【あ劇場©】へようこそ。
本日の晩婚パパの《コーチング的育児実録》の演題は【小学1年生の算数のノートと国語のノートのマス目は何マスがオススメ=適正か?】です。
つい先日、小学生の子どもを持つ先輩親(?)として、知人から次のような質問を受けました。
質問の意図は結局のところ、次の2つの点に集約されていました。
一つは、算数のノートと国語のノートは、それぞれ何マスのものがよいのか?
もう一つは、どんなノートの使い方がオススメなのか(小学校の勉強をスタートしたばかりの新1年生には)?
この質問については主に、以下の2点をポイントとして答えました。
一つは、当ブログで人気の以下の関連記事を参考に「適正なマス目タイプ」を。
もう一つは、実際にウチの子が小3の時に感じた “ある反省点” を基にした「具体的なアドバイス」を。
『ノート』は、最も身近で最も役に立つ「学習ツール」の一つ。
小学1年生のみならず、小学校低学年のお子さんを持つ方や近親者の方はぜひ、参考にしてみてください。
(※ウチの子は今春より、いよいよ高学年(=小5)になりました)
《本ページはプロモーションが含まれています》 【あ劇場©】へようこそ。 本日の《コーチング的育児実録》の演題は【小学校の国語ノートは何マスが適正?!小学3年生の我が子のケースでオススメを知る】です。 本日は、あおば(ウチの小3[…]
小学1年生の算数ノートと国語ノートには適正なマス目・仕様がある
画像出典先:適用学年一覧表 – ジャポニカ学習帳 – ショウワノート
上掲の画像は、それこそどんな親御さんでも昔、一度はお世話になったことがあるのではないかと思われる、『ジャポニカ学習帳シリーズ』の製造元による「オススメする適用サイズ」の一覧です。
注意していただきたいというか、アドバイスさせてもらいたいのは、メーカーさんが「オススメする適用サイズ」が、複数サイズであるのを「気にしないでいただきたい」という点です。
この点は、「算数のノート」も「国語のノート」も両方ともに同じなのですが、具体的な内容には異なる点もありますので、それぞれを案内しておきます。
結論としてはそれぞれ、
選ぶのがオススメ!
の一言だけなのですが(笑)。
算数ノートについて
こちらの画像は、「さんすう」の部分が “わかりやすい” ように、最初に掲載した画像の算数部分のみを切り出したものです。
注意点は、1年生の適正サイズとして「水色」に色付けされているマス目のタイプが、4タイプある点です。
具体的には、<6マス>,<7マス>,<14マス>,<17マス>の4タイプ。
ご覧いただければおわかりのとおりで、<6マス>以外はそれぞれ、小2から小4まで、マス目のサイズごとに適正な学年の欄にも色付けがされています。
既に皆さんご想像がついていると思いますが、ようは、<7マス>,<14マス>,<17マス>の3タイプも「小1から適正サイズ」の扱いとなっていますが、それは本来は以下の改編画像のように、《グレー》部分の表示が表の中でされているべきなのだと思います。
同じ小学1年生といっても、子どもにはいろいろなタイプがいるので、確かに文字を小さく小さく書くタイプの子もいると思います。
ノートの製造メーカーさんとしては、そういった点も含めたうえで、適正サイズに幅を持たせている点もあるとは思います。
ですが、実際のところの「各学年ごとのノートの適正サイズ」は、《グレー》部分の入った改編画像のサイズ、具体的には以下の各サイズと考えるのが適切なはずです。
各学年ごとの算数のノートの「最適正」なマス数
- 小学1年生は<6マス>
- 小学2年生は<7マス>
- 小学3年生は<14マス>
- 小学4年生は<17マス>
算数については、「小学2年生」と「小学3年生」の間で、とても大きな開きがあります。
このことはそのまま、算数科目の難易度がこの学年間で一気に「レベルアップ」することと、一致しているわけです。
扱う「桁」の数が増えることや、「かけ算」や「わり算」を本格的に学習することに、ノートのマス目のサイズも合わせてある、ということなのですね。
