【あ劇場©】へようこそ。
本日の晩婚パパの《コーチング的育児実録》の演題は【子供の自転車練習を2週連続でやってわかったコツ】です。
本日は先週の土曜日(6/5)に続いて,あおば(ウチの小3の子供)の自転車練習を「初めて」2週連続で行ってみました。
結論としては,「感覚を失わないためには間隔を空けないことが大事」というコトでした。
あまりにも当たり前のことですが(笑)。
そして,あおばが掴んだコツについての結論も,同じくとても当たり前のことでした(再笑)。
子供の上達のポイント・コツは親のコーチング能力にあり!?
冒頭から《当たり前》のコト・2連発で始まりましたが‥ やはり,「それはそうなの」でした。
今回は『自転車』ですが,自転車に限らず,物事が上達するためのコツとしては,次の2つの点は欠かせませんですね,やはり。
- 練習の間隔を空けない
- 習うより覚える(頭で理解するより身体で覚える・感覚を掴む)
この王道は,何も子供に限らず大人も同じだと思います。
その一方,大人の場合は自分自身の癖的なモノを既に自分でよく分かっている面もあるので,1)の点も2)の点も多少時間が取れなくても,経験を活かしてである程度はカバーできるかもしれません。
といっても‥ 僕は元来不器用なので,自分自身は正直あまりできませんが(苦笑)。
他方,子供はまだまだ自分自身のコトをよく分かっていないですし,いい意味でそんな癖的なモノもついていない状態です。
ですので,1)の点さえシッカリと親が時間を取ってあげれば,2)の点は黙っていても,ちゃ~んと結果が付いてくる。
本日はその点を改めて,実感したのでした。
何につけ,子供にモノゴトを身につけさせたいのであれば,親の《機会・頻度のマネジメント》が大切。
その点を,親がちゃんとコーチングして整えていくことがポイント・コツである。
ということを再実感したのでした。
では,1)の《機会・頻度のマネジメント》の具体的な内容を,前々回・前回の自転車練習時の内容と比較してみてみたいと思います。
自転車練習時の比較:《機会・頻度のマネジメント》の観点を主に
以下の表は,前々回・前回と今回の自転車練習時の内容の比較になります。
比較項目 | 前々回 | 前回 | 今回 |
---|---|---|---|
【練習間隔】 | 半年ぶり以上 | 約3週間 | 約1週間 |
【練習時間】 | 約1時間半 | 約1時間 | 約30分 |
【転倒回数】 | なし | なし | なし |
【練習時の装備】 | 膝あて・ヘルメット | なし | ヘルメット |
【練習開始場所】 | 芝生の上 | 舗装路 | 舗装路 |
【練習終了場所】 | 舗装路 | 舗装路 | 舗装路 |
前々回:【成功or失敗?】芝生の公園で子供の自転車練習をしてみて
前 回:芝生の公園でも「敢えて!」舗装路で子供(小3)の自転車練習をして
ポイントは何と言っても,【練習間隔】 。
自転車練習については,練習と練習の間隔が《1週間のみ》であったのは今回が「初めて!」でした。
すると, 前回の感覚が,あおばの身体にシッカリと残っているのですね,やはり!
そのおかけで,今回は【練習時間】は短かったのですが,上達の度合いはこれまでで「1番!」でした。
具体的には,自転車練習の最大の課題と感じている《漕ぎ出し》面で大幅な進歩がありました。
上掲の表のように,これまであおばは自転車の練習において実際に《転倒》をしたことは「ない」のです。
ですが,それでも難関となっているのは《転倒に対する恐怖心》。
この《転倒に対する恐怖心》が薄らいできても,練習間隔を空けてしまうとまた,その感覚が蘇ってきてしまいます。当たり前ですが(笑)。
前回薄らいだ感覚を残したまま,今回の練習に繋げることができた点が,やはり「よかった」と感じます。
【練習時の装備】で,ヘルメットを再度したこともよかった点だとは思いますが,それより練習間隔が短かった点がより有効である点は,あおばの様子を見ていて明らかに感じられました。
今回の練習時は最初から,《自転車に乗れている感覚》が初めから結構ありましたので。
習うより覚える|子供の上達のコツは子供自身が気づくコト・掴むコト
練習頻度を上げたため,《転倒に対する恐怖心》が大分抑えられた状態のまま,本日は自転車練習に入っていけました。
一方,これまではその気持ちがあるため,《漕ぎ出し》練習をしていても,漕ぎ出した後に直ぐに,どちらかの足を地面に着けてしまうのでした。
ところが! 本日は1度! ちょっとしたキッカケであおば本人が自分自身で漕ぎ出した後に両足を自転車のペダルに置くことに成功しました。
「1度それができる」と,後は大違い。
それをキッカケとして,後は何度も同じように,漕ぎ出しをした後に両の足をペダルに掛けることが大分できるようになりました。
ここまで来ると,後は「独力で自転車に乗れる」という当面の最終目標も,かなり近づいてきた感覚が出てきました(嬉)。
もう少しですね,きっと。
やはり,子供の上達のコツは,言葉で色々と指導されることより,子供自身が自分でそのコツに気づくコトができるかどうか,掴むコトができるかどうか,によります。
それが,一番の近道であることは確かなようです。
であるからこそ,
コーチングが正解!
||
教えるより
導くが正解!
