【あ劇場©】へようこそ。
本日の晩婚パパの育児日記の主な演目は「子供が初めて電子ピアノで作曲したフレーズはゲームの効果音!?」です。
子供の「初!」の創作に関わる話題と、音楽と身体を動かすこと(運動)とのつながりについてなどを。
幼少期に『家の楽器で遊べる』ことは子供の可能性を大きく広げてくれる?!
本日は月曜日。体育教室の習い事がある日です。
例によって体育教室はとても楽しかったようですが(その様子は後述にて)、本日は教室へ行く前に、初のコト!がありました。
その初のコト!は、あおば(ウチの子供)が電子ピアノで ちょっとしたフレーズを作曲 したことでした。
言葉で表せば、タァタァタタァ~ン・・ というぐらいの短いフレーズなので、曲を1作まるまる作ったというわけではありません。
ですが、初めて1つのフレーズを作った というそのプロセスは、まだ小学校2年生の本人にとっては十分に「作曲をした」といってよい過程だったと思います。
最初に鳴らした2~3の音の響きから何かしらのインスピレーションを受け、その後にある意図を持ってさらに幾つかの音を重ね1つのフレーズを作り上げた。
そのプロセスはやはり、1つの作品創作と言ってよいものだと感じます。
ちなみに、あおば本人はそのフレーズのことを次のように表現してました。
と。
実際にそのメロディーを聴くと、そんな感じのフレーズです、確かに(笑)。
何気なく弾いた最初の2~3音の響きから得たインスピレーション・印象を基に、そのフレーズの完成形をイメージし、その後の音階・音列・テンポを探りながら最終形にまとめたのですね、きっと。
こうしたプロセスは、曲作りに限らず、何かを創り上げていく(=クリエイトする)際に共通する方法論だと思います。
今日、あおばが創ったフレーズは、本人の意図通りのイメージを喚起させるという意味で “とてもよく出来ている作品” となりました(パチパチ)
ですが、もし仮にその出来栄えがよくなかったとしても、作品を創り上げるためのプロセスを体感しただけでも、とても貴重な経験を積むことができた、と言えると思います。
何気なく行ったことから、イメージを広げてそのイマジネイションを創作物へと昇華する。
そのプロセスを味わえただけでも。
そして、その際に “とても重要なカギを握っていた” と感じたポイントは、次の3点です。
- 家に楽器(電子ピアノ)があった
- あったからこそ自由にその楽器で遊べた
- 遊びだったからこそノビノビとイメージを広げられた
であったからこそ、初のオリジナルフレーズを創ることができたのだと思います。
もしかしたら、超マイペースなあおばのことなので、よその家や音楽教室のピアノでも人の目を気にすることなく、自分のイメージを広げる作業に没頭できたかもしれませんが。
でも、ピアノ演奏にはまだ自信はない状態なので、さすがに没入することはなかったであろうと思います。
ウチのあおばでもきっとそうなのだろうから、多少なりとも人(大人)の目を気にする子供であったならば、なお更のことと思います。
良い意味で、まだ一般的なパターンやルールに囚われることがない・少ない、幼少期の内に、自分の独自の世界観で自分のイメージを自由に広げる・広げていく体験を積めることは、きっとその子の可能性を領域を大きく広げてくれるだろうと感じます。
いわゆる常識とかの余計(?)な情報が一切なく、自分自身にブレーキを掛けてしまうことが一切ない状態で、自由に遊び飛び回る。
そういう感覚で持って「自分の力だけで何かを創り上げた!」という実感を潜在的に持っている。
そういう感覚を持つ才能こそが、《エバーグリーン》となるモノを生み出すのでしょうね、きっと。
まぁ、その辺の僕の勝手な推察(=エバーグリーン説?)はあまり当てにはならないかもしれませんが(苦笑)。
ですが、 これだけは確かな実感があります。
あまり断じたりはしないタイプなのですが、この点だけは断言しておきたいと。
★電子ピアノが我が家に来た経緯については、当育児日記の こちらに関連記事があります。
