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本日,2021年05月25日の晩婚パパの育児日記の主な演目は【一人っ子デメリットの解消】について。
本日も!あおば(ウチの小3の一人っ子)は,お友達との外遊びに元気に出掛けていきました!
で,それだけなら「最近は外遊びがあおばの中でマイブーム化してるからね」の一言で終わってもおかしくないのですが‥ 本日についてはちょっと事情が異なります。
というのも,今日が『25日!』だからです。
一人っ子にとって《友達との外遊び》の刺激は《特別の日》をも上回る!?
一人っ子にとっての遊びって,遊び相手が大人になりがちな点もあり,兄弟姉妹のいる子たちと比較するとどうしても,インドア・室内遊びになりがちなのではないでしょうか?
ご多分に漏れず,ウチのあおばもすっかりインドア派に育ってきています。
中でも,我が家的には《本好き》になるよう導いてきた面(=コーチングしてきた面)もあり。
その理由は大別すると次の3点になるかと。
- ママが家事をしている最中も,家の中で本を読んで遊んでいるのであれば “常に目の届く範囲に居るので安心”
- 親子共通の趣味として楽しめる(読み聞かせを含め)
- 子供の将来に役に立つ・人生を豊かにしてくれる
そのメリットを重んじて,本好きになるよう・なってくれるよう育ててきたこともあり,ごく自然にあおばは《大の本好き・読書好き》に育ってくれました。
とはいっても,子供なので当然(?)外遊びも大好きなのですが,そこは一人っ子ということもあり1)の点の裏返しで,独りで外遊びをさせることはほぼなかったです。
そうして《インドア派で大の本好き》に育った延長線上で,(知的な)好奇心はとても旺盛に育ってくれました。
そしてそのまた延長線上で,「学び・学習」にもとても意欲的に。
それもあり,小学校入学と同時に始めた進研ゼミの《チャレンジタッチ》はとてもお気に入りに。
で,その《チャレンジタッチ》の新号データがダウンロードできる毎月『25日』は,あおばにとって1ヵ月の中でも《特別な日》となったのでした。
論より証拠? という感じで,自分でもちょっと調べてみました。
当ブログ画面の右側には,ブログに関する幾つかの情報がありますが(ex.最近の投稿など)その中に『演題一覧(タグ一覧)』という項目もあります。
『タグ』とは,記事を分類するラベルのようなモノ。
そのタグの中に,チャレンジタッチ というタグがあります。
本日の時点でその チャレンジタッチ のタグには「26」の数値が付いています。
つまり,チャレンジタッチを主な話題とした記事をこれまで “「26」記事アップ&登録している” という意味になります。
その チャレンジタッチ のタグをクリックすると,そのタグの付いた記事の一覧が表示されます。
で,一覧を表示させて,『25日はチャレンジタッチのダウンロードの日』という内容のタイトルが記事の数を数えてみたところ,その数は《4記事》でした。
当ブログを開設したのは去年の11月。
ということは,これまで『25日』は6回あったので(今月5月を除く),その半数を超える記事のタイトルでこの《特別な日》のことについてふれていたわけです。
なお,記事タイトルで『ダウンロードの日』という文字が確認できない場合でも,『25日』の記事内では全て,25日=ダウンロードの日であることについてはふれていました。
要は,それだけ《特別な日》であるということです。
ちなみに,その6回の記事の中でも度々ふれていますが,去年の11月以前においては更に!『毎月25日』には特別感があったのでした。
ところが・・
小1の4月以来,長きに渡ってあおばの中で《特別の日》であった本日『25日』は,新たな別の刺激を前に,“あっさり” とその特別感を脱ぎ捨てることになってしまったのでした。
その新たな刺激とはズバリ!
最近,あおばの中で一大マイブーム化している《友達との外遊び》なのでした。
友達兄弟姉妹にとっての外遊びとは
他方,あおばが一緒に外遊びをしているお友達3兄弟・姉妹にとっての外遊びには,一人っ子家庭である我が家は正反対の意味があるようです。
先に,あおばを《本好き》になるよう導いてきた面(=コーチング)の理由として挙げたリストの1)では,次の点を取り上げました。
1)ママが家事をしている最中も,家の中で本を読んで遊んでいるのであれば “常に目の届く範囲に居るので安心”
この点が,3人兄弟であるNさんの家庭にとっては,以下のように「真逆」的な意味になるのだと思います(一般論として)。
お兄ちゃんの目があるので,下の子二人と一緒に子供三人で外で遊んで来てくれると,家事に集中的に取り組める。
と。
というわけで,兄弟・姉妹がいると,一人っ子とは正反対でアウトドア派になるというか,《外遊び》をする頻度が自然と増えるのではないでしょうか?
