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今回の育児実録の演題は【全国統一小学生テスト6年生と他学年(3・4・5年)に違いは?対策授業の実体験より】です。
わが家の子どもも、いよいよ小学6年生。
今月(2024年5月)下旬、3年前の小3・6月の『全国統一小学生テスト』初受験時より恒例となっている、全統小テスト前に実施される受験会場塾の『対策授業』を受けてきました。
ウチの子はこれまでずっと、「通塾なし(通信教育教材のみ)」での学習スタイル。
それでも、大の「読書好き!」のおかげで、全国統一小学生テストでは好成績を上げ続けることができていました。
とはいえ‥ 中学受験「本番」を迎える6年生となると、
という不安があったのも、正直なところでした。
結論から言うと、それは杞憂に(ホッ)。
今回の『対策授業』で昨年度の過去問題を解く機会を得たところ、これまでに勝るとも劣らぬ好結果を出してくれました。本テストの時以上に(笑)。
やはり、小6になったからといって、急に「出題傾向」や「難易度」が変わるということは「ない」わけでした。
全国統一小学生テストの6年生と他学年との比較
画像出典:【公式】全国統一小学生テスト|中学受験の四谷大塚の国語・算数・理科・社会の各問題冊子と「解答と解説」の冊子(2023年度の過去問題)
全国統一小学生テストは小1・小2のテストもありますが、それはプレテスト的な位置づけとなっているようで(わが家は小3時からの受験なので実体験はなし)、同一形式となるのは小3以降。
加えて、小3時は、科目が「国語」と「算数」の2教科のみ。
したがって、本当の意味での同一形式(=「国語・算数・理科・社会」の4科目)となるのは、小4以降となります。
但し、その小4も、試験の時間割に関しては小5・小6の2学年とは違いがあり、より短い設定となっています。
教科数・各教科ごとの試験時間など、すべての条件が共通となるのは、高学年に区分される「小5」と「小6」の2学年のみとなります。
次に、その前提を踏まえた上で以下の各点について、今回の対策授業の実体験を基に、比較をしてみます。
- 難易度について
- 中学受験直前対策=小6テスト時の具体的な違い
難易度について
難易度については、小6になったからといってグンとアップするようなことは特になく、これまでの各学年時と「同様」というのが、わが家的な実感でした。
その点は、実際に前回・2023年度の小6の「過去問題」を解いた子どもの意見でもありますし、これまでの小3~小5の各学年の『全国統一小学生テスト』の問題をみてきた親の自分の印象とも重なります。
『全国統一小学生テスト』という括りでみた場合、その難易度は学年によって変化があるわけではなく、どの学年においても一定の「高難易度」をきちんと保っている、と感じます。
他方、『全国統一小学生テスト』は中学受験対策としての学力テストであるので、その難易度は、国が実施する学力調査などとは比較にならないぐらいの高難度となります。
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プラス、「全国」と謳っていても、実質的には首都圏ならびに関西大都市圏の「難関校」を “目標” とするテストでもあるので、難易度はその目標に準じたものとなっています。
その点には注意が必要で、例えばわが家は地方移住し田舎暮らしをしていますが、以前一度ものの試しにと、居住地域近隣のみ(都道府県単位)を対象とした某地元塾主催の学力テストを受験したことがありますが、その難易度は『全国統一小学生テスト』と比較すると「かな~り易しかった」の実情でした。
「全国対象」の中学受験における、「全国統一小学生テストの難易度」については、以下の関連記事をご覧ください。
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中学受験直前対策=小6テスト時の具体的な違い
小学6年生はいよいよ、実際に中学受験を経験する学年です。
とはいえ、わが家が受けた事前の対策授業自体は、これまでと変わらぬ内容でした。
但し、その点については、実際に対策授業を行う各塾ごとで事情が異なるようですので(例えば全国統一小学生テストの主催元である『四谷大塚』では異なるのかもしれません)、詳しい事情は授業会場となる各塾に問い合わせをしていただくのがよいかと思います。
ということで、対策授業には「具体的な違い」はありませんでしたが、実際の本番(?)のテストでは、小6時はこれまでと異なる「直前学年ならでは」の対策が実施されるそうです。
具体的には、小6限定で『志望校診断』の項目が追加されます。
本テスト時に、志望校を第3志望まで記入・提出することによって、全国統一小学生テストの個別成績書である『君だけの診断レポート』に、当該テストにおける「診断結果」が示されるようです。
ちなみに、わが家は一人っ子なので、志望校の「診断結果」が載る『君だけの診断レポート』を受け取るのは次のテスト時が初めて。
なので、結果云々は別として、どのような形式・内容となっているのかが、楽しみではあります。
全国統一小学生テスト6年生の過去問題で塾なし中学受験を確定
前述のとおり、塾なしかつ田舎暮らしをしている身のわが家としては、子どもの実際の学習レベルを実感できるほぼ唯一の機会が、年に2度の『全国統一小学生テスト』となります。
それもあり、学年が一つ上がった後の毎春(5月・6月)の『全国統一小学生テスト』とその過去問題に取り組む「対策授業」は、
を判断するための、大きな指標としてきました。
3年生から4年生に進級した際は、「理科」「社会」の2教科が本格的に始まる点を1つの心配事として。
4年生から5年生への進級の際は、中学受験における「カギ」となる単元が頻出してくる学年になることを1つの懸念事項として。
