【あ劇場©】へようこそ。
本日の晩婚パパの育児実録の演題は【子供スキー教室での用具の準備不足の災い一転!?スキーの楽しさアップへと】です。
我が家の小学2年生の子供「あおば」が、今冬の土日に通い続けてきたスキー教室の習い事も、いよいよ今週の土日で終了となります。
本日は第二期の11回目。第一期は10回・第二期は12回のこのスキー教室、ウチの子供は第一期の時に1度欠席をしたため、本日の参加は20回目となります。
最後の2回、存分に楽しんで欲しいなと感じていたところ‥ スキー用具の準備を忘れる という災いが‥ しかし面白いというか不思議なもので、「その災いが転じて福となり」本日はいつも以上に スキーを楽しんでいた 様子でした。
「慣れこそ危ない」の教訓とスキー日和の不思議さと
本日は、久しぶりにこれまで主に利用してきていたゲレンデへの集合でした。
もう20回目となるスキー教室への参加に加えて、“慣れているゲレンデへの集合” という要因も加わったからか(?)、本日は初の忘れ物をしてしまいました(苦笑)。
しかも‥ よりによって、スキーブーツとヘルメットというスキー用具の必需品 が入ったリュックを。
ですので、スキー場に着いたところで、スキーをすることはできない状況。
不幸中の幸いは、道中でそのことに気がついた点。
スキー場に着いてからではなくてまだよかったのでした。
とはいっても、スキー場のかなり近くまでには既に来ていたので、急いで先生に事情を連絡して直ぐに慌てて家へと戻ったのでした。
仕事の現場では、よく新人に次の言葉をかけると思います。
「慣れてきた頃こそ注意せよ!」と。
その言葉には、慣れてきて “緊張感が薄れてきた頃こそ、失敗をする危険度が高くなる” という数多くの実例に基づく経験則が反映されているわけです。
そして恥ずかしながら・・ 今回はまさしくその通りのことをやらかしてしまいました、家族全員誰も気がつかずに(苦笑)。
改めて、この教訓の「真実味」を実感してしまいました。
そんな風に教訓を噛みしめつつ、スキー場に戻ったのですが、本日は晴天・快晴であったため道路事情がとてもよく、おかげで思ったより速く戻ることができました。
しかし、3月のこの時期にこの好天は、スキーヤーにとっては悪天候を意味するのかもしれません。
スキー場の駐車場はこれまでで最も車の台数が少なく、特にプレミアム会員用(=スキー愛高度の高い人用)の駐車場の空きぶりが目立ちました。
「スキー日和とはどういう天候のことを言うのだろうか?」と、スキー経験がほぼゼロの自分としては、不思議に感じる光景でした。
準備不足での遅れを気にするのは親だけ?
さて本日、ウチの子供のスキー教室の参加は、そのようなわけで30~40分遅れとなってしまいました。
ですが‥ そうした遅れを気にしているのは「親」のほうだけで、当の子供はというと、気まずい思いなどは一切していないようでした。
幸い、遅れてゲレンデへ出たところ丁度、あおばが参加している “初心者向けクラス” の一団がコースから戻ってきて、直ぐに合流をすることができたそうです。
本日は合流したあおばを含めて生徒は3名。
先生はいつものベテラン先生の2名体制ではなく、若手の先生の1名体制でした。
その先生にレッスンをしてもらうのは今日が「初」でしたが、初回からお顔はよく知っている先生です。
あおばは初対面の時からその先生のことを特に気に入っていて、初回のミーティング時にはなぜか、その先生の後を付いて回っていました。
あおばは基本的に、同年代の子供以上に大人のほうが好きという “大人好きなタイプ” 。
中でも時折り初対面の時から非常に関心を抱いて自分のほうから積極的に近づいていく “大人の人” がいます。
今日の先生はまさしくそのタイプの方だったので、あおば的には、遅れてしまったことに対する気まずさなども瞬時に失せてしまったのではないかと思います。
まぁ、後ろめたさなどは、元々感じていなかった可能性もとても高いですが(笑)。
そんな感じでスムーズに合流し、その後もマイペースにクラスをリードしていたようです。
リードといっても、スキーの滑りをリードしたのではなく、合間合間での “お遊びタイム” をリードしていたようですが(笑)。
ちなみに、具体的には生徒3名で互いに “クイズの出し合い” をしたそうでした。
(時折り、先生にもクイズに参加してもらいつつ)
合間合間というのは、リフトの順番待ちをしている時や、リフトに乗っている時、コース上で滑る順番を待っている際などのことを指しているようです。
そうした時間の利用法も含め、なんでも「楽しみ」に変えてしまうのは、ウチの子のとてもよい特長だと感じます。
得な性格で、羨ましささえ感じてしまいます(笑)。
スキー教室のレッスン内容は滑り込み中心でスキーの楽しさを堪能
“合間合間にはクイズタイムを” とのことでしたが、その合間自体はいつもより少なかったようで、本日は残り2回の今冬のスキー教室のうちの1回ということもあり、《滑り込み》中心のレッスンであったそうです。
そのことを端的に現わしていたのが、“リフトの利用回数”。
通常、これまでは多くても6~7回ほどでした。
ところが、本日はあおばはいつもより30~40ほど参加時間が遅れたにも関わらず、リフトの利用回数は6回ぐらいあったそうでした。
ということは、いつもより随分とコースを滑るペースがアップしていた、ということ。
おかげさまで、スタートは準備不足でちょっとしくじったものの、スキーをする楽しみを十分に堪能できた のではないかと思います。
その証拠に(?)、スキー教室終了後も「楽しかった~」の気持ちの高揚が冷めやらぬようで、駐車場までの帰路をずっと走って帰っていきました。
おわりに
(間に3回ほど挟んだ別ゲレンデの回を除き)本日利用したこちらのゲレンデでは、ロッジから駐車場までの間を、屋内施設の中を結構な距離移動します。
スキーをすることが本当に楽しく感じるようになってからのここ数回のこちらのゲレンデの回ではいつも、あおばは僕とママを置き去りして、興奮冷めやらぬ様子で「ダダダダダ~」と帰っていくのです。
ということで、その後姿をみると、こちらもとても嬉しい気持ちになるのでした。
本日は、スキー教室後に源泉100%かけ流し温泉にも立ち寄ったので、嬉しい気持ちもひとしおで(笑)。
それにしても、子供って「楽しい!」と感じていると、それこそ体が自然と動いてしまうのですね。
本日については、スキー用具の準備不足というトラブルがあったものの、そのことが返って逆に新たな教室環境に「パッ」と自然と飛び込めてしまえたことにつながり、子供がスキーそのものをとても楽しめていた ように感じられました。
スキー用具の準備不足というが災いが、子供のスキーに対する集中力を逆に高めてくれた。
『禍を転じて福と為す』という故事成語を地で行くような、そんなスキー教室での出来事でした。