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本日の晩婚パパの《コーチング的育児実録》の演題は【本好きに抽象性は当たり前?!9歳の壁も10歳の壁も小3の壁・小4の壁もどこ吹く風の予感】です。
本日は土曜日。
学校がある平日の朝食は大体30分以内で、長くても40分ほどで食べ終えています。
ですが、本日は休日なので、あおば(ウチの子供)と一緒にのんびりゆっくりと朝食を楽しんでいました。
ゆっくりと食事をすることのメリットは「様々な方向へ話題が広がることが多いコト」。
本日も、その流れで「掛け算」の話しから「抽象的思考 → 9歳の壁や10歳の壁や小3の壁・小4の壁」といった話題へと、腰を落ち着けていないとなかなかできない「かなり深い内容の話し」をすることができた のでした。
ゆったりと楽しむ食事の席で子供との会話は深い話しへと
あおばは一人っ子ということもあってか、元々「超」が付くほどのマイペースっ子(笑)。
それもあり、食事は基本的にとてもゆっくり食べています。
その点をママはあまりお気に召してはいないようですが、自分も食べるのがスローな僕としては大歓迎しています(笑)。
「食べる」ということは本来、人の営みの中でも、とても「楽しみ」を感じる行為のはず。
その楽しみをおざなりにしてしまうことは、とても勿体ないことだと思うわけです。
傍からみていて、その点を特に心得ていそうに思える「かの国フランス」では、なんでも小学校の給食の時間が “2時間!” もあるそうです(昼休み時間も含めなのでしょうけど)。
スペインとかイタリアとかのラテン系の国では、“シエスタ” もありますし。
そういう生活習慣があると、人生がより豊かに感じられそうな、そんな気がするのは僕だけでしょうか?
いや、きっと自分だけではないと思いますし、きっとおそらく本当にそう感じられるのではないかと思います。
ということで、僕はさりげなく、あおばのゆっくりな食事を支持しています。
ママの目があるので、あくまでも “さりげなく” ですけど(笑)。
そして、実際にそうした時間を過ごしていると、時々とても 「貴重な瞬間」に出会えることがあります。
本日の朝食時は、そんな貴重な瞬間があり、思いがけずに深い話しをすることができました。
その話しの内容は、大人目線的には、当記事のタイトルにも通じる《子供の発育過程において「抽象性の理解」という点が1つの大きな壁・分岐点として存在する》という深いモノでした。
一方、その話しをしている最中もあおばは、久しぶりにママが焼いてくれた米粉パンを “コネコネ” して、そのパンにおかず類を挟んだパン(サンド)を作り、それを食べずに並べて “パン屋さんごっこ遊び” を存分に楽しんでました(笑)。
1時間半ぐらい(それ以上?)の時間を掛けて、食べてましたので。
まぁ、そのうちの半分ぐらいは遊びながらだったような気もしますが(苦笑)。
抽象性の理解・獲得の会話のキッカケは掛け算
何の話しから “掛け算” の話しになったかはちょっと思い出せませんが、《抽象性の話題》のキッカケとなったのが「掛け算」の話しであったことは確かです。
というような話しが、話しの流れの中で、あおばからありました。
「結局は足し算だから」という言葉は、次のような意味で使っていました。
3×2=3+3
3×3=3+3+3
という意味です。
でも、その考え方であると、次のようにも捉えられてしまうような気がしました。
3×0=3+0
だとすると‥ 「3」になってしまわない?かと。
あおばとしては、上の例の「3」の数の位置にどんな数が入っていたとしても、ゼロという「無」の数を足すという行為そのものが、「無」という要素を融合させるもの、と捉えたようです
なので、融合させられた数のほうは何であれ同じく《「無」となってしまう》と、解釈をしているようです。
その話しを聞いていて、その捉え方はそれこそ、《抽象性を理解》していないと出てこない発想のように感じられました。
但し、それはそれとして、あおばの言葉の説明だと矛盾があるようにも感じたので、次のように聞いてもみました。
まぁ、実際にゼロを掛ければ確かにゼロにはなるんだけど
と。
すると、あおばもちょっと自分の言葉に、自分の考え方が十分には反映されていなかったことに気がついたようで、頭を捻りだして暫くの間、考えを巡らせている様子でした。
同じく僕も、「何かもっと良い説明の仕方があるのでは?」と考えていました。
しばしの間があって、「そっか!」と。
掛け算って、掛ける数同士の位置を逆にしてもいいのだから
と。
具体的には、次のような感じで。
3×4=4×3 ということを踏まえて
3×0=0×3 と。
そして、先ほどの足し算の考え方をその式に続けて挿入すると今度は次のようになります。
3×0=0×3=0+0+0
ということで、ゼロにゼロを何回足してもそれは当然ゼロとなります。
この例は伝わり易かったようで、あおばからも、
と、お互いにスッキリすることができました(笑)。
そして、この話しをキッカケとして、本記事の本題の《抽象性の話題》へと話しが進んでいったのでした。
本・物語では抽象性は当たり前!だから本好きなら9歳も10歳も小3も小4もいずれの壁とも無縁だと
「昔々ある所に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。」
この行といえば、「昔話・童話」の鉄板中の鉄板のフレーズです。
で、お気づきのとおり、おじいさんとおばあさんは「ある所という抽象的な場所」に住んでいるのです。
ということで幼い時から誰でもが、実は「抽象的な概念」にはふれてきては「いる」のです。
おそらく!「昔々ある所に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。」のフレーズを知らない日本人はいないと思いますので。
この超~お馴染み(笑)のフレーズのように、本・物語の世界の中では抽象性が登場してくるのは「当たり前」です。
だから!本好きであればあるほど、幼い内から物語・本を通じて抽象的な世界にふれイメージを膨らませるコトを自然と積み重ねてきています。
ですので!
