戦争反対!ロシアへの金融制裁措置から学ぶ子を持つ親としてできること

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本日の晩婚パパの育児実録の演題は【戦争反対!ロシアへの金融制裁措置から学ぶ子を持つ親としてできること】です。

本日は、ロシアの「ウクライナへの軍事侵攻」という蛮行に対して、子を持つ親として少しでも「できること」を考えた中の一つの側面を取り上げてみました。

その具体的な方法は、今回の事態に対してだけでなく他の侵略的な行為や弱い者・物に対する蛮行や搾取に抗う術としては微々たる影響力しか持ちえないかもしれません。

しかしながら、小さな一歩であっても「できることをすること」が大切なコトだと考えますので、記事を書くことも併せてしてみました。

ロシア(=プーチン氏)の蛮行に関しては、甚だ愚かしい行為であることは言うまでもないことです。

その点については敢えてふれるまでもないことなので、ここでは自分たちの日々の生活により身近な問題点を中心に取り上げてみました。

(※本当に身近な日常の「育児日記」的な内容にも最後にふれています)

ロシアへの金融制裁の切り札的な措置「SWIFT排除」への期待と失望

ロシアのウクライナへの軍事侵攻に関するニュース・報道については、多くの方が先月・2月の24日以降、日々欠かさずチエックをされていると思います。

SWIFTスイフト』からロシアの大手銀行を排除する対策についても、ロシアに対する金融制裁の切り札的な措置 として、その手法やシステムの存在を意識した方も多いのではないでしょうか。

なお、 『SWIFTとは』と、Googleで検索をしてみると、次のような 【強調スニペット】 での表示がされますので、引用します。

SWIFTとは「国際銀行間通信協会」のことで、世界中の【銀行間の金融取引の仲介と実行】の役割を担っている団体です。 世界各国の銀行・金融機関を結ぶ安全性の高いネットワークで、世界中の高額な決済の約半分がSWIFTネットワークを利用していると言われています。

引用内容出典先:SWIFTの意味とは?ロシアのSWIFT排除でどうなるのか

上掲の引用箇所にあるように『SWIFTスイフト』とは、世界の金融機関の送金業務を担う《国際決済システム》であるので、『SWIFT』から排除されるということは=国際社会における経済活動能力を「失う」ことを意味します。

『SWIFT』は、1973年に世界中の金融機関が出資をして設立された組合で、本部はベルギーにあります。

その『SWIFT』から、アメリカ・EU(ヨーロッパ連合)・日本などが「ロシアを排除する」ことで合意。

シンプルにいえば、ロシアに対して「兵糧攻め」を行う戦略を協調して取ったということになります。

その効果は即効性には欠けるものの “強烈なボディブロー” としてロシア経済に大きなダメージを与えることは「確実」なものであり、ロシアに対する制裁の切り札や最終兵器的な言われ方をしてさえいるので、期待をしたいところです。

その大きな期待とは反対に「またか‥」と大いに失望をさせられた一件も、今回の《ロシアSWIFT排除》の制裁措置にはありました。

【後日談】
報道で既ご存知の方も多かったと思いますが、《ロシアSWIFT排除》措置については、「限定的な側面」もあります。
その一例が当初、ロシア銀行の最大手行である『ズベルバンク』を対象外としていたことでした。
それに対し、アメリカ(米国)・バイデン政権は4月6日に、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊で多くの民間人がロシア軍侵攻の犠牲となっていたことが明らかとなったことに対する「追加の経済制裁措置」として、『ズベルバンク』や同4位行の『アルファバンク』も対象とすることを発表しています。
 
ロシア当局はキーウ近郊での民間人の犠牲をフェイクニュースと報じているようですが、悲しいかな人間性に潜むある種の愚かさ・弱さの一面を考慮すると、そうした悲劇が行われてしまったことは「事実」であると考えられます。