一人っ子ではなかった僕自身も,親にはよく「外で遊んで来なさい」と言われていましたね,そういえば。
で,そのうち言われるまでもなく,外でばかり遊んでました。
ということで,3人兄弟のNさん兄弟は外遊びのベテラン揃い。
外遊び経験が比較的少ない一人っ子のあおばにとっては,良い刺激を沢山与えてくれているようです。
一人っ子のデメリットとは?従来と昨今の潮流(=非認知能力)との違い
一人っ子のデメリットとしては,従来はよく以下のような点が挙げられていたと思います。
- 我儘になる
- 競争心が薄い
- 寂しく感じる(子供自身が)
はたしてそれは本当でしょうか?
1)については,兄弟姉妹がいる子と比較して “過保護になりやすいから” という観点で,かってはそう言われていたのだと思います。
ですが,それは “過保護と過干渉の区別” がキチンと出来ていなかった頃の話しだと思われます。
発達心理学の分野が確立された現在では,親子の接点が多く子供が親からの愛情を多く受け取っていることは,《子供の自己肯定感を高める》 ことにつながることが明らかにされています。
いわば,“昔の敵は今日の友”ならぬ,「昔のデメリットは今日のメリット」という感じですらありますね(笑)。
とはいっても,過干渉が過ぎれば《子供が我儘となる可能性が高まる》のは,今も変らぬ事実だと思いますので,その点には気を付けなければいけないのは確かだと思います。
2)の点については,兄弟・姉妹がいれば子供同士で自然と競争となるから,という論調なのだと思います。
例えば,オモチャやおかずの取り合いとかでしょうか?
これも,一昔・二昔前の所謂 “ハングリー精神” 的な誤った精神論の観点の話しだと思います。
まぁ,困ったことにこの古めかしい精神論は,現在の大人社会(=日本の会社社会)の中でもまだまだ蔓延っていますが(苦笑)。
この点も,現在の観点からすれば,低次な自己中心的な欲求による行動より,高次な利他心を伴う行動のほうがよりモチベーションを高めることが知られています。
3)については,1)でふれた点と同様で,親子の接点が多く子供が親からの愛情を多く受け取っていれば,寂しさを感じることは「ない」筈です。
これら今でも一般論的に語られがちなイメージは,その昔,親が子供の面倒をあまり見ていなかった頃の時代に形作られたモノだと思います。
これらについては,もういいかげんにアップデートをしないといけない類の情報の筈ですが‥ 旧世代の人口比率が高いこの国ではなかなか変わっていかないのも,残念ながら事実かと。
であれば,一般論はあまり気にせずに,自分の価値観においては,常に新しい情報をチエックしつつ,アップデートが必要な内容に関してはその対応をシッカリしていくことが肝心なのだと感じます。
そして,その新しい観点からすれば,昨今教育に関する多様な分野で話題となっている《非認知能力の獲得面》においてこそ,デメリットとなる可能性が潜んでいることを認識しておくべきだと感じます。
であるからこそ,小学校などでの集団生活を通じての学びが,古来から経験則として「大事である」と言われてきたわけですが,近年はその説の正当性が,科学的・統計的なデータに基づく高いエビデンスを介して実証されてきています。
その意味では,様々な異なる意見を持つ子供同士が集まっている集団こそ,《非認知能力の獲得》において最適な集団である,ということになります。
したがって,似た者集団である兄弟・姉妹という固定化した集団の中での経験ではなく,保育園・幼稚園・小学校という多様な子供達が集まる集団の中での経験こそが,有益であるといえます。
ですので,一人っ子であっても,多様性の高い保育園・幼稚園・小学校などに通っていれば大きな問題はないのだろうと思います。
まぁ,自分以外の “同世代の子供と接する” という面においては,確かに兄弟・姉妹のいる子のほうが,一日の長があるのは事実だとは思いますが,それを大きなデメリットと捉える必要はないように思います。
ちなみに,ここのところ僕の中でこの《非認知能力》を育むよい機会が今,あおばに巡って来てくれたことが嬉しくてマイブーム化しています(笑)。
それでここ数日,当育児日記では《非認知能力》ネタが続いていることもあり,一昨日・昨日の記事で同じ内容の文章がありますが,当記事でも一応おさらいのために「非認知能力とは何か?」の内容を再掲載しておきます。
非認知能力とは