ですので、逆に言えばそのタイミングまでは、大きなマス目のノートを「ノビノビ」と使うのが「適正」と考えられ、オススメとなります。
国語ノートについて
国語のノートのマス数は、算数とは異なり、小4までのタイプ数が6タイプとなっています。
具体的には、<6マス>,<8マス>,<10マス>,<12マス>,<15マス>,<18マス>の6タイプ。
プラス、算数との大きな違いは、<15マス>と<18マス>の2タイプの「小1」の欄には色が「付いていない」点です。
この違いは、「数字」と「文字」の違いなのだろうと推察できます。
数字は結局のところ、「0」~「9」までの10種類のみを使うだけなのに対し(他に「+」などの計算記号も4種は使いますが)、文字はバリエーションが多彩なので、マス目のサイズが小さいと「書くのが難しい‥‥」と感じられてしまうケースが出てくる可能性が高くなる、という配慮が働いたわけなのだと。
国語のノートのマス目に関して、そのような判断(配慮)がされていることを考えると、やはり、算数のマス目についての「最適正」は改編画像のサイズと考えるのが的確となります。
また、同じように、国語のノートの各学年ごとの「最適正」マス数は、以下となってくると考えられます。
各学年ごとの国語のノートの「最適正」なマス数
- 小学1年生は<6マス>か<8マス>
- 小学2年生は<10マス>か<12マス>
- 小学3年生は<12マス>か<15マス>
- 小学4年生は<15マス>もしくは<18マス>
小1から慣れておくべきノートの使い方の2つの基本
画像はウチの子の小3時の「算数ノート」からの一例。
ここまで「小学1年生の」算数ノートと国語ノートの(最)適正マス数の確認をしてきました。
次に、「小学1年生から」慣れておくべきノートの使い方の「2つの基本」を確認しておきたいと思います。
その基本的な考え方は、「最適正マス数」の考え方と同じで、「ノビノビ使う」ということがベースとなります。
より具体的には、次の2つのポイントです。
- 余白をたっぷり取る
- らくがきOK!
なお、後者の「らくがきOK!」は、当記事の冒頭でふれた、“ある反省点” を基にした「具体的なアドバイス」と関係する内容となっています。
では、順番にみていきましょう。
余白をたっぷり取る
ノートを取る時は、「余白」をたっぷり取る。
この点は、「良いノート創り」の基本中の基本の大原則。
後で「振り返り」をする際に、余白が “たっぷり” 取れていれば次の利点があります。
- 見やすい
- 追加の書き込みができる!
なんといっても大きな「メリット」は、「追加の書き込みができる!」という点。
ノートを、学校での授業中に “板書を写しておく” ための道具として、その役目を終えてしまっていては大変「もったいない」こと、です。
ノートの本当の潜在力とは、「自分(=子ども自身)の可能性を大いに引き出してくれるツール」という点にあります。
より具体的には、以下の3点です。
- 自分の興味を広げるツール
- 自分の考えを深めるツール
- 右脳(=イメージ脳)の可能性を拓くツール
(1)と(2)の点については、ノートに余白を大きくたっぷりと取っておいたら、後から自分で書き留めた内容を調べたりした際に、その “深掘りした内容” をノートに「追加で書き足す」ことができるという点です。
「書き足していく」ことにより、興味がドンドン広がり、広がることにより考えを “より深めて” いくことができる。
たとえば、がり勉タイプではまったくないのに東大に入れるようなタイプの人は、小学校の低学年のうちから、自然とそういった感じの習慣ができていて、「学ぶ」こと自体を「楽しいこと」と感じていたのでしょう。
ということで、子どもが勝手にそのようになってくれるとよいのですが(笑)。
勝手になってくれるかどうかはなんとも言えないので、少なくともなってくれるような「“下地” を整えておく」ことが、親や周囲の大人が「やっておくべきこと・できること」なのだと思います。
とはいえ、そのことを難しく考え過ぎる必要もまた「ない」と思います。
まずは!
