそう考えると、大学受験の勉強をしている高校生や浪人生より、幼稚園児や小学校の低学年の子どもたちのほうが、より効率的な学び方をしていると言えるのかもしれないですね、面白いモノです(笑)。
都道府県の覚え方「ゲームで五感を使う面白い勉強法」コーチングの実践例
当記事では、小学生地理の都道府県の覚え方として「ゲームで五感を使う面白い勉強法」をオススメしています。
という疑問が頭に浮かぶことと思いますので、実際に我が家で実践してきた事例を簡単に紹介しておきます。
以下、《日本地図パズル》を用いたゲーム形式の『タイムトライアル』の結果の推移になります。
年月日 | タイムトライアル結果 | 前回差 |
---|---|---|
2020年月日不明 (初回) |
24~25分前後 | - |
2020年月日不明 (2~3回目) |
8分台 | -17分程 |
2020年12月6日 | 10分前後 | +2分程 |
2020年12月9日 | 6分10秒台 | -4分程 |
2021年5月上旬 | 6分台 | プラマイゼロ |
2021年5月19日 | 4分52秒 | -1分程 |
2021年11月07日 | 5分6秒 | +14秒 |
今回は約半年ぶりのタイムトライアルだったのですが、前回・前々回とあまり間隔を空けずに挑戦をした時と「ほぼ変わらない成績」をあげることができていました。
ということは、《都道府県》の位置関係に関しての「記憶が既に完全に定着している」ということができるかと思います。
ちなみに、今回は3回タイムトライアルに挑戦をして、いずれも5分30秒を切る内容でした(5分6秒はベストタイム)。
なお、その昔、日本地図は得意分野であった大人の僕が挑戦してもこの日本地図パズルのベストタイムは4分40秒前後です。
参考までに、上掲の表の中の3つの日付[2021年5月19日]ならびに [2020年12月6日と9日]の日のタイムトライアルの状況については,それぞれ以下の関連記事に情報がありますので,よかったらご覧ください。
[2020年12月6日付け]
子供の興味を引き出すコツは親が「子供本人に学ぶ」視点にあり?!
[2020年12月9日付け]
子供はやっぱりママが大好き!父親(育メン)にはサポーター意識が大切と
[2021年5月19日]
小学生の社会地理の覚え方で面白くオススメなのは日本地図パズルのタイムトライアル
おわりに
当記事では、小学生地理の都道府県の覚え方として「ゲームで五感を使う面白い勉強法」をオススメ してきました。
我が家では、この方法で小学2年生時より子どもに遊びながら《都道府県》の知識を楽しみながら学ばせてきています。
その成果は、上掲のタイムトライアル結果の表を確認してもらえれば一目瞭然かと思います。
本日の結果は、初めてタイムトライアルに挑戦した時の結果から約20分も短縮していますので。
もちろん、本人も勉強をしているつまりなどはまるでなく、ゲームとして楽しんでいるからこその「この成果」なのだと感じます。
机にキチンと座ってお勉強するだけが学習ではないと思います。
我が家では「楽しく学ぶコトこそが1番身に付く方法」だと考えて、そうした環境を整えるコト(=コーチング)にこそ注力しています。
そして、その成果は「とてもいい形で出ています」ので、オススメです。
ですが、反省点も1つ。
それは今回のタイムトライアルが前回から間隔が空きすぎてしまっていた点です(苦笑)。
次回は感覚が鈍らないように間隔を空けずに一緒に挑戦しようね、あおば!