本日の主な話題は『教育環境の進化とパラドクス』について。
こうして字面をみると、随分と難い感じがしますね・・・
ですが実は、そんなことをふと思ったのは、子供と一緒に遊んでいた時でした。
ですので、まぁ、そんなに小難しいことを考えた訳ではないのでした。
晩婚パパの育児日記【2020年11月26日】
今日はあおばが学校から、図画工作の授業で自作した“工作作品”を持って帰ってきました。
事前に、学級通信で「大きいので、持ち帰りの際はご協力をお願いします」といったニュアンスの案内がされていました。
それで、僕の頭の中ではとても大きなイメージができてしまっていたのですが(ex.縦横1m X1m ぐらいの)・・・
実際はそれ程大きなものではありませんでした。
その話しをしたら、あおばにも笑われてしまいました。
と。
そうですよね。
小学校2年生が持ち帰ってくるものですからね、そんなに大きかったら「ご協力を~」ではすまないですね。
よくよく考えれば当たり前なのですが・・・
どうも、子供のことになると何事も、心配しすぎて(?)大袈裟に感じてしまう傾向があるような・・ 反省です(苦笑)。
あおばの学校では、授業で作った自分達の作品をしばらくの間、教室内や廊下に展示をしています。
その関係で、作品を作って直ぐには持って帰ってはきません。
1年生の時の持ち帰りのタイミングは主に「学期末のようだった」と記憶していますが、2年生になって作る作品の点数が増えたのか、今回は学期末前のタイミング。
最近、ここ1~2週の間に色々と持ち帰ってきています。
あれ・・?
と、書いてから気づきましたが・・
我が家は地方移住での田舎暮らしをしています。
それにプラスして更に、学級の人数が少ない学校を“わざわざ”選んだので、授業時間の編成が独特なのです。
“わざわざ”少人数学級の学校を選んだ理由や、その際のプロセスなどは今後、当育児日記のバックナンバー(過去の日記)記事の中でふれようと思っています。その学校選びのプロセスに興味をお持ちの方は、ぜひお楽しみに!
自分自身(父親的に)、「えっ?! こんなことできるんだぁ!!」と、とても驚きましたので。
あおばの学年は今のところ複式学級ではないので、国語や算数などの主要科目の授業は1学年での授業となっています。
他方、主要科目以外の科目、例えば図工や体育は、2年生と1年生の2学年が合同で、同じ授業を受けています。
なので・・
図工の授業は去年の1年生時も合同授業だったのです。
学年が上がって2年生になったから、作る作品点数が増えたわけではなかったのでした・・・(反省、再び・・)。
今日、持ち帰ってきたのは“切り絵”と“家の模型”の2点。
家の模型は、お友達と一緒に遊ぶための家(お友達ハウス)の模型です。
切り絵には、その作品についての級友などからの感想が書かれた付箋がついてました。
見慣れない名前の1年生の子による感想も、ちゃんとありましたね。
家の模型については、前々からあおばが、
と、いってくれていました。
その約束どおり、直ぐに一緒に遊ぶことになると・・
教育環境(=学校・先生)側の工夫・想いを感じた子供の一言
あおばは、自分用に自分のアバター的なモノ(ペットボトルの蓋)を持ってきました。
その蓋には満面の笑顔が描かれていました。
そして、もう1つ。
お友達役として、別の蓋も持ってきました。
そちらの蓋には、朗らかな笑顔が描かれていました。
(あおばが自分で描いた笑顔より、少し大人しめの笑顔が)
よくよく見ると、そちらの蓋にはシールが貼られていて、その上に顔が描かれていました。
その点に気づいた僕の口からは思わず次の言葉が、
するとあおばが、
と。
「ん?・・ どういうこと?」と思って、質問をしてみると。
先生がたが予め“お友達役用の蓋”を用意してくれていたそうです。
そして、ここからが 重要なポイント!!
なんと!!
授業前にその蓋を準備し教室の中に隠しておき、
といった類の言葉から、授業が始まったそうです。
と、僕が感心しているとあおばから決定的な一言が!!
スゴク楽しい気持ちになって、作るのも断然ハリキッちゃったんだぁ!!
と。
確かにそのとおり!
実際に作った作品も、細かなところまで作り込みがされていて、《楽しんで作った感》が随所から感じ取れました。
そして、とても感慨深い想いがありました。
子供の「楽しい!!」という気持ちを引き出すために先生がしてくれていた、“工夫と配慮”
その想いに対して。
本日の話はこの工作作品の件でしたが、この件に限らず!
先生がた、本当に様々な工夫をしてくれています。
子供たちの教育環境は、もう間違いなく、僕達の時代より遥かに、
「バージョンアップ・進化をしている!」 と感じます。
なのに・・・
国際的な学力テストの結果では、近年の日本の成績は揮わず・・・
その理由はいかに?・・・
このパラドクスの意味するところは?・・・
一昔前によく使われていたあの言葉、《モンスターペアレント》。
親の側、なかでも特に、
『父親側の育児意識の遅れ』にあるのでは?
ということを考えさせられました。
仕事での人材育成経験からの学びも含めて。
この点については、後日また改めて、詳しくふれてみたいと思っています。
本日の育児日記はこれにて。