と、“シンプルに伝える” ことから始めておけば「よい」のではないかと。
ちなみに、この章の上に掲載した画像はウチの子の小3時の「算数ノート」からの一例ですが、ご覧のとおりで、超~大胆に余白を取りまくっていますが、その後に「追加で書き足し」をしたりも、まったくしていません(笑)。
でも! 「それでよい」のだと考えています。
まだまだ、小学校の低学年~中学年ぐらいの間は「準備期間」だと。
準備期間の内は、「余白を取る」ということが習慣化されていれば「それでよし」と。
子どもが自分から動き出すタイミングがくるのを、じっくり見守って待っていることこそが肝心!、それが「子育てコーチングの要点」だと自分に言い聞かせながら(笑)。
さて、もう1点、「ノートの本当の潜在力」として取り上げた(3)の「右脳(=イメージ脳)の可能性を拓くツール」としての利点に関しては、「余白をたっぷり取る」という点より、「らくがきOK!」の内容との関連性がより強い点になります。
らくがきOK!
ノートに「らくがき」をするということは一見、授業に集中していない証拠、と思えなくもないです。
確かに、論理的(=左脳的)な見方だけからすれば、そのとおりなのかと(苦笑)。
でも逆に、なぜ「らくがぎ」をしているかというと、それは頭の中で広がった “あるイメージ” を、「ノートに書き留めておこう」と考えたからではないでしょうか。
その考えは、漠然としたものだったかもしれませんが(というか‥大半はそうでしょうが)、たとえ漠然的だったとしても「能動的であった」という点については、評価できるのだと感じます。
というのも、この「イメージを膨らませる」という行為には、ものスゴク大きな「可能性」が秘められているからです。
たとえば、ご存じのように(?)、小学生に大人気!! のヨシタケシンスケさんも、もとはと言えばノートの隅っこに自分の脳内のイメージを描いていた「らくがき」が、あの数々の傑作群の原点となっているように。
その「イメージを膨らませる」という「右脳的」な行為が持つ可能性の大きさについては、『ノート』とは別の学習ツール(=そろばん)を対象にしていますが、以下の当ブログ内の記事で詳しくふれていますので、よかったら こちらの記事をご覧ください。
《本ページはプロモーションが含まれています》 【あ劇場©】へようこそ。 いま、『子どもの習い事としてのそろばんの効果』をテーマとする当記事をご覧の方はきっと、習い事を含め、“子どもの教育全般” への関心が高い方なのではないでしょ[…]
なお、『ノート』を主役とした当記事では、「らくがきOK!」とするのには、別の意味合いもあります。
それは、次の理由からです。
教科書や本なども
妙に神聖化しない
「らくがき」とはどこにするものでしょうか?
幼児のうちはそれは、“部屋の壁” もその範疇に含まれてしまっていて、いざ「らくがき」をされたら「なんてこった!」となったかとは思いますが(笑)。
ですが、さすがに小学生ともなれば “部屋の壁” はなくなってくると思いますが、いかがでしょうか。
そんなこんなで、小学生がする「らくがき」の対象物はやはり、「ノートや教科書や本」などになってくると思います。
確かに、本の中には「大切に綺麗なままにしておきたい」というものもあるかとは思いますが、そうした少数を除けば、多少汚されたところで“部屋の壁”のような実害は「ない」かと思います。
ポイントは、そうした “ちょっとした被害・実害” より、「妙な神聖化」のほうがよほど「デメリットが大きい!」という点です。
そして、その「デメリットの本質」というのは、なにより「不自由さ‥ 窮屈さ‥」にあるのではないでしょうか。
本来、「学ぶ」こと=「知らないことを知る」ということは、とても楽しいことのはずです。
「学習嫌い・勉強嫌い」という状態は、それが知らず知らずのうちにいつのまにか、「やらなくてはいけないこと‥」と、能動的でなく「受動的な状態(=やらされ感)」につながってしまったことにより “生じる状態” なのだと。
ノートや教科書や本も、「綺麗に使うべきもの」という妙な “足枷” をはめられてしまうと、とたんに不自由で‥ 窮屈な‥」対象となってしまうのだと思います。
つまり、「らくがきOK!」というのは、妙な “足枷” をはめないために、寛容的な姿勢を示すということです。