そのいずれも、対策授業で過去問題に取り組んだ際の子どもの様子とその出来栄えにより、不安を払拭することができてきました。
共に、1つの「課題」を残しながらも。
そして今回も、同じ「課題」は感じながらも、それ以外では大きな手応えを感じさせてくれたため、小学校最終学年の「6年生」も、引き続き「塾なし」で中学受験に臨むことを “確定” しました。
記事冒頭の序文部分でもふれましたが、ウチの子の場合は、「大の読書好き」であることが功を奏して、「課題」のあの科目を除けば、塾なしでも中学受験に十分対応していけることを、過去問の結果が示してくれましたので。
読解力は大きな武器
ご存じのように、中学受験で出題される難易度の高い問題とは、小学校で習う知識の「応用力」を問う問題になります。
単なる知識であれば、勉強の「量」に応じて身につける(=暗記する)ことができますが、こと「応用力」となると、単純な「勉強量」だけで解決できる課題ではありません。
「応用力」で問われるのは、本質を理解する能力であり、それはその本質を「読み解く力」によって培われます。
つまり、文章であれば、単に文中の漢字を知っているかではなく、その文の意味=本質・本意を「読み解く力=読解力」を有しているかどうか、です。
その意味で、読書・多読をつうじて本物の「読解力」を身につけていれば、「国語」で問われる「応用力」も同じように身についているわけです。
また、読書・多読をしていると、本をつうじて「理科」や「社会」の教科内容と関係する話題・トピックにも自然とふれる機会が増えます。
結果として、小学校で習う学習範囲を超えた知識・情報にふれることができますし、そうした高度な知識・情報にふれることにより、応用力も磨かれていきます。
今回の対策授業の「過去問題」では、そのようにして身についた「応用力」がとても上手く問題とマッチしたようで、国語と理科の2教科で満点という、ビックリするような好結果をもたらしてくれました。
この好結果は、本人にとっても大きな自信になったのではないかと、感じます。
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プラス、「算数」に関しても、難易度の高い複雑な問題については、その文意を正確に読み解く「読解力」が必須となってきます。
このように、高い「読解力」は、全教科に対する大きな「武器」となりえます。
とはいえ‥
中学受験の大きな「カギ」を握ると言われる「算数」科目については、読解力という武器だけではなく、プラスαの別の要素もとても重要であると、改めて感じた点もありました。
中学受験における「算数の重要度」については、以下の関連記事でより詳しくふれています。
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塾なし中学受験の課題は算数
中学受験において「算数」が「カギ」を握る教科となる。
その理由は、難関校と呼ばれる学校の多くに、将来的に「理系」を志望する子ども達が多く集まることにあるようです。
それゆえ、理系科目の代表である「算数」を得意とする子達のなかで「合否の差」を付けるために、算数の問題の高難度化が進行。
その流れが、超難関校から難関校 → 中堅校 → 標準的な学校へと推移していき、中学受験における「算数」の重要度が増していった、というわけです。
こうした傾向が過去何十年も続いてきたわけですので必然的に、「算数」だけは、他の教科とは趣きを異にする難度化をし、ちょっと「特殊な科目」と化しているのが現状なのだと。
で、その特殊性に対応するためには、一般的・日常的な読書や勉強法だけでは足りないようで、「その特異性に合わせた対策」がやはり必要となってきます。
より具体的には、そうした特殊な問題にある一定数「ふれる」機会を設けること。
そのためには、そうした問題を数多く揃えている「塾」へ通うのが、やはり王道ではあるのだろう、と感じるのは正直なところでもあります。
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おわりに
当記事では、いよいよ中学受験の本番となる小学6年生となって初めて受けた、全国統一小学生テストの対策授業=過去問題への取り組みをした際の実体験を、まとめてみました。
当たり前と言えば当たり前なのですが‥
6年生だからといって、これまでと急に何かが変わるというわけでは「ない」ということを、改めて確認できたというか「実感できた」のは、よかった点でした。
《「読解力」は大きな武器》となる点を再確認できた点も。
いわゆる最難関校を受験する予定がないわが家としては、これまで同様、引き続き「塾なし」で中学受験に “楽しみながら” 取り組んでいこうと。
さて、「算数」については、とりあえず「良問」を集めた問題集をまた探しましょう!
こちらは、わが家で取り組んだ「算数」の問題集です。
余白たっぷりのレイアウト構成やキャラ使いも楽しく、ガチガチ感なく “ノビノビ” と取り組める点が魅力的です。
おかげで、少しばかり不得手であった「図形」の単元も、いまは「楽しんで」取り組めていると感じているので、オススメです。
こちらは、ウチの子が取り組んでいる「通信教育講座」です。
※画像冊子発行先:【進研ゼミ小学講座】
小1~小3までは、進研ゼミの看板講座『チャレンジタッチ』もやっていたのですが(小2の途中からオプション教材の『考える力+講座』も併用)、小3の途中からはオプション教材のほうのみを受講。
継続受講の決め手は、何といっても「本人が気に入っている!」からでした。
親的には、進研ゼミさんには「多様な選択肢がある」ので、子どもの学力の段階に応じてオプションを選んだり講座変更ができる点に、メリットを感じていてオススメです。
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