【あ劇場©】へようこそ。
本日の晩婚パパの育児実録の演題は【小3前の春休み!進級後の「抽象性の壁」の不安よりワクワク感を楽しんで】です。
我が家の小学2年生の子供の「あおば」には食物アレルギーが色々とあるので、基本的に外食をすることができません。
また、子供には珍しく(?)かなりのインドア派で普段の休日では、本人があまり遠出をしたがることもありません。
そのため、何か特別な用件がない限りは、これまで車で片道2時間以上かかる所へ出掛けることはあまりありませんでした。
ですが、今は『春休み』! あおば本人も、普段の土日とは気持ち的にも “ちょっと違う” ようです。
そこで、本日は普段の休日の場合よりさらにもう1足を伸ばしてみて、何ヶ所か「初めて」の場所を訪れたりもしました。
春休みは非日常!?普段と違うお出掛けにワクワク気分も自然とアップ!
『春休み』というのは期間は短いものの、子供にとっては、夏休みや冬休みとはまた一味違った趣があるように感じます。
というのもやはり、《進級》が関わっているから。
ウチの子供の場合は小学校低学年だった2年生から、中学年のスタートとなる3年生への進級となります。
そして本人は、小3へと進級することをとても楽しみにしています。
というのも、新しく加わる教科に興味を抱いていて、特に「理科」的な学習内容にとても興味を持っています。
同じように「プログラミング」にもスゴク関心を持っています。
なので、今からもうワクワクしていて、
と、楽しみにしています。
そうした前向きな気持ちが心境や行動にも如実に現れていて、今回のちょっとした《遠出》も、前々からとても楽しみにしていました。
「お出掛け」となると、普段ならママが「もう行くよ!」と言っても、
と言って、本を読み続けたりすることが多いあおばが本日は一転、出発予定時間になる前から、
と、めちゃくちゃハリキッテいました。
しかも、双眼鏡を肩がけしてまで(笑)。
このワクワク感は小2から小3への進級時でもあるから?
そんな感じで、本日は、親の僕のほうもつられてとても楽しい気分に。
その一方、もう少し年齢が上がってくると、卒業・入学が関わる大きな節目となる機会でもなければ、特に進級を意識することもなくなってくるのではないかという思いも。
あおばは一人っ子(一人目っ子)なので実感として感じた経験があるわけではありませんが、そのタイミングにはきっと、いわゆる《9才の壁・10才の壁・小4の壁》と呼ばれるある種の《壁》も、大きく関わってくるのではないか? と感じています。
というのも、「今」のあと数日で新小3となるあおばからは、気持ち的にだいぶシッカリとしてきた部分と、よい意味でのこれまでの無邪気な部分が、ほどよく「共存している」と感じられるので。
そして、その点はウチのあおばに限らず、「今」はまだ周りの仲間の誰もが、“同じようである” からだと。
9才の壁・10才の壁・小4の壁の「壁」とは抽象的な概念に馴染める度合い
ご存知のように、小学校3年生からは主要科目が2科目から理社を含めた4科目となり、算数では分数や小数という考え方が登場し、それまでの具体的な物事を指し示すことが大半であった学習内容が、一気に抽象的な度合いを増してくるのがこのタイミング。
本来、体や脳機能の発達段階は1人ひとり異なるのに、あるタイミングで一斉に抽象度が増す内容を扱うようになるため、抽象的概念に馴染めない子達にとってはその抽象性が「壁」となってしまう。
9才にしろ10才にしろ小4にしろ、「壁」が意味することはその点に集約されるようです。
問題は、先にふれたように発達段階は人それぞれなのに、これまでの学校の授業運営のスタイルではどうしても一斉に同じタイミングで教科を学ばざるを得ない点。
例えば、多くの子供にとっては、9才の壁は10才や小4の壁よりは越えやすいのかもしれませんが、ある子にとっては、僅かなタイミングの違いでそれが越えるのがとても難しいことになってしまう。
仮に、その子が同じ内容を数ヵ月後にふれたのなら、多少苦労したとしても乗り越えられたであろうのに‥ ということが残念ながら「ある・生じている」ということです。
きっと、これまで云われてきたこの「壁」たちは皆、誰もが全くの同時期ではなく、ある程度の期間内(例えば1年以内)の適切なタイミングで学べるのであれば、大半の子供にとって「壁」ではなくなるのであろうと思います。
もう少しだけ時間が経ってから(=発達段階の適切なタイミングが来てから)、学べさえできれば。
ですが、現実的に「今まで」は、このタイミングで「壁」にぶつかる子供たちが出てきて、それまでの壁がなかった頃とは異なる「空気」が子供たちの間に生じてしまうのでしょう。
壁により「ワクワク感」の温度差が生じる
そして、この「壁」により、これまでは誰もが「ワクワク感」を感じていたモノやコトにも、感じる子と感じられなくなってしまう子とを、分けてしまうのだと思います。悲しいことに。
そのような「感じられなくなってしまう子」が出ないで済むように、教育環境が変化していってくれるといいのですが。
新学習指導要領が目標とする、従来の型にはまった教育から一人ひとりの個性を伸ばす方向への教育の転換が進むことを、期待したいと思います。
将来も今も!「春」はワクワク感を感じる季節として楽しみたく
幸いなことに、ウチの子供は大の『本好き』に育ってくれたおかげで、抽象的な概念には幼い頃から馴染みがあり、今ではもうスッカリ当たり前のように身近にあるモノとなっています。
ですので、ウチの子にとっては「抽象性の壁」はないことは確かなことだと思います。
まぁ、別の壁は色々と出てくるでしょうけどね、当然ながら(苦笑)。
でも、それらも「楽しむ気持ち」があれば、きっとヒョイと乗り越えていけるはず。
ということで、今・本日は、余計な心配をせずにあおばと一緒に、思い切り《遠出》を楽しみました。
大の『歴史好き』でもあるあおばは、これまで本で慣れ親しんでいた史跡などの実物を、初めてみて・ふれて
と、とても喜んでいたりもしました(笑)。
綺麗な景色も色々と目にしたし、とても充実した春休みの1日となりました。