特に、「ドンドン『らくがく』をしないさい」と推奨しているわけではなく(笑)。
ただ、推奨はしなくても、「OK!」とすることは、とても「有益なこと」だと、経験上から言えます。
手前味噌ながら、ウチの子は、本を「おもちゃの一つ」として身近に感じるように育ててきた効果で、「大の本好き」となってくれました。
「おもちゃの一つ」の代償としては、図書館から借りた本を破ってしまったり、それこそ「らくがき」をしたりしてしまったため、代替品の購入をせざるを得なかったことが「数回あった」程度でした(苦笑)。
そんなちょっとした代償と比較すると、その「恩恵」は極めて大きいものとなっています。
「大の本好き」となったおかげで、好奇心旺盛で学ぶことを「楽しい!」と感じる気持ちが強く、学校の勉強は始め「学習」することに、常にとても前向きな子に育ってくれました。
一例として、以下の関連記事の例を紹介しておきますが、この『全国統一小学生テスト』も本人が、
と言ったので、腕試し的に受験をしてみたのでした。
どうも、ウチの子の感覚からすると、大手進学塾が主催する学力テストも「ちょっと難易度高めのクイズ本の一種(?)」的に感じているかのようです(笑)。
【あ劇場©】へようこそ。 本日,2021年06月20日の晩婚パパの育児日記の主な演目は【四谷大塚『全国統一小学生テスト』の結果診断レポート《君だけの診断レポート》】について。 本日は,先日(6/6・日)あおば(ウチの小3の子供)が受[…]
その一方、「反省点」としては、次の点が挙げられました。
上掲の関連記事は、小3の時に「初めて」同テストを受けてみた時の内容だったのですが、その際に一つ「気になった点」がありました。
具体的には、算数と国語のテスト結果の差で、原因は算数でケアレスミスがあったからのようでした(国語のできが凄くよかったということもありますが)。
で、算数の間違えた問題の復習を「やってみようか?」となって問題冊子を見てみたら、「ビックリ!?」なことがありました。
本番テスト前に過去問題の模擬テストを受けた時は違ったのですが、本番テストの時は、問題冊子に「計算式」が書かれていなく、よ~く見るとたま~に、スゴク薄く小さく書かれた式を消しゴムで消した跡が、かすかに残されていたのでした。
どうも、コピー用紙にコピーされていた模擬テスト冊子に書き込みをするのは抵抗がなかったようですが、真新しい “ピカピカ” の本番テストの問題冊子に書き込みをするのは、「いいのかな‥?」と、遠慮をしてしまったようでした。
初受験だったこともあり「もらえるもの」という知識がなかったことも、災いしたようです(苦笑)。
その反省を踏まえ、問題冊子に計算式を “ちゃんと” 書き込んで臨んだ次の同テストでは、算数の計算問題のケアレスミスはなくなりました。
この一件は、「不自由さ‥ 窮屈さ‥」という思わぬ&妙な “足枷” の「デメリットの大きさ」を、改めて痛感されられた出来事でした。
やはり、堅苦しさより「楽しさ・ワクワク感」や「ノビノビした気持ち」こそが大切ですね、特に子どもに対しては。
そのようなわけで、たとえば、「読書」と畏まって小声で言うとちょっと “高尚なニュアンス” が漂うところを、「本好き!!」と元気に言えば “敷居が低く” 感じられるように、ノートの使い方も、ちょっと「ラフかな?」ぐらいで丁度よいのだと思います。
らくがきOK! ど~んとコイ! ぐらいで(笑)。
おわりに
当記事は当ブログでは珍しく、ウチの子の実体験を主にする形ではなく、知人からの質問をキッカケとした内容にふれてみました。
というのも早いもので、つい先日めでたく「小学校入学!」と思っていたウチの子も、気がつけば今4月からもう5年生! いよいよ「高学年」に進級となりました。
と、楽しく頭を悩ませていたことを思い出します。
当記事では、その後のウチの子の現在進行形の4年間の歩みを振り返りつつ、『小学1年生の算数のノートと国語のノートのマス目は何マスがオススメ』かを、まとめてみました。
『ノート』は、最も身近で最も役に立つ「学習ツール」の一つ。
いよいよ「学校での勉強」がスタートする小学1年生の場合は、大事なスタート時期だからこそ、『最適正サイズ』と考えられる「大きなマス目」のタイプのノートを選び、ノビノビとした学習環境を整えてあげて欲しいと思います。
プラス、「らくがきOK!」をオススメとして。