読書好き・本好きなら、9歳の壁も10歳の壁も小3の壁も小4の壁のいずれの壁とも「無縁」でいられるようになります。
その点に関して『Google』でも調べてみました。
具体的には、Googleで『小学生 抽象的思考』と検索した際に「最上位(1位)」に表示された情報が、以下でした 。
抽象的思考とは?高学年からは抽象的思考力を伸ばすことが大切!鍛え方も紹介
ご存知「ベネッセさん」のサイトです。
以下、同サイトからの抜粋・引用になります。
高学年になると抽象的思考力の発達にともない、学習内容も具体的なものから抽象的なものへと変わっていきます。
実態のないものが理解できる
~前略~ また、抽象的思考力の発達によって、実際に自分の目で見たり体験したりしなくても、ニュースや本などで得た情報から広い世界を認識したり、説明を聞いてその事象を具体的にイメージしたりできるようになります。
抽象的思考がある子どもの特徴
抽象的思考力が発達段階である子どもたち。その中でも、抽象的思考が得意な子どもとそうでない子どもがいます。それでは、抽象的思考がある子どもにはどんな特徴があるのでしょうか?
~中略~
たくさんの知識や情報を持っている
抽象化するためには、抽象化するための知識が必要です。犬と人間を一つのまとまりにするためには、「哺乳類」という言葉や意味を知っていなければできませんよね。つまり、好奇心旺盛で、いろんなことを知っている物知り博士のような子どもは、抽象的思考力も高い可能性があるということです。
いかがでしたでしょうか?
小学校も中学年から高学年にかけて、年齢的に子供たちの「抽象的思考力」が発達してくるのでそれに伴い、学習内容も抽象的なものへと変わってくる、とあります。
抽象的思考が得意な子どもは、実際に自分が体験していないコトもイメージしたりできるし、抽象化するためのいろんな知識を持っている、と。
つまり、あのベネッセさんの情報からも、次の点が「正論」であるコトが「示された」と言えると思います。
読書好き・本好きなら、9歳の壁も10歳の壁も小3の壁も小4の壁のいずれの壁とも「無縁」でいられる。
おわりに
本日は土曜日で、我が家の小学3年生の子供の「あおば」とゆっくりと朝食をしたことにより、普段はなかなかすることのない「かなり深い内容」の話しをすることができました。
本日は、そうした話しを「しよう」と最初から意図していたわけではありませんでした。
ですが!
そうして知った子供の気持ちや思っているコトが、《子育てのコーチング》に役立つことが多々ありますので。
本日はそうした一連の会話の中で、「0(ゼロ) の掛け算」の話しをキッカケとして《抽象的思考力》について、延いては「9歳の壁・10歳の壁・小3の壁・小4の壁」といった子供にとって「壁」と喩えられる発育段階があることの話し をしました。
3×0=0×3=0+0+0
ゼロにゼロを何回足してもそれは当然ゼロとなる、という話しを発端に。
この話しについてのあおばの反応は以下のようでした。
と。
それで、僕も子供もお互いにスッキリすることができたのに続いて、
と話したところ・・
という返事が即答で返ってきました(苦笑)。
という感じで、説明を試みたのでした。
ですが‥ 本人は《抽象的思考》が得意なタイプなので「ピン」ときてはいなかったようでした(苦笑)。
しかし、「ピン」とこなかったという事実は逆に、ベネッセさんの情報が「事実」であることを示してくれていると感じたのでした。
ウチの子あおばは「大の本好き・読書好き」なので。
ということで、「本好き」に抽象性は当たり前なので、9歳の壁も10歳の壁も小3の壁も小4の壁もどこ吹く風の予感がするのでした。