となりますね,やはり(笑)。
おわりに
本日は,「教えるより導くが正解!」を示す具体的な事例もありましたので,最後にそのコトにもちょっとふれておきます。
あおばが漕ぎ出しの後,両足を上手にペダルに乗せることができるようになった姿を見て,ママがあおばのことを褒めよう・励まそうとして,何度か次のように言っていた時でした。
すると,あおばは
イライラしてくるから~
と。
あおばには以前からちょっとアマノジャク的な面もあって,というか一人っ子で褒められ慣れしているから(?),褒められることに対して “ちょっと引く態度” を取ることがあります。
今回もそんな感じではありました(苦笑)。
すると,
と,少し憎まれ口を利きながら,自転車のペダルをいっもより少し力を込めて漕いだようでした。
すると‥ いつも以上に勢いよく「スススス~ット」進んで行ったのです。
( ※この件については以下に「後日談」あり)
あおばは,その様子を自分自身でもシッカリと感じていて,
と言って笑いだし,次のような言葉を続けたのでした。
とのリクエストが入りました(笑)。
今のところ,当ブログの1番の読者はあおば本人なので,その1番のブログ愛読者からのリクエストを受け,本日の記事の1つを『自転車の練習』の件にしました。
リクエストに応えたのだから,次回の自転車練習も頑張ってね!あおば!!
というわけで,本日は前回のブログ記事の締めに書いた以下の内容を,ちゃんと実行できたのでした。
次は2週間以内の再挑戦を目標としようね,あおば!
よかったです(笑)。
【後日談】プラスもう1つのコツ《ジャイロ効果》
前述の、あおばがちょっとイラっとしてペダルをいつもより「強く漕いだら」自転車がいつも以上に勢いよく「スススス~ット」進んで行った件。
親御さんなら誰でもが「それはそうだよね」「自転車ってそういうものだから」と感じることだと思います。
ですが‥ それはあくまでも、これまで何度も自転車に乗って、そうした体験を積み重ねてきたという「下地があってこそ」そう感じられるわけです。
その感覚を、「自転車に乗る・乗った」という経験がまだ無い子供に理解してもらおうというのは、相当難しいコトなのだと感じます。
その疑問に対する1つの解答として、《コマの回転》を喩えに説明する という方法を提唱したいと思います。いかがでしょうか!?!
より具体的には、「ジャイロ効果」について、「コマ(独楽)の回転の様子」を基に説明をする、ということです。
こちらの新聞記事の内容のように。
画像出典先:朝日小学生新聞 | 朝日中高生新聞 朝日小学生新聞[2021年12月14日付け4面記事]より
こちらの画像は、「朝小」こと朝日小学生新聞の今年・2021年12月14日付け4面記事「科学やってみよう見てみよう」コーナーの内容です。
中段に太字で「動いているほうが落ちつくんです」と強調部分があり、その下に《ジャイロ効果の具体例として「コマ」の事例などの図解》があります。
そして、図の左下には以下の一文がありますので引用します。
ジャイロ効果を利用したものは、こまだけではありません。身近なところでは自転車もそのひとつです。走っている自転車は乗る人の身体が少々かたむいたぐらいでは転びません。ジャイロ効果がはたらいて、回転するタイヤのじくを横向きに、つまりタイヤが立つようにたもっているのです。
いかがでしょうか?
「コマ」で遊んだ経験であれば、多くのお子さんが持っているかと思います。
また、「コマ」で遊んだ経験があれば、次のコトを理解していると思います。
- コマの回転の勢いが「弱い」とコマは直ぐに倒れてしまう
- コマの回転の勢いが「強い」とコマはなかなか倒れない
そのことを自転車に置き換えて説明すると、自転車に乗った経験がない子供でも感覚的にス~っと理解しやすいのではないかと思います。
(1)の状態が自転車のペダルを「弱く」漕いだ場合の状態。
(2)の状態が自転車のペダルを「強く」漕いだ場合の状態、と。
子供との自転車練習の際に、こちらの「喩え」を試してみてはいかがでしょうか。