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家に楽器があるもう1つの利点『ハーモニー・プロジェクト』より
情報源はかなり前なのですが・・(苦笑)、家に楽器があることの利点をもう1つ。
それは、アメリカはロサンジェルスでのプロジェクトの事例です。
名付けて、《ハーモニー・プロジェクト》。
この《ハーモニー・プロジェクト》を僕が知ったのは、以下のテレビ番組でした。
(2014年4月放送)
その放送内容の概要をまとめたサイトがありましたので、そちらより引用をさせてもらいます。
スパインが動きを止めてしまっても、細胞は次の一手を用意している。
その一手を探るため、ロサンゼルスを訪れた。放課後の学校に子供たちが集まり、貧しい家庭の子供たちに楽器を貸して弾き方を教える活動「ハーモニー・プロジェクト」が行われている。
参加している子供たちは10歳前後で、聴覚に関するスパインの活発な動きは終わりを迎えつつある。
しかしこのプロジェクトは、参加者の学業成績が著しく上がっていることから全米で大きな注目を集めている。
子供たちが住んでいるのはロサンゼルスでも最も犯罪率の高い地域で、参加者の中にはホームレスを経験したり麻薬中毒者の両親と暮らす子供もいる。
しかしプロジェクト創設者のマーガレット・マーティンさんによると、半数以上が高校を卒業できないこの地区で、プロジェクトの子供たちの大半が大学進学を果たしており、この6年では96%にもなるという。
成長してから楽器を学ぶとどんな変化が生まれるのか。
その変化を捉えたのは、DTIと呼ばれる最新鋭の画像技術だった。楽器を習った子供の脳の写真を見ると、神経細胞1本1本の太さが変化している。
この太さの変化がスパインが止まった後の学ぶ力を支えている。
そうなのだそうです。
《楽器を演奏する》という行為は、非常に複雑な作業を同時進行で行うため、脳に大きな刺激を与え、その効果として脳内の神経細胞を太く変化させる。
そうして太くなった=強化された脳内神経細胞のおかげで、『学力も向上する』という結果が出ている、ということなのです。
脳内の神経細胞を物理的に強化してくれるって、スゴイですよね。
そのようなわけで、1人の親として、子供に楽器を練習させることは、とてもオススメです。
楽器・音楽ばかりではなく運動の話しも
先に“楽器演奏の効果” についての事例も紹介しましたが、同じように “運動が脳機能に様々なプラス効果をもたらす” ことは、ご存知のとおり。
そのようなこともあり、あおばは習い事の1つとして体育教室にも通っています。
まぁ、そういう効果とかは別として、本人が「とても楽しんでいる」のが1番の理由ですが(笑)。
当記事の冒頭でふれたとおり、本日は体育教室の習い事もありました。
今年に入ってからは、4回目の体育教室。
毎回、約1時間半の時間に盛り沢山に様々な運動が組み込まれています。
この体育教室、あおばはとても楽しんでいます。
今年の最初の回の時はママが迎えに行くと、(楽しすぎて)「10分ぐらいしか経ってないと思った」との言葉がありました。
それが2回目は「5分ぐらいしか経ってなくない?」となり。
3回目の先週は「まだ、3分ぐらいじゃないの?」となりました。
本日は、いよいよ?、
と、お約束的な(笑)台詞があったそうでした。
本日の結論「初めて作曲した!」と子供が感じた1日
育児に関わり、これまでも様々な『子供の初のコト!』を一緒に経験してきました。
どれもが大切な事だと感じているので、優劣を付けることなどはとてもできません。
なので比べたりはしませんけど、本日の出来事もまた、スゴク印象深いコトの1つだと今、感じています。
そのフレーズがなかなかに印象的だったということもありますが、やはり子供本人が「自分で創ったんだぁ!」という実感をとても強く抱いていた姿がとても印象的でした。
(何でもよいのですが)
『創ることの喜び』を強く感じてくれた出来事があった日として。