『非認知能力』について最も知られた説明の1つは,認知能力との対比ではないでしょうか。
例えば,以下のようなニュアンスの対比を。
- 学力など数値として測定可能な能力が認知能力
- コミュニケーション能力など数値での測定が不能ないわば “人間力” と云えるものが非認知能力
ここでは,インターネット上の用語集からの説明も引用しておきます。
引用元の情報:用語集:EdTechZine(エドテックジン)
非認知能力 (ひにんちのうりょく)
別称・英語表記(Non Cognitive Skill)
テストでは測定できない個人の特性による能力
意欲,協調性,粘り強さ,忍耐力,計画性,自制心,創造性,コミュニケーション能力といった,測定できない個人の特性による能力。 学力(認知能力)と対照して用いられる。 学術研究によって,非認知能力の高さが学歴や雇用,収入に影響することが明らかになっていることから,幼児教育の分野で注目を集めている。 非認知能力は,学力のように独りで身につけられるものとは異なり,集団での行動の中での困難や失敗,挫折などの経験を通して養われるものが多い。
もう1点,ここ数年,非認知能力についてよく話題に上る用語を追加しておきたいと思います。
【GRIT(グリット)】
日本語に訳せば《やり抜く力》となるこの能力も,非認知能力の1つとして注目を集めています。
★【GRIT(グリット)】については,当育児日記の こちらにも関連記事があります。
これってGRIT?子供の予定を実行しようとする言葉に《やり抜く気持ち》を感じて
一人っ子デメリットは友達兄弟との外遊び増で解消となるか?【今の考え】
上述のように,そのデメリットはさほど大きなモノではないと思います。
それもあり,友達兄弟・姉妹と遊ぶ機会が増えてこと=自分とは異なるタイプの同年代の子供と接することは,十分にデメリットの解消につながると考えています。
あおばが元来インドア派で,お友達の三兄弟がアウトドア派であることも,あおばにとっては学びの多い組み合わせとなっていてありがたいですし(笑)。
また,非認知能力については,上掲の引用箇所に次のようにありました。
非認知能力は,学力のように独りで身につけられるものとは異なり,集団での行動の中での困難や失敗,挫折などの経験を通して養われるものが多い。
この引用箇所では間接的にふれている形にはなりますが,“困難や失敗,挫折などの経験を通して養われるものが多い” とあるように,非認知能力についての学びは,整然とした環境下より,困難に遭遇することの多い混沌とした環境下のほうが学びが豊かになるといわれています。
より具体的には,屋内のような安定した環境下より,常に不安定な屋外のような環境下のほうが学びが豊かになるということになります。
つまりは,室内での遊びより,《外遊び》のほうが非認知能力を高めるのには向いているということです。
一人っ子のあおばはこれまで,インドアでの読書やタブレット学習教材などを利用しての《遊び》や,大人の僕との1対1での《遊び》が多かったです。
そのことは,認知能力のアップにはとても有益だったと思います。
一方,非認知能力のアップに対しては,もう1つであった可能性も否めません。
他方,非認知能力のアップに有益な《遊び》をしてこなかったわけでは勿論ありません。
幼稚園には3年間通っていましたので,その間にちゃんと,集団での行動の中で困難や失敗,挫折などの経験もしてきています。
ですが,インドアでの認知能力向けの《遊び》と比較すれば,その経験値は少なめであったのだろうと思います。
小学校3年生の段階で,自分と年代が近くかつ異なる友達との外遊びの機会が増えることは,その少なめであった経験値の不足分を補ってくれるであろう,と感じています。
プラス,これまでは《特別な日》であった『25日』を “普通の日” にしてしまうほど夢中になれる新たな刺激を感じているなら,「なおさら!」ですかね(笑)。
旧来の過大に語られていた一人っ子のデメリットではなく,近年になって明らかにされてきた本来の一人っ子のデメリットは,それほど大きなモノではない。
むしろ,一人っ子には高い自己肯定感を持てる傾向があるというメリットのほうが大きい。
そのアップロードされた一人っ子像に基づけば,友達との外遊び機会の増加で,デメリットはかる~く解消されてしまうことでしょう。
一人っ子でお得だったんじゃない(笑),あおば!