以下の映画では、「“命令”の名のもとに、普通の人間がいとも簡単に残忍になり、人格を崩壊させていくか」が描かれているとのことです。

※ちなみに、僕は『プリズン・エクスペリメント』は未視聴ですが、そのリメイク元となったドイツ映画の『es[エス]』の方は視聴済み(es[エス]は現在は絶版)。

それらの映画で描かれている世界一悪名高い心理実験「スタンフォード監獄実験」について色々と考えさせられたことは、現在も忘れずにいます(だからこそ、全ての戦争行為には反対です)。

「ロシアSWIFT排除」金融制裁措置に対する株式市場の反応への失望

ロシアのウクライナ侵攻の蛮行は、決して容認できるものではありません。

その点は誰もが同じように感じている点だと思います。

では、その蛮行直前・直後の世界の株式市場の動向についてはどうでしょうか?

ご存知のとおり、「ロシアのウクライナ軍事侵攻危機」のニュースの一報が報じられた直後は世界中の株式市場は一度、大幅に急落しました。

しかしその後、実際に侵攻が開始されて後直ぐに一旦、大幅に反発をしました。

その理由は次のような内容でした。

対ロシア金融制裁措置として懸念された「ロシアSWIFT排除」が見送られた点が好感され

その後も、「ロシアSWIFT排除」が一部の金融機関に対する限定的な措置であることが好感され‥という動きも続きました。

「いま」に始まったことではありませんが‥ 市場至上主義的な資本主義は、軍事侵攻という蛮行が行われているタイミングにおいてさえなお、「目先の金のコトだけ」しか考えていないモノ達ばかりがうごめいているようです。

ある親御さん1
でも‥ 株式投資などの世界は自分とは関係ないし‥
ある親御さん2
資本主義経済社会を変えるコトなんかできないでしょう?

という声もあるかと思います。

ですが実は‥ “自分たちの身近なところ” でも、「思わぬ投資」に意識していないうちに関与させられていたりする危険性がとても高いのです。

銀行預金が核兵器産業への投資につながる!?

日本の銀行が核兵器産業に投資した金額|三菱UFJ97億ドル,みずほ66億ドル,三井住友46億ドル,オリコ8億ドル,日本開発銀行3億ドル,野村證券2億ドル 画像出典先:月刊クーヨン2022年1月号より

こちらの画像は、クレヨンハウス社が発行している育児の月刊誌『クーヨン』の2022年1月号の37ページより抜粋・引用させてもらいました。

同資料にある「○○億ドル」という巨額な金額は、驚くべきことに以下の使われ方をした金額です。

2018年1月~19年10月に日本の銀行が 核兵器産業 に投資した金額

図をみてもらえればお分かりのとおり、誰もがその名を知る「大手銀行」の名前が連なっています。

地方移住をして田舎暮らし子育てをしている我が家の場合は、幸いなことに(?)それらの大手行が近隣にないので現在はメインとしての利用はしていませんでした(一行のみ引き落とし口座としてオンライン利用はしてましたが‥)。

でも‥ 以前首都圏で生活をしていた当時は、結構利用していた銀行もありました・・・

こうした情報を知ることがなければ、(微々たるものとはいえ)自分の身に覚えのないところで「兵器産業への投資」などに関わらされてしまうことが「ある」という「事実」には、十分に気をつけていきたい点です。

なお、上掲画像では読みにくい点があるかもしれませんので、以下に文面を引用・転載しておきます。

国際平和組織 PAX(本部:オランダ)は、世界各国の金融機関や投資家が、どの程度、核兵器製造会社に投資しているかを毎年調査、発表しています。それによると、上記の期間で、日本の金融機関も大きな金額を核兵器関連産業に投資していることがわかります。もともとは、預金などとして預かったお金です。

また、同36ページには、以下の情報も掲載されていましたので、そちらも引用させてもらいます。

2016~20年の間に化石燃料部門に投資した世界の銀行
折しも世界的に、地球温暖化をなんとか回避しようと、化石燃料の使用を抑えようとしているいま、大規模に化石燃料関連の事業に投資している金融機関を各国のNGOが監視しています。パリ協定発効の2016年以降に、巨額投資した金融機関トップ10のうち、2行は日本の金融機関でした。

【補足】
上記、引用箇所にある「2行」とは、6位の三菱UFJ(1,477億ドル)と8位のみずほ(1,234億ドル)です。ちなみに、1位~4位は全て米国の銀行。1位はJPモルガン(3,167億ドル)2位はシティ(2,374億ドル)3位はウェルズ・ファーゴ(2,233億ドル)でした。

自分たちの預金の「預け先」のこと、よくよく考えないといけません。

子どもたちの将来の環境を守るため、彼ら彼女らの命を兵器産業による危険に晒させないためにも。

おわりに

当記事を「書こう!」と思い立ったこの土曜日(3/12)は、休日ということもあり家族で映画『 Mr.インクレディブル』のDVDをみました(ここから数行は映画のネタバレ的な内容もあります)。

このジャスト1分の「予告編動画」の開始19秒の場面に出てくる悪役が、スーパーヒーローたちを倒すための “資金稼ぎ” として選んだのは「兵器産業・兵器の開発&販売」でした。

ご存知の方も多いと思いますが、同映画は法律でスーパーヒーローとしての活動を禁止された元スーパーヒーローの「Mr.インクレディブル」の一家を中心に、自分独りだけがスーパーヒーローとして世に君臨しようとする悪役を撃退することで、スーパーヒーローたちが自分たちの存在意義を改めて示すというストーリー展開となっています。

このファンタジー映画は、現実のリアルな世界においてもそうであるように、次のシンプルなメッセージを発信しています。

悪い奴らは
兵器と関わる

だからこそ! 兵器や戦争などの非人道的なコトに対しては、それに「関わるコト」も認めるべきではない

我が家の小学3年生の子どもも、そのことを感じ取ってくれたことと思います。

子を持つ親としては、子どもたちの未来をできるだけ守るために、たとえ微力であったとしても「まずはできること」を1つひとつ積み上げていくことが大切だと感じます。

週末に「家族で一緒に」映画を楽しめる幸せ・平和な時間を持てるコトに感謝して。

【補足】
この本のこともご存知の方は多いかと思いますが、先にふれた「資本主義経済社会を変えるコトなんかできないでしょう?」という問いに対する答え=アプローチ方法は、「新書大賞2021」で第1位を獲得したこちらの名著より探っていきましょう

上掲のオススメ本については、こちらの記事でもふれています
子供にはSDGsの教育を!親はSDGsを超え潤沢な脱成長経済を!

>【当劇場(ブログ)管理人より】

【当劇場(ブログ)管理人より】

当ブログ『あ劇場』は2020年11月に運営をスタート。
その前後2つの時期に、これまでの我が家の子育て・育児の方針や手法が「間違いでなかった!」と実証されたコトがありました。

★1つは塾なし家庭学習での『全国統一小学生テスト』の結果

★1つは「アトピーっ子」であった子どもの症状の劇的な改善

(1)の点は《子どもが本好きになるように育てる》の実践結果です。
小学3年生になって受験した『全国統一小学生テスト』の結果で「大正解!」との “お墨付き” を得ました。

参照記事はこちらより 通塾なし!全国統一小学生テスト春秋「国語偏差値70台」結果が示す親のできること

(2)の点は2020年8月頃にこれまでの様々な取り組みが一気に結実。アトピー性皮膚炎の症状が劇的に改善 しました。

参照記事はこちらより 続くアトピー性皮膚炎とのつき合い-ウィズコロナ生活と同様に

2つの成果は共に、小学生から取り組み始めても十分に効果があると思います。ぜひ当ブログの記事を参考にしていただきたいと思っています。

他方、より早く乳幼児の時期から取り組みを開始したのならば、より効果が高いとも思います。

皆さんのお知り合いに「乳幼児期のお子さんの親御さん」がいらしたらぜひ、我が家の成果をシェア・お知らせいただけたら幸いです。

当ブログの記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。